便器の端に、血が ちょっとお
っこちてるのを公衆トイレでみ
つけてやっと 安定したあれは、

うさぎの耳がたやすく剥がれて
くのを もう彼女たちのイヤマ
フから漏れてる音から察知して
、 ....
みえなくなって、また、ちか、っと、みえそうで、まばたき、みえない、ぱち、ちか、ぱち、ぱち、しずか、うるさい、しずか、しずか、だまる、とめる、しずか、しーん、せいじゃく、ちんもく、あれだれもいない、 ....  
 
言葉に無いタクシーがいて
瞬きが出来ずに泣くきみがいて
ゆっくりとした雲が転がっている
 
優しい音のするヒトデがいて
何でもないイソギンチャクがいて
その間をどこまでも白線が ....
ゆたかな歓声のあと 出てくるのは出汁
悪魔でも華の色でもない 千切られた湯

手にした誰かがそれを青といい
自分にみせたから
変えられると思った

透明というまま
すばらしいちからで
 ....
  水から
  あふれた水


  長い
  道をつたって
  きみは
  こぼれてきた


  みずから
  あふれたみず


  朝は
  みじかくていい
 ....
{引用=男は錆びて動けないし
女は感傷で傷だらけ
若者は昔から愛を知らず
皆、高熱で浮かされる}

山なんて削って高原にしてしまおう
それですべてはうまくいく
ここはどこ、わたしはだあれ ....
気がつけば君がいる
ひし形を並べてアーガイル
あなたは隠れテイル
しっぽを巻いて逃げていく

誕生会はたぶん二回
お葬式もきっと二回

同じ鏡に納まりながら
君は未来へ
あなたは過 ....
陽光の糖度が上がり口のなかさらに甘くなれさらに甘くなれ



つぼみには蝶の群れただ渦の群れ細い林のざわめきの群れ



一本の指に龍の火かがやいて通路も爪もはばた ....
六月にみた
砂浜にまして白く
海に洗われるたびに
やわらかだった
きみの肌が
よろこびに
ふるえていた
明けがたに敷かれた
シーツの上で

きみの土地
はためいては
朝露にぬれ ....
やせることにしました
夜も昼も
私の体は、重たい気がします

持っているものも これから
持とうとするものも 少しばかり多すぎるから

知らぬ間に
体にたまった/たまる澱は、いつまでも ....
蛇口を捻ると淡いピンクの液体が出てきた。段々とそれは赤くなっていく。血液だと思う。まるで女の子の生理みたいだ。蛇口とは水道水などの液体を運ぶ管の出口部分、あるいはその部分の器具のことを .... 今日で世界が終わったら


明日がくるかもしれないね







年が明けたら地球だって

木でいっぱいになって

みんなが幸せになれますように


 ....
妻が突然
海に帰りたいのと言い出した

あの日、裸足で駆け出したのは
お魚くわえた
どらねこを追いかけたわけじゃなかったの

なぜ今になって
しゃべりすぎたことを恥じるようにそんなこと ....
橋桁の影に
打ち寄せる
川の波は
河口への旅を
果たせず
打ち寄せ
打ち上げられた
 時間と
 「もの」の終り
生きていると
死ぬことを忘れてしまう
私たちは
生きているのではなく
死に向かっているのだ

夜明けのように
死は訪れる
目を覚まさないうちに
私たちは死んで
約束されたように ....
やける痛みで何度も寝返りをうち
あなたはわたしの
名を呼んでくれたのだろう

受け容れられないと知ったら
そのあとのことなど考えられない
凍りつく鏡に心を映す
力などなくして

それ ....
 

ねむりの海岸にうちあげられて
ぴくりともうごかない魚のようなおとこ
その手の甲が
ずいぶんとひびわれているのがわたしにはさみしい

 
おとこのかたちに馴染んだシーツを
鉛筆で ....
俯けになってねむる背中に
ナツメグかなにかそっと垂らして
ほねのあいまから
さらさらこぼれ落ちるのを想像する


ほかのなんにもいらないから
プレゼントには土曜日がほしい
 ....
面映ゆい君を抱き雪を頬張る 通りの中で
立ち竦んだ
何もわからないし
何も言えない
僕が僕を否定し
そんな僕を僕が否定する
そして、肯定する

AとZが
その他全てを脅かす
その方が楽だから。
極端な夢は
 ....
そのうちさ
ひらがなにした方がいいのか
かたかなにした方がいいのか
考えなくても
わかる日は
もうすぐやってくる

笑っていたらいい
笑いたい時に笑うんだから
小指が気になる

今日この頃



なんかいいな

かわいいな



遠くでも

よく見えてたから

寂しくなります






(不思議な話)
 ....
人数分目的詰めた高速バス 午前3時をしずかに滑る


自分でもうるさいくらいにきみのことばかりを想う夢でも想う


このバスはしかくい博多 「そうたい」が飛び交う新宿駅南口


新 ....
波打ち際の
砂浜に
三毛猫がいた
月が輝いていた。

潮騒の臭い
血流が騒ぎ
楽しくなる
風のリズム

心の顔写真
落ちた頭髪
飾らぬ言葉
純粋な想い
{引用=


水が
押し寄せている。



外は、寒いからね、



蓋のない瓶の中に
私と
君と
泡と、埃と
唾を
浮かべて



恥らいを捨てたあ ....
今から書こう
とおもっているとき
なるべくほかの文字が目にはいらないようにする
靴下は左からはく
熱いものを食べるまえに
まずその熱さにびっくりする想像をしてから口にはこぶ
ピアスは許 ....
ペンキの拍手する
満月を 濡らして 帰ってきました
ジュースは 方程式に破れて とまととまととまとと
と 昼の海に浮く時間です。
おっぱいはもみたいけれど
こころにはふれたくない

だってそこにおっぱいがあるから
てのひらはうずまりたいけれど
おやゆびからひとさしゆびへの湾岸をせばめ
そのゆくさきのももいろの島を ....
何処までも高く投げたはずのボールが落下をはじめ
それを静止した瞳で追う

身を預けた椅子が軋む音
カフェインの色で染まる部屋
身を預けた骨の軋む音
カフェインの色で染まる声

脳が死ん ....
しらじらしく夜を終えて
ともあれわたしはもう一度戻ってきた
数千回目の朝
あさ、
と声にだして呼ばわってみると
どのときの朝もちがった顔をしてふりむく
わたしはその視線の先に相槌を打ち ....
はるなさんのおすすめリスト(1912)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
へこんだリップ- maiko murata自由詩3*11-1-18
ちかぢか電球きれるだろう- ゆうと自由詩1*11-1-17
ルール- たもつ自由詩511-1-16
- 十二支蝶自由詩311-1-7
うつわ- 草野春心自由詩4*11-1-5
熱病- 瑠王自由詩911-1-4
気まぐれな君と繊細なあなた- 瑠王自由詩311-1-4
ひかり_へだたり- 木立 悟短歌311-1-2
_- 石黒自由詩611-1-2
抱負- 月乃助自由詩22*11-1-2
経血と牛乳- ayano自由詩411-1-1
年明けたところで- サワメ自由詩210-12-31
サザエさん- はだいろ自由詩210-12-28
波うちぎわ- フクスケ自由詩110-12-26
夜明けのように- いとう自由詩6*10-12-26
わたしを忘れてくれたあなたへ- 乾 加津 ...自由詩12*10-12-24
そうおもう- せかいの ...自由詩810-12-21
こうおもう- せかいの ...自由詩310-12-21
初雪- トキハ  ...俳句310-12-18
木は枯れてるし- Oz自由詩410-12-17
あとア- 秋也自由詩210-12-15
_- 自由詩3*10-12-13
やっつ、新宿でおもうのうた- はちはち ...短歌510-12-13
窓辺から- ペポパン ...自由詩3*10-12-11
湯船- 佐藤真夏自由詩12*10-12-11
花火ちゃん- せかいの ...自由詩210-12-11
無題- いてゆう自由詩210-12-10
おっぱいはもみたいけれど- はだいろ自由詩710-12-6
14時- 瑠王自由詩710-12-6
きょうの地点- せかいの ...自由詩610-12-6

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