きみがもし
しにたくなったら

ぼくがいっしょに
しんであげる

けれどもし
しにたくなかったら

ぼくがひとりで
しんであげる

そういって
ゆうひはうみに
 ....
  そんなに簡単に
  悲しむなんて
  駄目だよ
  ぼくが許さない



  レモネードがはじける
  モリッシーが嗤う
  あまりに
  ぶきような
  きょうの日 ....
血管まみれのアパートに愛は血はあるのかい

囁けば、

コンクリが軋む



今日は蝉の死骸を三個みっけた
昨日は四個
おとついはニ個
夏が終わるよ、
蝉がなく

羽をむ ....
乾いた笑い声
抜けたままのプラグ

真っ昼間、踏切の側で
女は胸に手を当てている
子供達が足跡を消して走っていく
夕暮れ、街灯の側で
老婆は胸に手を当てている

黙っているけどみんな ....
真昼の太陽が照りつける小さな公園で炭酸がすっかり抜けてあまいだけになったぬるいコーラを地雷処理班の様な真剣な表情で飲みほしたきみはぼくの伸びすぎた不精髭に眉をしかめて公衆トイレに走って行った、きみ .... あさこは
朝男の
肩にだかれて
しあわせ
という色を
はじめて知った

あさおは
朝子の
肩をだいて

という色を
はじめて知った

ひゅぅ ひゅぅ
ひゅぅ ひゅぅ
 ....
  (嘘つき)



  と
  だれかに言われ
  ぼくは
  眼を醒ました
  八月の
  朝、はやく
  遠くから
  なにか
  まぶしいものの流れが
  こ ....
山陰線沿いの小さな町で
夏祭りの夜
フクロウが飛んだ
神話とは何の脈絡も無く
舞台では
痩せた若者が舞った
(高速バスのキップ代が
案外と高かったから)
トントンと踏み鳴らす細い脚
 ....
おとといきのう俺はちょっとキレていた感がある。
そして次回の診察日は八月三十一日水曜日なのに昨日の八月二十二日月曜日に病院に行ってきた。美術教室は普通に朝からあったのだけれど行きたくても行けなかった ....
これだけ言われてもまだ

俺の純情はぶらさがっている

離れようとした

助けを求めようとした

助けようとした

気をひこうとした

これだけ言われているのに

こんなぼ ....
 柱の向こうに白いのが居た。見直すと居なくなっていた。


 幽霊ではなく幻覚だと思う。そこに突っ立ってる扇風機の白、それがなにかの拍子で柱の向こう側へ移動しただけ。わたしの視界のすみではいつも ....
{引用=裸足に合う着衣というのは、実質的に無い。
問題は、裸足が映える脚であるかなのだ。
例えば綿のワンピースなどは、着ている女が16歳のヴァネッサ・
パラディーとその脚ならば、という条件限定が ....
世の人は自分も含め生まれつきマゾヒストかと哲学しては

かつお節みたく体を削りたくなる日に見つめ、エゴン・シーレの。

いなくなれ、いなくなれよと繰り返し、午前三時の新聞ことり。

手首か ....
麦わらを被りて座る母の背に今日は夏日であったとおもう。

敗戦と聞き自害した青年の血のなき跡に自転車とめて

よろめいて叫ぶ彼らの声などが含まれたる潮戦後にならず

日本戦没学生の手記など ....
わたくしは わたくし以上ではなく
わたくし 以下でもありません
わたくしは わたくし そのものです

本当の わたくし とは 幻影です
いつでも どこでも わたくしは
わたくし そのものな ....
き君みを立てるるく首ららられる鴨居には川わをんんん

(世(ゐ)界は下僕と君で閉じて囲る)3.141592...

芍薬を芍る薬のあるものと祟れぬ根のぬ己の身くだ(再)

口縄は口に出すと ....
  ならなかった
  なれなかった
  こんなふうには



  きみは
  なかなかった
  なけなかった
  こんなふうには



  ぼくが
  もっと
  ....
しをかいている
ゆうこくの
まどべで
しをかきむしって
ちがすこし
にじんでいる
いたくはないので
うたいます

にじがでていた
ひるまの
なまぬるいくうきを
ぬぎさって
 ....
わたしたちのあいだには
うたが、ながれている。



あ、過去がいきてる、っておもった、しゅんかん、
こどもがくれたCDのなかから
浅井健一の声を聴いたとき

あの日
なにもかもが ....
ネックレスをつけるひとの息遣い 動物の




 ....
  動物園で
  きみは言った
  しあわせならそれでいいと



  ライオンはライオンの檻
  シマウマはシマウマの柵
  帽子をかぶった飼育員が
  かれらに餌をやる
 ....
髪が伸びてしまった
そばを食べるときに
邪魔で仕方ない
切ろうかと思う
髪さえ切れば
髪とそばを
一緒に啜る
こともないだろう
幸せになれるだろう
{画像=110817124651.jpg}


独りぼっちの花へ / 夜の公園にて

孤独な魂には
孤独な所作が必要だ
孤独な笑いと
孤独な涙が
顔を色分けている




 ....
おくり火や夜の静かに澄む星へ 風が吹いているとき
私のことなど忘れるくらいに、
何もすることもなくなってしまった


−−

Anyone will no longer

When the wind blow ....
それはなぜなのだろうと思う。誰にも見えない言葉を人に伝えようと思う。それは俺の言葉が悪いせいなのかと思った。だがなかなか伝わらなかった。風が吹いたけれどよくわからないし眠かった。家に帰りたいと思う .... メトロ降りてガードくぐり歩道橋を渡り
平らな道は地図にしかないと語り
それでも景色を破る血気なんてなかったろ

上滑りする言葉がいちばん大嫌いだからさ
水たまりにかすれてしまった声で ....
  いいよ
  枯れるくらい
  たくさん話したし



  いいよ
  もう、涙が
  こぼれなくなるくらい
  たくさん笑ったし



  疲れたし
  決めら ....
1.

可奈子、
僕たちは罪人だ
はだけた白いシャツ
現れた薄桃の素肌
汚れたのは唇
罪悪に苛まれた視線が交差し
重なり合った手と手
温もりを感じる資格もないほどに
僕らは罪を重ね ....
はるなさんのおすすめリスト(1953)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕日- 小川 葉自由詩411-8-26
レモネード- 草野春心自由詩10*11-8-25
血管まみれのアパートに愛はあるのかい- ゆるこ自由詩411-8-25
安定したトリル- 瑠王自由詩411-8-24
はちがつ- ホロウ・ ...自由詩2*11-8-24
アサガオ- 草野大悟自由詩4*11-8-23
まぶしいものの流れが- 草野春心自由詩5*11-8-23
夏の地図- まんぼう ...自由詩311-8-23
八月二十三日火曜日- 榊 慧散文(批評 ...311-8-23
明日からの方法- 吉岡ペペ ...自由詩511-8-23
世界=内臓族- paean自由詩211-8-23
フェティッシュ- salco自由詩7*11-8-22
「十六歳・最後の優等生」三(2010〜2010)- 榊 慧短歌4*11-8-22
「十六歳・最後の優等生」一(2010〜2010)- 榊 慧短歌4*11-8-21
わたくし- 小川麻由 ...自由詩3*11-8-21
- 古月短歌1*11-8-20
こんなふうには- 草野春心自由詩3*11-8-20
しいている- かんな自由詩7*11-8-20
メロディライン- はなもと ...自由詩811-8-19
静寂- 佐々木青短歌2*11-8-18
PAIN- TAT短歌211-8-17
メナジェリー- 草野春心自由詩15*11-8-17
ざるそば- 春日線香自由詩111-8-17
独りぼっちの花へ_/_夜の公園にて- beebee自由詩18+*11-8-17
おくり火- こしごえ俳句1*11-8-17
誰でもなくなっていく- 番田 自由詩1*11-8-16
教えてくれない- 番田 自由詩211-8-15
のらのしろ- 凪名木な ...自由詩311-8-14
いいよ- 草野春心自由詩6*11-8-14
罪人は夢を見る- 五月(gog ...自由詩111-8-14

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