ぽえむ君−朝露−
ぽえむ君

ぼくは詩を書きたい

それぞれにはそれぞれの美しさがあり
それぞれの美しさだからこそ
その美が存在する

今日もまた

朝の散歩をしていると
朝露に出会いました

 葉の先にまばゆく光る朝露の
  風に吹かれて花の舞い散る

花は花の美しさ
水は水のきらめきさ

自然に潤いを与え
自らもその存在を内側から
輝かせる

はらはらと揺れ動く朝露の動きに
しずしずとひたすらにに見入る

ひらひらと白蝶が
落ちた朝露の跡を追いかけ
消えた露の葉に羽を休める

 葉の先に静かに止まる白蝶の
  風に吹かれて花の舞い散る

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−朝露− Copyright ぽえむ君 2006-06-12 11:03:14
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