あの頃ぼくは口径20㎝の反射望遠鏡が欲しかった
土星・木星・プレアデス・アンドロメダ… etc
銀河鉄道に憧れて
遠い 遠い{ルビ宇宙=そら}を観たかった
当時はバイトをしても貧しくて
とて ....
大勢があやうくかたまり
習慣がかれこれ砕けた
散大した瞳の階層で夕の切っ先に
それぞれ立ち 馬のように挽かれた

あなたはふと骨牌は懐にて
まるみのある弧を失えると知った
噴水のとびこし ....
藍色の悲観主義が窓枠と一緒に錆びてる、デカダンスは周回遅れだ、何かを突き詰めて探そうとすると必ず時代遅れだと揶揄される、連中はどんどん頭を使わなくなっているのさ、初見で判断出来るものだけで現代社会 .... 色づいた
赤とんぼ
鮮やかな

命が首をかしげる
小学1年の頃だった
学校帰りの途中
特別な場所が幾つかあった
大きな桜の根元の穴
上水に架けられた橋のたもとの石柱
踏切の横に立つ慰霊碑
ぼくはそこに綺麗な石を一粒ずつ置いた
意味もなく ....
手を差し伸べてくれた
あなたを忘れない

今日花瓶の中を覗いたらね
水が底までからからだったのよ
花を指していたんだけど
水を取り替えていたんだけれど
不思議なことがあるもんね

そ ....
野原の木の下 影になった所に
座って休んでいた あなたの足元
楽しそうな ある日の雲が
ゆっくりと流れる おひさまが見ている

喜びには 眠るだけ そっと置かれた花瓶
目が覚めたら 彩られ ....
今日もおばあちゃんと折り紙で鶴を折る
最初に三角に折るところから
おばあちゃんは折り方を忘れてつまづいてしまう
だからまた折り方を教える

だめだねえ
弱々しく笑うおばあちゃん

毎日 ....
  

いま、短歌投稿して想ったんだけど
なんか、私、そろそろ短歌、
寡占しそうな勢い。

ホント、な〜んにも考えずに書けるから
いくらでも書けるんだよね。

それが許される投稿 ....
詩もそうだ。
ただだからこそ価値あるものを
絵画でさえ価値が認められたなら
何億もの値がつくというのに
詩にはそれがない
職業詩人になど超幸運な星のもとに生まれた人にしかなれない。
パインサラダにするレタスをちぎり
水に反射した光をそっとボウルに散らせる
どうということもない休日の終わり
新しいドレッシングの蓋を開けた

レモンピールが見えなくなるまで刻み
胡椒とクル ....
夏の遠き
記憶の残照か

闇の粒子掻き分け
兄に導かれ辿った森の

深奥に闇の明けゆく朝焼けと共
カブト虫やらクワガタやら

幹の蜜をじっと吸い込み黒々艶めくを
発見した瞬間のオド ....
おれらのマミーはすっかりダミーでどれが実母か実像ぼやけちゃってる
あっちじゃ酒マミーれ、こっちじゃマンマミューズ、そっちじゃ年じゅー夏休マミーさ
オウ! 擬態にあけくれるヒビとヒビ割れるマミーの愛 ....
ひらひら
一反の布が飛んでいく
くるくる
ドーナツ追いかけて穴に落ちた
軍隊みたいなとこだったよね
分別を検討してから購入される家具
家庭裁判所で正常を望み続ける人
水晶と塩の売人
バ ....
観葉植物の苗木を見ていると
少し元気が出る

水のやりすぎなんだか
不足なんだか分からないけど

ちょっと枯れてる所と
すごく伸びてる若葉があって

(同時にそれが起きてる?)

 ....
カーテンあけて世界に接続する
わたしの内燃機関
26℃の冷房
うす青い朝を映す窓は
精巧なディスプレイか、鏡か
夏の桜並木
二車線道路を過ぎる車はまばらで

幾世代も巻き戻す夏、
セ ....
輝き続けよう 自由のために
輝き続けよう 明日のために
輝き続けよう なにかのために
輝き続けよう 誰かのために

そんな白けた顔をしないで 愛し人、そばに
ホンの小さな 夢があればいいさ ....
底抜けの淋しさにあてるために
壊してもよいおもちゃを探してました
そこへ来てあなたが、
きちんとあたたかいものをお食べよ。などと言えば
てきめんに恋をおぼえます

見覚えのある言葉が
 ....
本当は、特段何もしないでいいのだけど
かたちだけ、きもちだけ、
余った障子紙、半紙や和紙をちぎり
膨らませた風船に溶かした糊を刷毛で塗り
ペタペタ貼ってまた塗って
重ねて塗って乾かす
風船 ....
にわか雨は上がった。その暑さは雨のせいか比較的やわらいでいる。空はもうすっかりとあかるい夏の水色になって、住宅街はとてもおだやか。そんななんとなく緩慢になる午後に、いくつもの陰りがついた。とおくの方で .... まくらを持ってる
すべての音を吸い込むまくら
まくらとどこへでも行く
市場、裏道、廃ビル
寂しいとき抱きしめると暖かい
まくらが泣いてるときはぼくが撫でてあげる
それで朝まで抱きしめ続ける ....
まだこの心の中には何もなくて
本当に与えられるべきだった
大事なことを何も知らない

私が見るものの全てを否定するから
あなたは新しく世界を造って

生きていけなかった命たちのために
 ....
神がこの世をつくったなら
神は闇の支配者で
拷問より愛を叫びたくて
恋をしたくて

闇の支配者の光に立ち竦んで
叱咤激励されて

幸せだった頃の夢を思い出す
空想でよく我が子と語 ....
きつい今現在
全部投げ捨てたくなる
消えてなくなりたい
あゝ
嗚呼
苦しい
夕日は沈む
朝日は昇る
それを繰り返し
いつか景色は変わる
かもしれない
それを信じながら
今日を生 ....
就職転職、絵に描いた餅のような人生を歩んできた人々
どんな人生も波瀾万丈。ならずとも、一癖二癖、なくて七癖
ここにきて停滞。伸び悩み始めたニッポン
原因不明死亡者激増、自殺者急増、倒産破産
そ ....
モントルーのボンゾ、
小刻みに大胆に
内なるキリスト
打ち刻み呼び起す
断ち切り横殴り
人の覚めた意識を
更に明るませ
白銀の視界へ
林立する黄金に
発光スル群れ数億、
混沌鉄火の ....
 たとえば
 /むきだしの内臓
 /メモワールの墓標
 それなりの垂移にSpinを捧げる

  この『たまらなく はがゆいうた』

 あなた自身を映し出すわたしの瞳が存在を憶えているから ....
一本の樹の中でうわさが広がった
灰の幕屋は綻び 
沈黙は決壊する

降り注ぐことばがことばを
地に開く波紋が波紋を
打ち消し合い 相殺し
延々と生と死を被せ合う
その声は群れ
ずれ重 ....
鈴虫よ、
そのささやかに響きわたる、
きわめて細い、
澄んだ高音のさえずり、
そのガラス質のように薄い二枚の羽で、
涼しい夜をさらに涼しく研ぎ澄してゆくもの、
君は、まるでまだまだ音を出す ....
調律は? A

ほんとに翔べる? ちゃんと高く
 そこは正統 だからたぶん
 翅が乾くと 生きていられたら

そうね、夢から覚めたら 脱ぎおわるよ
 よかった 言い伝え通りで そら

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
レタス5*24/8/15 22:57
フィールド蕎麦屋の娘124/8/15 22:50
チューニング・ライフホロウ・シカ...2*24/8/15 22:06
※五行歌「命が首をかしげる」こしごえ9*24/8/15 21:34
聖地レタス4*24/8/15 21:21
汗と涙を流してよん10*24/8/15 19:42
浅い光1*24/8/15 19:41
折り鶴724/8/15 19:10
短歌秋葉竹024/8/15 19:03
ただほど高いものはないというが三木ワカメ024/8/15 18:17
パインサラダsoft_m...1024/8/15 16:04
この沸騰の夏日に(改訂)ひだかたけし524/8/15 15:47
病におかされちゃってもダミーのダメージにマイっちゃダメーさ( ...菊西 夕座2*24/8/15 15:04
蛸壺凪目124/8/15 13:32
観葉植物ゆめ224/8/15 11:27
完備 ver...024/8/15 10:20
新しい日々鏡文志224/8/15 7:27
玩具はるな224/8/15 0:06
ささやかな夜唐草フウ5*24/8/14 23:30
祭囃子本田憲嵩7*24/8/14 22:54
あっちむいてほい凪目424/8/14 22:09
炎帝ゆめ224/8/14 20:20
呟き由木名緒美024/8/14 19:48
消えたくなっても5*24/8/14 18:52
僕たち、まいっかあ族鏡文志224/8/14 18:19
時の打刻、*モントルーのボンゾひだかたけし424/8/14 18:14
ひどくもろくみえずらくさわれないものあらい124/8/14 16:45
感光/残滓ただのみきや2*24/8/14 14:07
ヴァイオリニスト・鈴虫本田憲嵩424/8/14 12:57
soft_m...324/8/14 11:16

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