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き君みを立てるるく首ららられる鴨居には川わをんんん
(世(ゐ)界は下僕と君で閉じて囲る)3.141592...
芍薬を芍る薬のあるものと祟れぬ根のぬ己の身くだ(再)
口縄は口に出すと ....
やんだ、やんだわ、おうとうと、おうとうさんの、おうと、あれ首、
ほうどううきょうう、こううきょうか、きょうきょうう、しきょうう、
おかうさん、みちはたにゆりをすてないで、
ああしはみちみちひ ....
仕出し屋の裏でぎやんぎやんと何が啼く
夕暮れをぬるりと翳す魚影かな
野良犬と飼い犬と死んだ犬とあの犬
白百合を手折る手つきに憧れる
人形に宿れば鬼も可愛かろ
春が来れば私 ....
松の枝みれんみれんと撓むなり
ほんとうのせかいがわかる病気です
どちらかの指が多いか少ないか
にんげんの水位を上げる遊びする
野の首を焼いた野火子のみがわりに
或るアール、晴れるテイル、あらゆるレール、知るクロール、逃げるガル、変わるソワール、握るベル、通るノクタンブル、閉じるイル、頼るネル、なぞるドール、謀るルーテル、茂るソシアル、壊れるラーゲル、空けるロ ....
下稲田の辻にくたびれた枝が
あちらと指をさすので見ると
地蔵の首がおちている
拾いあげるとちょうど
赤ん坊の頭くらいの目方で
どこかおもかげもある
枯野には犬とも猫ともつかぬ尾が
....
玄関が開いても
わたしではない
ので
もどす
お昼に食べた
おとうさん
おかあさん
ひとしきり泣いたあと
ゆっくりと暮れる
そういえば
今日は人死にがある ....