ぐんぐん ぐんぐん上昇していって
ふわん
平行になる
それが夜です

空はくろなのに
ところどころオレンジ
それが夜です

両手を静かに大きくひろげた
女神がいるよな
それが夜で ....
始まりのながしそうめんひとすじの流れを開いた歌を覚えてる

水面へとそして空へと浮かび出たばかりのように濡れた満月

ぽっかりと伐りひらかれた森の中ヤブラン静かに工事を待ってる
 
なつか ....
影のない陽光を
乱反射させている
柳のような
黒い葉の茂る
背の高い木が
見えている

窓を開けても
風は感じないが
それら木の葉は
ジリジリと
動いて見える

大きなカラス ....
世界中で170万人が死んで行く日々に寝たり起きたり仕事したりする
170万人が死んでいるから生きているのかとかそういう自覚は無く
かと言って140人ずつ増えて行く人間を育てる気も無いまま
眠たい ....
僕らは毎日、夕方に海の絵をかいて、すごしたりするけど、海の見えない町に
住んでいたりするから
このままの僕らで、かき続けたら、いつか、この海だって、線だけになってしまうとは思わないか?
くろがね ....
蛍光灯のタイムラグ


青白い光の中で


斜めになった椅子の

神経質な輪郭に



目を瞑る
「もう、電車に乗れない。かもしれない。」
「どうしよう」

吊皮
を、
握って、下見たら、青色の液体で埋まってたんだ。
ブルーシートみたく青色で
ブルーシートよりずっとなめらかで ....
わだつみの海に去りにし人々よ生まれ変われよ花ふる里に 牛込神楽の夜に帰りたいと思いました
新宿西口から練馬に向かうバスの中でそう思いました
氷屋がアイシーンと言う煙草を吸っていると言う
笑えない冗談を目の当たりにする下らない日常が
右斜線を通 ....
「水にならなければいけない、氷になるため、黒い液体の注がれた水槽に、地球は浮かんでいて、回転すると、ぬれた部分が夜になるから、ここで、産んでもいないのに死んでいて、生まれてもいないのに殺されていて、わ .... ビルの上を飛ぶ、鳥は自由なのか?

狭い街で食料を漁って、何かめぼしいものを見つけないと生きていけない。

人間の私は餓死が嫌だった。

ものを食べれずにひとりで死ぬことが恐ろしい。

 ....
そのひとが
最後のひとで
ないことを

 きみはそろそろ
 認めるべき
おまえだれだよ。
おれだよ。
おまえか。
おれだ。
みえないよ。
みえてるよ。
みえません。
みえてます。
おまえか。
おれだ。
かみきった。
きってない。
やせた。
ふとっ ....
その日の記録。

 宮城県沿岸部某市内,内陸部にある職場にいた。
 ちょうど子供らは午前中で解散。仕事区切りをねぎらう昼食会の担当になっていたので,予約してあった菓子と飲み物を店に受け取りに行っ ....
積もり積もって壁に
わだちが残されている。
破裂したタイヤは
ツナギを着た若い作業員が運んで行った。
躊躇いがちに灰が落とされる。
それと一緒に砂埃を含んだ風が
ショウウィンドウについた手 ....
しろい紙のうえで、
こごえている、
星や、銀河はここからはみえず、
きのう脱捨てた靴下のように、
夜がくたびれている、
朽ちた花さえ

髪に挿し

わたしは明日も

笑いたい
あんなのはいんちきなんです
ということわりがきを

いちにちじゅっかいかくと
やはりいんちきだから
しんだらよかった

過大評価されているたべものは
ドリアン

やってることがいん ....
 ひとから相談をされたりすることはめったにないぼくですが、さっき後輩からこんな電話がかかってきた 。

「あ、ぼくですー。こんにちは。ぼくきのう推薦で大学きまったんですよー。
 あ、はい。あ ....
全てが壊れてゆく
全てが崩壊する。
人の為に
家族の為に

苦しみを押し通し
ただ進むだけ
新しいものと引き換えに
古いものが壊れてゆく

雑多な考えが脳裏によぎる
考えが分散し ....
待ちぼうけのカフェで
冷めかけた紅茶をもてあそぶ
スプーンのあてどなさ

間延びしたリビングで
戴き物のゼリーをふるわせる
スプーンの退屈

行きつけのファミレスで
カツとカレー ....
見えたすべてがうれしいと思った
聞こえた その 街じゅうの音楽を
今日も そこで 眠るときに
目覚めた 私は 聞き間違えた いつも
ぎゅうにゅうを
のめないこどもが

まさか
うしだったとは

なかなくていい
きみのめは

うしのように
うつくしい
汚れた手で 目が合わないように 隠して
どこもみないように 精一杯に目をまるくしてつむる
 ....   指きりをしよう
  サクマ式ドロップみたいな
  とりどりのたわごとが
  嘘にならないよう



  指きりをしよう
  またねという言葉で紡いだ
  ほそくつづく糸が ....
  在ったもの、
  在ったこと。



  窓のむこう、
  ふかく呼吸している、
  世界へと笑うこと。それが
  ただひとつの望みだった、
  きみと会って。



 ....
リサイクルショップで
セイコー5の古いのを買った
お値段は1000円だった
いい買い物をして嬉しかったが
2時間で5分遅れるという
時計としてあるまじき怠慢さに
業を煮やした僕はJRに乗っ ....
吐き出した溜息が

泡のように昇っていけば

まだ心も晴れただろうに
山盛りのスパゲティに

ミートソースをかけ


ぐちゃぐちゃに混ぜて

ひたすら食べる


「人生みたいだ」

と思ったら
はるなさんのおすすめリスト(1912)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜をおひとつ- 朧月自由詩6*11-5-19
卵みたいな卯月- 小池房枝短歌4*11-5-17
デパ地下- 和田カマ ...自由詩4*11-5-17
別にまぁそんな事どうでもいいんだろうけど- 虹村 凌自由詩911-5-15
海に向かう- ズー自由詩4*11-5-14
欠片- 自由詩10*11-5-11
無関心ブルー- 榊 慧自由詩411-5-11
鎮魂- 由志キョ ...短歌211-5-10
死ねばいいのに- 虹村 凌自由詩711-5-9
水サイド- 魚屋スイ ...自由詩10*11-5-9
自由- 山岸美香自由詩211-5-4
旅びと- Wasabi 短歌311-5-3
- 自由詩511-4-29
五十日目の日記- 縞田みや ...散文(批評 ...29*11-4-29
[:weight]- プテラノ ...自由詩411-4-27
- mugi自由詩5*11-4-27
ひと- フユナ自由詩311-4-25
過大評価されているたべものはドリアン- 6自由詩111-4-24
人生相談(10月の日記から)- ああああ散文(批評 ...4*11-4-23
わかつ事はできない- ペポパン ...自由詩2*11-4-23
スプーン- nonya自由詩15*11-4-23
スリープ- 番田 自由詩211-4-23
牛乳を飲めない子供- 小川 葉自由詩411-4-23
まる- 十二支蝶自由詩211-4-23
ネブラスカ- TAT短歌211-4-22
指きり- 草野春心自由詩7*11-4-22
在ったもの、在ったこと- 草野春心自由詩3*11-4-21
性交- セガール ...自由詩611-4-20
深海魚- syuon自由詩811-4-20
ミッシェルみたいだった- 自由詩6*11-4-20

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