ここが灰色の地点なら
向こうは向日葵が咲いているのだろう
ロウソクを落として、文字を書いて
猪のように走ってきたもんで
疲れちまった

大事な何かをそろり、
そろり、と運んでいるうちに
 ....
電気を消すと鱗雲がよく見える
ぬいぐるみの中は禁断だったけど
青い吐息をまた 水差しへ逃がしている

,---
きな粉をまぶした様な
つまらない瞳の輝き が
私に写った彼の全てであり
 ....
コケまみれを払ったら夢が汚れた
ぷしゅ ごー が 耳で回る部屋
社会の敵でもなく
社会の悪でもなく 空気の
僕はプルトニウムで
人間辞めてしまいたいな

缶コーヒーに脳みそを移植すれば
 ....
70、いや、80、頃だろうか
しわくちゃの手をそっと
かさねて 思い出そう
今どき?と思われてもいいから
一眼レフで写ろう
靡く髪から少しだけ 保乃香の匂い

ハイスピードで駆ける原付
 ....
吹き飛びそうな夜景に
意識を委ねて 黄昏ている キラキラ
眩しい雨を帯びた 人生の海岸を踏む

言葉が宙を舞って 振り返る隙もなく
嫌われて ていう妄想ばかり 宙を漂って
結局今何もしてい ....
「私の事を、愛さないで下さい」
帰らない山彦が
その吐息の密度を濃く 豊かに変えた
純白の寝室 貴方のつたう涙に、
少しだけ 少しだけでも触れたかった

微々たるくすみだけで
手入れの ....
この世界は 炎上だ 成り立っているもの
それはほのお。 おかしくて良い
ゴミの臭いがきつい ほのお 力頼らず
溢れる良点焦がし 小さなスキをつつく
ただひとつ

光と影 だとかいう 在り ....

私は詩人ではない。
詩人としての体位に既に私はない。

あの時
ある一葉の詩を見て、詩を書き重ねて、重ねては消して、そしてやっと見つけたある意味での「答え」をネットの詩投稿掲示板 ....
緩いフタを開けて ほんのり取り出す
ベルマーク 小さな頃の 指紋が張り付いている。
山のような捨てゼリフ
体のドラムがビートする。
真空管のジオラマへ また出掛けよう
金ピカの オルゴールの ....
ここ は
未だに見た事が無い場所 で
す。歩道の ちょっとだ け外側で
はそ
れはそれ は ブンブン
とペーパーが 掻き鳴らして いますの で
掻き鳴らしてますんので
でぼ くはか ん ....
ハヤテのように
どこへ行くのだろう 水滴
が ぽよんぽよんと ながれる 景色 を
を み て
あれ わたしは 何処へ どこへ
貝殻にサヨナラと ど うして
かかれていたの の 明日じゃない ....
仄かに湧き出た 命の火が
脳へ移り棲み 考えた

誰もかれもが荷車に乗り
身体という砥石で
視界を研ぎ続けていたのかと

焼けこげ始めたマインドコントロール
小指から徐々にパラパラ
 ....
掻き鳴らすんだ 俺のギター
指が千切れるほど

強く 強く 強く

振り返れば何処にもいない
あぁxxあ、xxあぁあxぁあ

蛍の羽音が鋭く聞こえ
それは悲鳴だった

紙だらけの ....
ゆらり、ゆらりゆらり

歩いて

ぼくがぼくが

ぬぼーといえば

ぬぼーと返す
わが奥さん

するどい牙
たくましき足
殊勝なオトコ

だけどぬぼー
ぬぼー
奥さん ....
際で止まったストレスを
無残に吐き出した夜
ぽたぽた焼を手に取り
不意に泣き出す

ニコちゃんマークをもよおし
吐瀉物がHAHAHAと消える
ただ笑うだけの生き物を
考えもせず嗤う
 ....
‪斜め70度のバス停に立ち‬

‪しかしどこにも行けぬだろう‬

‪おもむろに砂利を頬張って‬

‪陸の藻屑を眺める‬


‪布団に横たわっていた‬

‪君のちゃちなぬいぐるみや ....
じーっと

じーっとしている

じー

皆がうるさくとも

僕はなんだろう、まるで、なんだろうまるで、、

うーん

なんといえばいいのか、

なんだろう。まあ

うー ....
ぐらあと、
ふらあと

ただ私はへこたれず

美人を、他人と争いました


鏡の私が左から

勢いよく右へ

鏡は後ろ側へ回り込んでいました

鏡から出てきた私は

そ ....
微かに匂う血の雫
僕は目覚め…

身体中をダニ
ダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダニダ

私は死んでいた。
 ....
波打ち際に僕は佇んだ

俺の口元はオヤジのそれであった

おまいら、馬鹿みたいに、、、

そして彼は何処かへと消えさせられる。


ある時は彼は暗い箱の中

またある時はギラギラ ....
橋の向こうの

躊躇いの波音の隙間

流れゆく煙の外れに

眩いばかりの船が1隻

ゆらり

ゆらりと

日が沈むように消えていった。


耳につく

騒音と喧騒は、 ....
レモンよ

お前はどうして

人を殺めるほどに明るいのだ

私の胸の中に溶け込んで

明くる日も明くる日も共に暮らさないか


レモンよ

だけどひとたび中身を開けば

 ....
おおきななぞなぞ
振り出しとにらめっこして
解き明かしたら

天国でパーティが
開かれた



クジラの群れの中

彼はただただ優秀だった

だけど、いつも地下道で

心 ....
山盛り憂鬱朝食を

1食抜きにして

人の謗りを尻目にしながら

ぐるっと坂道を駆け抜けた

それがはじまりだった


(天才だって
凡才だって
人生はすべて誠意次第)

 ....
この文明地獄の街中で

僕はなんとか立ってるよ


いくらかふらついたけど

ほらこうしてたっているよ


君らは満足気に

ペンシルのひとつやふたつ

かざしているんだけ ....
子供の頃に買った

絵本の片隅に逃げても

それでもまだちょっとたりない

消しゴムでかき消したいけれども。





ほら。

いくよ。


だってしょうがないじ ....
ジングルベル ジングルベル
恋人達のクリスマス
神も仏もないクリスマス

余計なノイズを入れないで
雪も2人のためのもの

(外の十字架が我を忘れたら
すぐに教会のイルミネーションにな ....
ちょっとミステリー もっとホラー
進化していくから
パッと浮かんだ 文字がたくさん
誰にも見せられないけどね


そして人は進む ゆっくり歩いていく
焦らなくていい 投げつけられてもいい ....
ダンスの時間

トランポリンのように

宙を舞う頬は二重線で尽くされて



切り替えられた番組



道化師は笑う



捕まっていたいのかもね



銀色の ....
ふじりゅう(89)
タイトル カテゴリ Point 日付
枯葉自由詩018/12/10 15:44
愛しのサチコ自由詩0*18/12/9 14:53
歯車ギギギ自由詩018/11/23 16:08
紅葉を眺めながら自由詩0*18/11/19 22:33
蜂蜜自由詩418/10/27 8:52
体温自由詩118/10/26 22:17
人で遊んだ自由詩018/10/25 17:58
『藤井龍平の肉迫』より。自由詩118/10/21 16:37
瓶詰めのベルマーク自由詩018/10/4 15:25
灰の様なこころ、灰のようなこころ自由詩118/10/3 15:38
ハヤテのよう に去った君は、あ れそれれはぼぐの な ではな ...自由詩018/10/2 15:12
零れ落ちた灰を自由詩1*18/9/30 14:25
俺のギター自由詩018/9/6 22:08
マンモス自由詩118/9/1 0:01
Ha・Ha・Ha・自由詩018/8/31 22:44
誰の罪状自由詩018/8/9 16:47
何かを見ているくぼみ自由詩118/8/4 13:20
ピルエット自由詩118/7/27 23:14
ダニ男の知られざる述懐自由詩018/7/19 18:30
缶コーヒー自由詩118/5/19 22:11
遠くで船がゆく自由詩217/12/31 10:18
レモン自由詩117/12/19 11:54
マンホール自由詩117/12/16 17:30
《ある男》自由詩017/12/15 11:39
文明天国自由詩117/12/14 17:08
シクラメンは春まで待っていて自由詩017/12/13 17:02
とある男と日本自由詩017/11/30 14:00
そして人は進む自由詩017/11/29 13:53
銀色のしぶき自由詩017/11/27 16:17

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