寂しいものです。
せっかく高知に帰ってきた一年目の春、結局花見に行くこともなく桜は散ってしまいました。まぁ、花見に行くのも多分、一人だったんだろうけれども。夜が仕事のボクは、どうしても周りの人た ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=182801
睡蓮さんの文章を読んで思ったことを書いてみます。
なるほど。セルフ・マスキャリズムについて、勉強になり ....
よねたみつひろ氏は、現代詩フォーラムでは「みつべえ」というお名前で沢山の詩を発表しておられます。みつべえさんが発行なさっている「風羅坊」という個人発行の詩誌の配布を申し込みまして、そのご縁で詩集を分 ....
私は時事的な問題にたいして、いっこうに関心をもつことのできないタイプの人間である。より正確に言えば、けっして関心を持たないわけではないが、それが直接的な行動にあらわれにくいといったタイプの人間である ....
ダイ、ダイラ、
風吹きわたり
陽あたりのいい場所で
投げ捨てた果実の種が
ことごとく芽吹いて巨樹となり
大地を引き裂いて
ダイ、ダイラ、
風吹きわたり
陽あたりのいい場所で
はらわた ....
春の列車が
終着駅についたので
降ります
列車はまた
新たな終着駅へと
折り返していきます
ありがとう
ここから先は
歩いていきますから
レールの上
とやらが嫌になった ....
お前と俺とは
繋がった
ビクンと
震える
指先に
伝わる
激しくのたうつ姿
伝わる
肢体の中を流れる
血流の躍動
波がもうたら
絞り込まれる
波 ....
石けんの香り
ゆらいで
沐浴
朔日、
娘が生まれました。
張りつめる乳房の
端から
わたしの血液を
ふくませ、
ふくませ、
新月のひかりで
臍の緒を断ち切ります。
....
耳のようなかたちをして
母のおなかの中でうずくまっていた
そのとき私は
ひとではなかったが
確かに
ひとの一部のかたちをしていた
二十歳の誕生日に
ストローの束をもらった
もうすぐ ....
湯船のふちまでお湯を張る
そっと揺らさぬように
しずかに身を沈めると
溢れ出たお湯が
洗面器をさらった
体の芯がやわらかくなるまで
ゆっくりと数をかぞえる
幼い頃
....
胎内で飾られた
くるわない羅針盤が
まだ胸で光っているのがいけない
この先を覆っているものが真白い羽根なので
どうにかなると思っているのか わたしは
この発電器が雨にうたれて
錆びてい ....
干あがりはじめている
眼球に満月がうつって
わたしの魚類は決起した
精度をあげた
鱗は
鋭利になった
鱗に覆われた
そこを掻きむしる指先は真っ赤
な爪の間に平然と住んでいる ....
きみの歌は
四散して、きみたちも
四散して、
四散していったものたち、言葉
は
何ひとつとして
きみと
ともには行かなかった、かつて
わたしはきいた、
はずの
きみの
四 ....
お前の奥底で悲鳴を上げたおぞましい感覚の吹きだまり、沸き立つマイナスの腐臭を浴びながら幾時間が過ぎただろう…お前は歯の裏にこびりついた、些細な食物のかすのことばかり気にしてすべての ....
存在の下痢のかなたで光化する睡眠の数々。赤い睡眠はいずれ被殺者の流す血として大地を吸収する。宇宙の移住のはしくれのタンポポが、葉の代わりにナイフで飾られる。ビルの鉄筋は爆薬であり、圧力の襞に生命を逃が ....
きみは
{ルビ無重力=マクロ}の落雷にうたれた
{ルビ最前線=フロンティア}に魅せられて
とんでゆく
その脳内に
{ルビ霊長類=わたし}は窒息する
アローン、
アローン、
....
書くこと、について、ミハイル・バフチンというひとの本を読まざるをえなくなって、
でも楽しく読んでいます。
それはもう他の読者の方に怒られるかもしれないくらいざっくり言ってしまうと、
「小説って人 ....
僕はとてもパンクが好きだ。あまりにもパンクが好きなので、「今のパンクやなぁ!」って隣にいる人に言うこともしばしばで、いやぁ、ときおり思いがけないところにパンクを発見したりするんだけれども、と同時に世間 ....
ぶら下がっているわたし
の、創立八十年
の、生後十一年
の、柔軟を奮って弾丸になり
この袋を突き破るのは
口のゆるめ方がせこせこしているので
権力は
狡猾なのではなく
短絡的なので ....
海岸線の弧が抉る
砂浜に埋まっている
息を
ひきとったはずの感傷が濃度を上げて
臭う潮風を
追放したい
繋がった手の
甲の皮膚から
繋がった肩に
鎮座するわたしの
頭 ....
ネットから生まれたいわゆる「作品」の価値と可能性について「共同体意識」という観点から考えてみた。
掲示板(主にネット内)というのは「読者であり作者である」ことが可能な世界である。(ネットの掲示 ....
夏までのあいだに、吐き出すだけ吐き出そうと思って、さまざまな詩にまつわるものをつくった。
そして、現状、いまじぶんがいるところが、丸裸になるようにしたのが夏でした。
丸裸になってしまえ ....
{引用=副題:狙われた街/狙われない街}
こんな日はめったにないけど
たとえば
なにもかもが真っ赤に染まる絵のような夕焼けの日
空は思いのほかよごれてしまって
あるいは記憶のな ....
恋愛の詩、とくに相手のことを必要だ、という詩を書こうとして、書いたら全く違うところに行ってしまうという話をなんどもしたことがあります。
原因は「自分が知っている彼女を描こうとしていた」ことらしい ....
わたしの声帯から延びた
蔦が
ビリジアンの意地悪だった
集合体は頑丈で 瑞々しい
唇をつたって、ずるずると
出ていく
あのひとの唇をつたって
入っていく
取り返しのつかない色
取 ....
陽射しが勝ち誇っている
圧倒される肌や
追いやられた雲たちを見まわして
自惚れている
晴天に
傘、
傘を抱えている、
チラ、不審、チラ、白い目、が、チラ、チラ、と、
きみの傘、
....
仲仲治さん
自分なりのやり方でお考えになっているようだから疑問があっても茶々を入れないようにしてきたのですがどうも行き詰っているというか、もう書くことがないと書いてらっしゃるので話しかけてみます。直 ....
分裂を繰り返し損ねて畸形でくたばりかけた細胞がどうしようもない呪詛を吐きながら加重する真夜中の少し前、廊下に落とした昨日の、未消化のフレーズたち、ぶくぶくと粘度の高い泡を吐き出 ....
無邪気ではなかった
大人、そう
そうすることでしか立ち上がれない
きみが貶した街に立つ
軽やかな構成を切り離したい
上顎が
切り離したかった
きみを溶かす
舌が
強力に吸いついて ....
書いてしまって、また後悔するかもしれないんだけど。
まずはお礼から。
詩学社の破産、廃業の折は、「詩学社を救え!(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=136 ....
岡部淳太郎さんのおすすめリスト
(1118)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
男はつらいよ
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北村 守 ...
散文(批評 ...
2*
09-4-9
人が自由を奪われるってのはね、生きていても生きている感じがし ...
-
石川和広
散文(批評 ...
5*
09-4-9
よねたみつひろ氏『鬱曜日には花を刈って』によせて
-
ふるる
散文(批評 ...
8*
09-4-5
無関心について
-
パンの愛 ...
散文(批評 ...
8
09-3-29
星型の住宅
-
片野晃司
自由詩
26*
09-3-28
ホーム
-
ことこ
自由詩
7*
09-3-24
船酔い2009型
-
北村 守 ...
自由詩
4*
09-2-18
葉女
-
ことこ
自由詩
4*
09-2-16
ひとのきかん
-
ことこ
自由詩
5*
09-2-15
浴室
-
ことこ
自由詩
11*
09-2-12
知命〜take_leave_of_my_senses〜
-
伊月りさ
自由詩
5*
09-2-7
An_ENPTY_OVEN
-
伊月りさ
自由詩
3*
09-2-5
きみの歌は四散して
-
こもん
自由詩
11
09-2-1
狂えないというゴキゲンな現象の中で俺は歯ぎしりをする、そして ...
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
08-12-31
積乱
-
葉leaf
自由詩
2*
08-12-29
進歩
-
伊月りさ
自由詩
8*
08-12-24
ポエムのこと、を読んで思ったこと
-
れつら
散文(批評 ...
8+*
08-11-16
パンクについて
-
捨て彦
散文(批評 ...
5+
08-11-14
有袋
-
伊月りさ
自由詩
6*
08-11-13
空を切る
-
伊月りさ
自由詩
5*
08-11-1
ネットと作品
-
ふるる
散文(批評 ...
5*
08-10-29
なんにもみえない先の詩の道
-
白井明大
散文(批評 ...
5*
08-10-27
メトロン星人(怪獣詩集)
-
角田寿星
自由詩
20
08-10-27
恋愛詩の教科書として読む『黒田三郎詩集』
-
イダヅカ ...
散文(批評 ...
2*
08-10-26
蔦狩り
-
伊月りさ
自由詩
15*
08-10-26
返照
-
伊月りさ
自由詩
17+*
08-10-18
敵を知り己を知れば…仲仲治さんに恐る恐る話しかけてみる
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石川和広
散文(批評 ...
3+*
08-10-16
受胎告知
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ホロウ・ ...
自由詩
3*
08-10-13
帰郷
-
伊月りさ
自由詩
3*
08-10-12
詩学社、そして寺西さん
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角田寿星
散文(批評 ...
54+*
08-10-10
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