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斜めに射し込む陽
赤と青が溶け合う
海 漂う船

暗闇の中
生まれ落ちた光
焼き消された多くのものが
得たものは―

西風が吹き消す
空の蝋燭
勝ち得たものは
儚く脆く
海の ....
月は
硝子に描かれた設計図なのです
半透明に、透明に
あるいは暦のように

時は
暦の影絵
季節を待ちこがれた獣が
手に入れた花占い

君は
峠ではためく{ルビ経文布=タルチョ} ....
そらのはじっこを
ちくちくしたおれんじがながれていった
ぼくは詩を書きたい

それぞれにはそれぞれの美しさがあり
それぞれの美しさだからこそ
その美が存在する

今日もまた

朝の散歩をしていると
朝露に出会いました

 葉の先にまば ....
大好きですと

声に出すのが

照れくさくって

何にも無いけど

僕の人生を

君にあげたらば

それは僕の

傲慢かなぁ。
狼男を苦しめるのは銀の弾
 まるで焼け付くように
  胸を焦がす。


狼男を苦しめるのは銀の弾
 まるで夢見るように
  うつろに過ぎる。


狼男を苦しめるのは銀の弾
 ....
ふらり立ち寄ったデパートで
行くあてもないのにエレベーターに乗ってみた
中にはエレベーター・ガールがいて
きまり文句で言ってくる

「上へまいりますか?下へまいりますか?」
「特にきめていないのです」 ....
今日のお月様は偽物なのよ
だってあたし見ちゃったの
あれは二週間ほど前の事よ
まんまる綺麗なお月様が
次の日からちょっとずつ
真っ黒な鎌にちょっとずつ
ちょっとずつ削ぎ取られていったの
 ....
足音も聞こえないはりつめた夜は
何が はりつめていたのか

鳩の声が恐ろしかった 朝の
シャッターから漏れる光

記憶に毛布を掛けておやすみという
あなたは だれ
君の声を聞きながら
僕は背中で昨日の夕陽を夢見ている
後ろ向きに眠りたい夜もある
紙飛行機だけが日付を越えていく

いつも聞こえるユーモレスク
君はどこまでも繰り返しで
世界はいつでも思 ....
鍵を掛けたかどうかを忘れて
それでもここまで来てしまった
世界の青は静かに落下して
戻れない道の重なりにいる

昔の話をしようか
言葉でしか帰れない、場所がある
こんなにも遠い西の果てで ....
黒に染まる夜は
怖い
闇にある光は大好きで
暗闇の中に
蛍をばらまいて
自分の夢を数えている

お寺の鐘は
友達に
バイバイを言えという合図
妙に寂しくなる
そんな鐘がなる6時を ....
ただひとり 生き延びた僕に、
残された海。
激しく、荒れ狂った夜は 引き潮に連れ去られ、
空と海とをわかつべく 曖昧な区切りは
さも穏やかに微笑んでいる。

磯際を覗くと、ウミスズメたちが ....
街角で黒い蝙蝠傘の君に出会った
夕闇に隠れてこちらから顔は見えないけれど
黒い傘からちらちらと映える赤い紅の色が卑猥で
どうしようもなく赤面してしまったことを覚えている

こんな記憶に必死に ....
本当はセリカがよかった
が、人気車には、やはり手が届かなくて
中古車屋のおやじに勧められるまま
同じエンジンだというコロナにした
家に帰ってよく見ると
左のドアが少しへこんでいた

―― ....
あると思った物が

なかったと気が付いたならば

なぜに哀しいのでしょう。

言葉を伝える人が

いないと気が付いたならば

なんと寂しいでしょう。

だから私は  ....
ぼくは詩人

同じ位置に立ったとしても
同じものが見えるわけではない

今日もまた

夜の散歩をしていると
夜空に出会いました

朝に同じ場所に立ったその場所で
瞬く星々に彩られ ....
 夜

 一羽の鳥が生れる

 絶え絶え灯つてゐた

 電球の切れた 丁度その辺りに

 これからは おまへにだけ見える

 明りを頼りに

 羽ばたいていくだらう

 ....
行基さんでの
待ち合わせは飽きたので
采女神社でって
君がいうから
僕は池をぐるりと歩いて
時計回りで君を待って

興福寺の夕暮れに
見上げると
和紙に漉かれた
六分の月

君 ....
その子はべとべとの飴を

握り締めて僕にくれた。

僕が変な顔をしたのは

すこし泣きそうになったから。

レモンキャンディはすっぱくて

心にちくちくしたんだ。

 ....
道にカラスの羽が落ちていた
とても丈夫な羽で
とても美しい黒だった
懐かしい匂いがしたので
部屋に飾ろうと思い
拾ってかえることにした

なあカラスよ
イソップ物語の『おしゃれなカラス ....
哀れで愚かな 魔物が恋をした。
醜く恐ろしい 嫌われ者の魔物が恋をした。

美しい姫君に恋をした。
心優しく気高い 姫君に恋をした。

決して許されぬ恋と分かっていても
この想いだけは隠 ....
私とあなたの間には 
いつも一枚の窓があり 
互いは違う顔でありながら 
窓には不思議と似た人の顔が映る 

私とあなたの間には 
いつも一輪の花の幻があり  * 
互いの間にみつめると ....
雲は薄い水彩画
静まる街の片隅でそれを見上げる

風は止まない

誰かが植えた大きな木の葉が
不規則に踊り続けている


ふいに灰色の鳥が目の前の枝にとまり
世界のニュースを告げる ....
かくれんぼうを捜していると
日が暮れ出すばかりか
いつの間にかサラリーマンになっていた
そうして欠勤者の中に彼を見つけた
電話をかけて理由を聞くと
厭きちゃったからという
今度は君が鬼だか ....
1
光の棲む場所に立てた、
煉瓦の墓標は
あの子の水晶体の
最期の反射によく似ている

2
朝日がなぞった煉瓦の質感は
どこか罪悪にも似た
紫陽花の萼の如き裏切りの反芻で ....
無言のまま階段を上がる
放課後。
誰もいない校舎でひっそりと息をしてる僕ら
先生が来るといけないから、と
なるべく音をたてないように
階段を一段一段

手だけを繋いで
まるで心臓がそこ ....
心に空いた穴を埋める様な長い雨
哀しみの様に地に響く{ルビ鎮魂歌=レクイエム}

出勤に向かう車達の排気ガスの匂い
錆びの匂いに似て懐かしさを思い出させる

子供の頃に秘密基地として遊んだ ....
やまびとの散文詩 断片12

わたしたち、やまびとが星々を汚した罪が
償われる日が訪れた。それは二百年の歳月を必要とした。
幾世代にわたる長い期間であった為に、
もはや悲願であった。
青い ....
#01

 心臓が
 とまっちゃうほど
 うれしい
 なんて
 恥ずかしくって
 心臓が
 とまりそうだよ



#02

 いつかはこの魔法が
 解けると思ったら
  ....
石瀬琳々さんの自由詩おすすめリスト(3660)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
落日- チェザー ...自由詩2*06-6-13
星を、かぞえてはいけない- たりぽん ...自由詩16*06-6-13
_あ_け_- ミゼット自由詩2*06-6-12
ぽえむ君−朝露−- ぽえむ君自由詩5*06-6-12
あなたにとって- プル式自由詩5*06-6-12
狼男と銀の弾- プル式自由詩2*06-6-12
「エレベーター・ガール」- ベンジャ ...自由詩7*06-6-12
漆黒の鎌- 椎名乃逢自由詩2*06-6-12
眠り- 佐藤伊織自由詩2*06-6-12
ユーモレスク- 霜天自由詩506-6-12
碧落- 霜天自由詩706-6-12
少年コーラ- ゆうさく自由詩5*06-6-11
Sirens_☆- atsuchan69自由詩7*06-6-11
蝙蝠傘- 暗闇れも ...自由詩2*06-6-11
描いた青の軌跡は- 佐野権太自由詩16*06-6-11
ヒト離- プル式自由詩1*06-6-11
ぽえむ君−夜空−- ぽえむ君自由詩6*06-6-10
夜の鳥- 杉菜 晃自由詩6*06-6-10
駅・近鉄奈良_〜猿沢あたり- たりぽん ...自由詩9*06-6-10
レモンキャンディ- プル式自由詩1*06-6-10
カラス- 壺内モモ ...自由詩11*06-6-10
- 蛙の子自由詩206-6-9
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曇り空- 松本 涼自由詩9*06-6-9
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煉瓦を積んだのは朝日に知らせるためではなく- 士狼(銀)自由詩8*06-6-9
横になる、夏。- 夕凪ここ ...自由詩11*06-6-9
梅雨入り- 海月自由詩4*06-6-9
やまびとの散文詩(四)- 前田ふむ ...自由詩9*06-6-9
フラグメンツ(リプライズ)_#01〜10- 大覚アキ ...自由詩10*06-6-9

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