渚に書いた君の名前は波にのまれ潮風とともに去っていった遠い夏の日

生き物は真実のなかで生きていたのだけど、人だけがなぜだか知らないけど、言葉によって創造世界を作り上げ社会をつくり今や全地球をすっ ....
 薄緑の歩道橋の真ん中で
 さざめく街の空中で
 立ち停まっている女を見た

 遠目で黒い日傘の女をみつめていると
 眠くなり汗がじわっと体を包む
 街の建物の間を
 車が川のように流れ ....
ぼくのヒフの内と外

外側は広くて、大きい

賑やかな世界

内側は見ることも

覗くことのできない

想像するだけ

ドキドキ

ゴックンゴックン

スーッとスー ....
水滴が、いた
密と疎の成熟を強く支え
きゅっとゆるむ
ゆうまぐれをくずした
罫線はぢくかな

はつぎわにきくが、綾なすしづくは
とじた後にも、しんかしかいの端に
のぼるようなものぶ ....
○「命の営み」
虫たちは
虫たちで
自分たちで生きて
命をつないでいる
鳥たちは
鳥たちで
自分たちで生きて
命をつないでいる
魚たちは
魚たちで
自分たちで生きて
命をつない ....
差別と区別とは

そうかそうか
狂人の言葉が
そんなに自己防衛に役に立ったか

人の間に垣根を作るな

これ、もと垣根を作ったのはやはり精神科医
鬱Ⅰ型 鬱Ⅱ型
珍型 穴型 誤型
 ....
午後になった
扇風機をとめて
水を届けに出かけた
ひび割れた路面と短い影
歩く時も俯く癖があった
草刈の辺りで風鈴売りとすれ違う
音、聞いたのだからお代を、と
干からびた掌を差し ....
月夜の晩に子ぶたが踊る
ぷひっ

ぐるぐるぐると
あっちの群れは右回り
こっちは左
マスゲームも真っ青に
子ぶたがダンス
ぶぅぶぅぶぅぷひっ

何を願掛けしとろうかい
もっと餌を ....
誰が言ったか知らないが
 言われてみればそんな気がする

            森田一義

  ※    ※    ※

女は言った。薔薇よりもあのマンションの方が良かったわ。と、
 ....
叢雨を
なぎたおす
台風の来ない
窓へ

風が吹くとき

それでも
窓を叩く音が
隙間から染み込んで
砂が石になってゆく

秒針を
あわせようとする
ちくたくと
この指で ....
高きから低きへ
流れるように


憤りの前の

ため息


それほど


無知に対して

知っているふりを

振りかざせるなら


水はいらない

勝手に
親だから

 ....
最後に自分の頭をぶち抜くみたいな

生き方はしたくないな


くそビート二クス




思いつたことそのままに
弱い
自分を
弱いと
認める
ところから始める。ああ
ある人がこう言ってくれた
自分の弱さを自分で認められる人は
ある意味強い人だよ、と

人は変わる
人のこころも変わる
変わら ....
自然公園には干乾びた人々の夢が沢山落葉に埋もれていて今日の俺の漠然とした恐れもそのひとつとして零れ落ちていく、時折灰が降るような音がするのはそいつらが騒いでいるのか、午後は痴呆症の老人の笑みのような幸 .... 郊外に
佇み居る
きりすとさん
白銀の輝き帯びる
出で立ちにて、

今宵を照らし出し
いよいよ真白く微笑む満月の
太陽に自らを委ね明け渡す折図り
夜明けの空海✠から地平に沈み
濃密 ....
暗がりに獣が潜む
何にとびかかる
無用なことさ
益はない

日の下で
明るみに出せば
無用な怯え
確実に仕留める
その悪の心

Please god
Be happy
Fro ....
どんなに食っても俺は不満だ
どんなに食っても俺は不満だ
どんなに食っても俺は不満だ
どんなにファックしても俺は不満だ
どんなにファックしても俺は不満だ
どんなにファックしても俺は不満だ
そ ....
水晶を通してみえる感じの朝の陽光
部屋から不純な悲しみを洗い去ってくれる
そしてあとには真っ白な夢だけが残る

カラスが一羽飛んでいってしまった
一鳴きもせず
不幸を私から連れ去るよう ....
コンビニに明かりがついている
営業中
飲み物を買う
お金を払って
釣銭貰う
ありがとうございました
外の闇は黄色い月を浮かべて
雲のドレスに恥じらいかくして

わたしはいっかいも愛し ....
夏休みがくる

あの子がいますように

いや、いませんように


毎年 祖父母の家で暮らす夏休み

解放される天国の季節

いつからか

夏休みに必ず出会う少年

透き通 ....
俺も感情的だから
人の事にそこまで言えないが
誰かを支配しようとはしていない
あんたの感情的は誰かの反応を
心待ちにしてのこと
おかしくなって常軌を逸したんじゃなくて
常軌を逸したふりで人 ....
悪人芳香経(あくにんほうこうきょう)

――現代悪人正機説・匂いの経――



第一章 悪人香義譚(あくにんこうぎたん)

聞け、衆よ。
悪をなす者こそ、よき香りを放つ。

善 ....
いや、ウソでしょ?、それ
わかってるから、それが
芸術的修辞で
生活上の弁明であることは
きれいなメロディに
扇情的な歌声で
それっぽいこと言ってれば
いいねって言われるかもしれないけど ....
下から見上げる近くの虹は巨大なアーチ
遠くに見える小さな虹は小さなリング
もっと離れれば雨水のあぶく
一転
薔薇の色は多彩血の色は赤一色
ひたすらに薔薇の破片を足で踏む
我々は虹に興味はな ....
そんな顔をするんだ
他の人と話す君
僕はそっと寂しさを隠す
手持ち無沙汰に
じっと耐える時間

ああ
こんな自分が
夢の中まで支配する

愛されていれば
それでいいじゃないか
 ....
失敗した
悪いことをしてしまった後で私は
シャワーを浴びて体を洗う
汗や埃を流して
自分がキレイになると
やり直せるような気持ちになる

成功した
悪いことが上手くいった後で悪人は
 ....
アレしなさい

コレしなさい

ソレしなさい

アレしないと

コレしないと

ソレしないと

アーしないと

コーしないと

ソーしないと

ソウコウシテルう ....
今この瞬間より
いつも今この瞬間から
己の抱え続ける因果の宿痾
自らの内なる畏怖すべき呪い
自ら闘い続けることを誓い
更に深く認め識らんと
此の世に己生かされ在る際に
再々度、対象化の俎 ....
裏返ってるヤツは、死んでいる

うつ伏せのヤツは、鳴いて飛び立つから注意

なんとなく
そんな風に教えられてたのかな?
いまもそう想ってるよ

でも

いつもの朝の散歩中に
 ....
凍った薔薇の花を破砕するのは罪
凍った薔薇の花をそのまま盗むのは罪ではない
夏季限定のF市の市条令があるのに
薔薇の破片を踏んで血を流す人々がいる
宗教のはじまりはおよそこのようなものだと
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
渚に書いた君の名前足立らどみ5*25/8/10 13:19
歩道橋リリー17*25/8/10 12:30
ヒフ多賀良ヒカル125/8/10 11:54
溢影(イツカケ)あらい2*25/8/10 11:29
独り言8.10zenyam...2*25/8/10 7:50
狂気類型りゅうさん4*25/8/10 6:44
八月九日たもつ13*25/8/10 6:17
子ぶたのダンスりつ4*25/8/10 5:14
我々は薔薇に興味がない降墨睨白島(...8*25/8/10 3:41
8月wc9*25/8/10 0:13
7*25/8/10 0:05
memoうし025/8/10 0:02
自分を信じよう このいのちをこしごえ9*25/8/9 22:25
呑気な不意打ちの午後ホロウ・シカ...3*25/8/9 21:30
サンバーストひだかたけし725/8/9 21:05
本当に届く愛杉原詠二(黒...2*25/8/9 18:57
正気の王者鏡文志8*25/8/9 17:47
一鳴きもせず秋葉竹125/8/9 16:52
コンビニ杉原詠二(黒...2*25/8/9 16:52
あの子のいる夏花野誉15*25/8/9 15:03
感情的sonano3*25/8/9 14:50
悪人芳香経 /ai(advocater inkweaver) ...足立らどみ6*25/8/9 14:16
いいね犬トビラ2*25/8/9 14:03
我々は虹に興味はない降墨睨白島(...3*25/8/9 13:43
ジェラシー7*25/8/9 13:18
悪人は体を洗うのだろうかイオン2*25/8/9 11:57
詩に溺れそう多賀良ヒカル025/8/9 11:52
〈根源悪〉の原体験/異邦の恐怖──生かされ在る際にひだかたけし8*25/8/9 11:51
秋葉竹325/8/9 8:41
F市降墨睨白島(...3*25/8/9 7:00

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