すべてのおすすめ
クリームの眠りと
常夏の布団小屋、
紙とエンピツと寝返りと
片目と、

真夜中の薄曇りと
静かと静かと、
嘘と旅行カバンと嘘と
軽い興奮癖と
厚着と、


明日の無予定 ....
いちごのような空です
つぶつぶしています
あのつぶつぶは、何でできているんだろうね

つぶつぶは、やがてゆっくり落ちてきて
見えないように、頭の上に降り立ちました
「静かに。今種を植えるよ ....
夜は海
街も時間も
何もかも飲み込んでしまう
私の体も海の底
静かに息をしている
夜空の星たちは海に沈んだ金貨
海賊たちに盗まれぬよう
あんなに高いところにある
ああ もうすぐ夜明けだ ....
凍りついた重たい大気に圧されて
密やかに凍えるお前を
私はそっと抱きしめる
けれどお前は
私に触れられた瞬間
はっとしたように
すうっと空気に溶け込み
私の指の間をすり抜け ....
たとえば
それは、
晴れわたる夢に
やさしい雨がのこした跡
テーブルのオレンジは
断続的におとずれる早朝、
半透明のまま
ころがっていて


方向性をなくした部屋に
ふりそそ ....
西日のうちよせる窓辺に
幼い貝がひとつ
もぞもぞと動く白い靴下を
つん、とつけば、また{ルビ蹲=うずくま}る

どうしてこの子は
こんなに静かな遊びを
思いついてしまったのだろう
座り ....
死んだ鯔が漂っている
ゆらゆら ひれをふりながら

近づいてくる 油の浮いた港の水を分けて
俺の思い出を裂いて

一漕ぎで 鯔はあきらめる
記憶の追跡を 死というやわらかな退廃を
この ....
 詩を書くのは楽しい
 なんだか冒険しているみたいで
 時間も忘れて書いてしまう
 それも夜の帳が降りた後の深い時間や星々達が消えてしまう前に
 詩になる生き物達を失う前に僕は目を泳がせてキー ....
?.

日が沈むぜ
ウォッカの氷に
日が沈むぜ
おまえの鎖骨に

観覧車に
モップ犬に
道行く人に
カモメの声に

書くしかない
書くしかないんだ
おれたちこんなに ....
今日はずっと雨だ
だから歩かない

雨が降るとこのへん一帯
泥沼みたいになって
すげえ時は渦を巻いてその奥へ引き込まれる
墓標の上に座っていれば引き込まれることはない

さあさあ降り続 ....
  静かな真昼の道端に
  ぼくは黙ってころがったまま
  小さな石ころのようです



  三月の風がやって来て
  ざわざわ気持ちをなでるのです
  ほらブランコもゆれてい ....
夢の中に出てきた白いうさぎ
ゆっくり時間を止めてゆくように
振り向きもせず私の伸ばした腕を
そっと摺り抜けて消えて
追い付けない追い付けない

この脚じゃもう走れないのだと
気付かされて ....
深々と 寄せてくる
夜の 間に
下弦の月が 静かだから

開かれた 秘密の扉
漏れくる 天界の光

倦む事を知らない 瞑想だから
月の鍵穴を そっと 覗く
幽かな 天空の序曲に 耳を ....
実を言うと俺は男の身体も好きだ
前も言ったっけ

そう言うとゲイやバイの奴らが集まってきそうだが
残念ながらその気はねえ
天国に連れてってやると色々誘われたりもしてたんだが
ツボをよく分か ....
水音、雪の降る体
その白い音、針の先です

柔らかさのデフォルト

時計が降る
音が降る
針が





みみずは濡れたままだまっていました
そうすることしか、できなかった ....
触れ合う木の葉音
高い空を見上げる
言葉はそこになく
風はただすり抜ける
なだらかなサイクル
優しさの温もり
確かな偶然
僕の森に 与えて


流れゆく水の音
陽だまりが浮か ....
朝起きると武士だった
(拙者、もうしばらく眠るでござる
と、布団を被ったが
あっさり古女房に引き剥がされた
長葱を{ルビ購=あがな}ってこいという
女房殿はいつからあんなに強くなったのだろう ....
きみが森にはいれば
木々は青さを増し
きみが空に手をのばせば
雲はきみに近づこうと雨になり地におちる
きみが猫にふれれば
その三毛猫は、2丁目界隈の王になる

海がみたい、君がときどきそ ....
僕は 野に咲く花にある日尋ねた


「どうして咲くの」


枯れるために咲いた花がいった


「きれいならいいのよ それで」



刈られるために咲く花はいった

 ....
しろいしろい部屋に
しろいしろいテーブルと椅子
しろいしろいお皿に
なにかうつくしい食べるもの

朝の桃色の光が
しろいしろい部屋の
しろいしろいテーブルと椅子と
しろいしろいお皿と
 ....
しんかんせんが はっしゃする 
ぐんぐんとはなれゆくきみのすむまちへ 
ことばにならぬおもい 
かそくするしんこうほうこうにさからって 
きゅっ とくちをつぐんだまま 
きみのことを すき ....
笑つてゐてね。
だうか、御前。
何時の日も笑顔を。

花が散つてゆくよ。




空気が緩んで来たのを感じるか。
屹度まうすぐひらりひらりと、桃色の霞が舞ふよ。
御前の後姿のやう ....
画一的な朝の訪れ

不安を抱えたまま

自分の意思とは関係なく

交わさざるを得ない

自らを束縛するための契約に

定められた時間のために

僕は歩いている

感情は絶え ....
オレンジ色に染まる公園で
僕はひとりかくれんぼうをする

ぞうさんのすべり台の上で
数を百までかぞえても
僕を探しに来る子はだあれもいない

風が気まぐれに揺らすぶらんこの
長くのびた ....
ポケットの中で粉々に砕け散ったビスケットを
乾燥した指で摘んで口に運んだ
解けたチョコチップが指に絡んで
煙草のフィルターまでベトベトになった

お前がくれたチョコチップビスケット
これで ....


いっせえので
声に出してみよう
わたしたちきっとふたごみたい
チェリー
ピーナッツ
ハッピーアイスクリーム







いけないな
わたしたちって
いけない ....
春の花を見つける
忘れないように匂いを嗅ぐ
きっとこの花が
私を飾る
だから忘れないように
匂いを嗅ぐ

夏の果実をかじる
熟す時期を覚えておく
きっと私が最期に食す ....
下弦の月
空に星

静かに見上げる
この窓の憂鬱に
暗闇は満ちる潮

夕焼けは あの約束

長い沈黙
昼から 読み続けた 本

見上げれば 夕闇 押し寄せ
スタンドに灯

 ....
青い月の下で
唇が切れると
錆びた味は生温く
舌先に現実とゆめとの
境目をおしえて
わたしが誰であったか
あなたが誰であったかを
思い出させる


青い月の下で
繰り返されるくち ....
 今、発車前の夜行列車のなかで
この手紙を書いています。上野駅
は昔から無数の人々が様々な想い
を抱いて上京する駅なので、昔と
変わらぬ空気が今も残っている気
がします。 

 先程、少 ....
石瀬琳々さんの自由詩おすすめリスト(3660)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
泡日- ヨルノテ ...自由詩2*07-2-8
いちごのような空- ふく自由詩6*07-2-8
夜は海- 未有花自由詩22*07-2-8
如月- なかがわ ...自由詩9*07-2-8
ブルー、- yuri.自由詩15*07-2-8
貝あそび- 佐野権太自由詩29*07-2-7
- 水在らあ ...自由詩20+*07-2-7
詩を書くのは楽しい- はじめ自由詩5*07-2-7
斜陽- 水在らあ ...自由詩28*07-2-7
- サナギ自由詩6*07-2-7
石ころ- 草野春心自由詩507-2-7
白いうさぎ- AKiHiCo自由詩507-2-6
月の鍵穴- アハウ自由詩5*07-2-6
筋肉- サナギ自由詩6*07-2-6
廻り方の話- ふく自由詩8*07-2-6
僕の森- 和泉蘆花自由詩607-2-6
武士のつかい- 佐野権太自由詩58*07-2-6
美しいもの、きみがうつくしくみせるもの- 八月のさ ...自由詩807-2-6
花が咲く_- ひとし自由詩207-2-6
朝の海- ふるる自由詩9*07-2-5
いずみ- 服部 剛自由詩8*07-2-5
花散る里- ヴィリウ自由詩307-2-5
画一的な朝の訪れ- ジム・プ ...自由詩3*07-2-5
夕焼けかくれんぼ- 未有花自由詩18*07-2-5
真夜中ビスケット- 虹村 凌自由詩6*07-2-5
あの女- くあせ@ ...自由詩2*07-2-5
四季の森- なかがわ ...自由詩12*07-2-4
時間に- アハウ自由詩4*07-2-4
青い貝殻- 銀猫自由詩26*07-2-4
手紙_〜四つ葉のクローバー〜_- 服部 剛自由詩12*07-2-4

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