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いきなり
砂から 立ち上がって
わたしの目の前で
復元する ひと
ああ! 
             2007/02/21
樺太犬 
タローとジローが見つかって
生きていて
良かったなあと
みんなが喜んで ....
果して
愛は
枯れないだろうか

愛はいのちを生かす
愛はすべてに宿っている
愛は忘れ去られることはない

しかし果して
愛は
死なないだろうか?

木の葉が光をみつめている
 ....
私はしらないあさがお
墓石のうえでつるをまく
私はしらないうろこぐも
かぜにふかれてきえる
私はしらない鶏鳥
飛ぶことを忘れたまま
私はしらない子馬
ヒズメを地につきたて
私はしらない ....
触れたところから崩れていく
もろいビスケットの空
投げた言葉も跳ね返らない
石畳を、転がるように

冬を塗りつぶしながら
配達夫が窓をこじあけていく
のびあがっては、きりきりに締め上げる ....
ひたいに 金的を
はりつけた 少年のぼくが
夜明けの 狙撃手みたいな
女の帰りを いまでも
じっと待っている 街角
((時のしずくが したたるのです))

春のひかりが 虚ろな心に影を落とすので
ふたりは桜並木の まばゆい川べりを避け
淡く花びらをかさねた 甘い翳りをさまよう
寂びた石段で ひるがえるあな ....
  あのひとは僕の日々だった



  飲みかけの牛乳パックなんか見てると
  なぜか思い出してしまう
  あのひとと話した 他愛のない未来



  使い慣れたグラスにミ ....
あの頃は誰もが夢を見てた
遠い未来に憧れて
恋に恋していた
だけど今ひとりきり
支えてくれる人もないまま
ただ後ろを振り返らないように
前を向いて歩くだけ
やさしさにかえりたい
素直な ....
 世界の後ろ側から顔をヒョッコリだして
 君を驚かせたいのだ
 いつでも殺せるぞという意味をもって
 世界の後ろ側からヒョッコリ顔を出したいのだ
 夜な夜な研いだナイフを一本もって
 私はお ....
夜に開いた
隙間を
埋めるように
雨の旋律が
耳に届いて
孤独にいる者の
遊び相手と成りはしないだろうか
滴の奏でる音が
たった一人の為の
優しさとなって
降り注いで
あなたは雨 ....
 花の悲しみは
 自由に色を変えられないことだ
 今日たとえ世界が終わるとして
 そのことを知っていても
 紅いバラは紅いまま
 その生涯を終えるだろう
 紅いバラは紅いまま
 そのトゲ ....
帰省の列車の中で
こんな夢を見た


『蜻蛉の夢』


満月の夜
月下美人のつぼみの下で
細身の女性が横たわっている


彼女の肌は
食べ物が喉を通ったら
透けてしまうくら ....
雨の匂い
やわらかな思考
霞んだ記憶
眠い風景
もうじき雨が降る
遠くの山が白金に染まる
絡み合った雲との領線の
なんと美しいことか
妻の
右前頭葉が
どこかに
遊びに行き
脳幹が
ふて寝し
思いもしなかった
生活を
ぼくらは
送ることになって
毎日、毎日
何かを信じて
何かにすがるように
リハビリを続けて ....
ちろちろと赤い舌?
いいえ、あれは小さな炎
黒土の下にはずっしりと火種
気化しているのはいのち
それとも、みらい
ぽっ
ぽっ
炎色反応はやがて
リチウムの赤から橙へ
橙から黄、黄色か ....
必要だとか
必要でないとか
そんなことではなく
辺りいちめんを
もう思いっきり吸い込んでみる

日々にやさしいものは
いつでも君の近くにある
目を凝らして
耳を澄まして
鼻を利かせ ....
遥かに遠くに満ちてゆく、夢のような泡立ち。
その滑らかな円を割って、
弱くともる炎。
最後のひかりが、睡眠薬のなかに溶けてゆく。

みどりで敷きつめられた甘い草原。
潤沢なみずをたくわえて ....
おそい夏の日の海岸に
光が二筋 射し込んで
無人のボートが沖合いへと流されてゆく
それを呆然と眺めている
あの少年は一体誰か

ぼくの寝室の壁には
一枚の記念写真
姉が首 ....
ああ、冬の日に

ぼくはあなたと失いたかった

夜の海をゆく

フェリーの三等室

垢にまみれた

蛍光灯に照らされ


ああ、焦りのような

遠いこころを見つめている
 ....
妖精に満ちた部屋に
姫は住んでいる
王子を待っている
永遠に続く
冬の魔法が解かれるのを

ときどききらめくのは
姫の笑い声で満たされた
妖精たちの柔らかなお腹だ
 ....
森の中に
タイヤは捨てられた
誰にも見つからない
誰も見つけようともしないだろう
タイヤは毎日
真上の青空を
口を丸くして眺めるだけだった
たまに流れてくる白い雲を見ては
無理をして走 ....
この手に触れてはいけない
この手は世界をつかむ手だ
この手は大きなことを成し遂げる手だ
おまえを抱きしめるためにあるんじゃない
この手に触れてはいけない

この手に触れてはいけない
この ....
  君が笑った
  橙色の気持ちに満たされた僕
  君が笑いやんだ
  戸の閉まる音に怯えた僕



  君が泣いた
  駆けつけて抱きしめた僕
  君が泣きやんだ
  わけも ....
 叫びとは
 少女のためにあり
 それを聞くのは
 いつもきまって鳥だった

 少年は歩いている、夕暮れの帰り道
 見慣れた町並みにサヨナラをして
 彼は彼だけの家に帰っていくのだ
  ....
ゆうがた
ひとびとの背がかなしい
ひとびとの背を超えてゆく
魚がかなしい


水が均衡する
まずめどき


幻想の水をしなやかに
幻想の魚がおよぐ


しのびよる色が
 ....
ほこり臭い夕方のひかり

肌にはつめたく

悲しみには音たてて

地球のいちぶでうなだれている

彩雲がはしる


きみを想うの感情を

どうどうどう、と

制御している ....
 春子はミントの葉を散らし
 踏みしめている 半睡眠で

如月 彼女の足の裏は
いつも薄緑に染まり
徐々に褪せていく
まるで季節を旅しているようだと
裸足のかかとをくぅと縮め
まど ....
つないだ手を
そっ、と離して
春までの距離を
歩数で測っていた君は
三十一歩でくるり、と振り返って
僕に何かを伝えてきた

如月駅を走り出した始発列車が
僕を追い越して
君を ....
僕が働く村は 小さな漁村で

大工仲間のゴルカ君と ベンチに座ってお昼ごはんを食べる
ゴルカ君の奥さんのロシェさんはお料理の先生で
ゴルカ君の持ってくるお弁当はいつもキラキラしている

ゴ ....
石瀬琳々さんの自由詩おすすめリスト(3660)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そろもん(感嘆符の話)- みつべえ自由詩607-2-21
春に- あおば自由詩9*07-2-21
果して愛は・・・- こしごえ自由詩16*07-2-21
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車輪のさき- しゅう自由詩707-2-20
そろもん(新宿歌舞伎町の話)- みつべえ自由詩607-2-19
花_妖- 水無瀬  ...自由詩9*07-2-19
あのひと- 草野春心自由詩607-2-19
やさしさにかえりたい- 未有花自由詩14*07-2-19
- THANDER BIRD自由詩2*07-2-18
ノクターン- LEO自由詩42*07-2-18
青さのなかに- THANDER BIRD自由詩5*07-2-18
蜻蛉の夢- 蒸発王自由詩8*07-2-17
呼吸- プル式自由詩8*07-2-17
頑張れよ- 草野大悟自由詩8*07-2-17
創書日和「炎」_スケッチ/春- 北野つづ ...自由詩6*07-2-17
深呼吸- Tsu-Yo自由詩407-2-17
夢の経験- 前田ふむ ...自由詩24*07-2-16
記念写真- んなこた ...自由詩207-2-16
冬の日に- 吉岡ペペ ...自由詩7+07-2-16
- 水在らあ ...自由詩14*07-2-16
森の中のタイヤ- ぽえむ君自由詩12*07-2-16
この手は- 未有花自由詩14*07-2-16
あい- 草野春心自由詩307-2-16
いち- THANDER BIRD自由詩8+*07-2-16
ゆうがたの魚- yo-yo自由詩18*07-2-16
夕方の勢い- 吉岡ペペ ...自由詩407-2-16
桃緑- 千月 話 ...自由詩18*07-2-15
如月駅- Rin K自由詩50*07-2-15
完成- 水在らあ ...自由詩22*07-2-15

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