宵にまかせてヒートアップして散々の
暗い今日の芸術とやらなんとやら
パラシュートが美しいと思ったきみはどうですか
ここんとこ
エスカルゴ、巻いて
ガムラン、さよなら、どうしてかこの心の中 ....
手首を切るような人間の感情はわからない、と彼女は言った。
それは、彼女のまっとうさを端的に表わした発言だろう。
私が最も憧れて、同時に疎む、彼女の特性の一つである。
わからない、と言った彼女は、 ....
あの頃の十一歳は、生理で休むなんて言えな
くて、シャワー待ちのマーメイドギャングを
蛇口ひねって一網打尽。がっさがっさとふる
いにかけて出てきたコだけが五年後も信用で
きる。
そんな気持 ....
最初に言っておかねばならない。私は経験を重要視するわけではないし、軽んじるわけでもない。私は経験について中途半端な考えを持っている。経験は重要な場合もあるし、そうじゃない場合もある。経験しなけりゃわか ....
ビートルズ愛好者として生き続けて早や三十有余年。ビートルズのギター完コピは難しい。ミッシェルのアコギもそのひとつ。こんどこそ完全に解明してやろうと試みては果たせず、年ばかり無駄に重ねる人生でありまし ....
{ルビ鉄=くろがね}の背のように
陽を照り返す
さざなみの群生するこちら側で
砂に潜っている
貝の喘ぎは
打ちよせる海水に
くりかえし濡れる
しろく寡 ....
3日前に職場で腰を痛め
うずくまったまま動けず
車椅子に乗り
整形外科へ搬送され
9年目にして初めて
10日間の秋休み
今日も午前10時の朝食を終え
ほがらかな日のそそ ....
全てを飲み込んで許し
傷つけ吐き出す
砂
片足がほろんでいる男の
肘にぶら下がる女
際限なくせばまり風にうずまく砂は
常に何かを形作ろうとし瞬間
走るように崩れ去り
うめきすら ....
{引用=
金色が ふる
まちがすこしずつ
つめたいもようをかさねた ゆうがたのこと
きみが
道路の真ん中で
おおきく手をふっている
さけぶ声はきこえなくて
きらきら ....
もうダメなのかもしれませんが…
とりあえずみなさん、これ読んでください。
『詩学』バックナンバーのぼくのお薦めは、伝説の「西脇セミナー」と
いうのがあって、西脇順三郎さんと詩人が集まって、『Am ....
いつのころだったか、わすれてしまったし、どこからきたのだったかも、はて、となってしまった。体温のようにそこにあった、ぬくぬく、や、ぬるまゆ、や、ぬめり、にみられる、ぬ、的なもの。それ ....
とあるスレッドに高校生自殺事件に関連する人物の名前が挙げられた。
ほどなく削除されるであろう、実名の記述である。軽く検索を行うと、まとめ掲示板が
あり徹底的な叩き書き込みが行われているのを見 ....
宙を覆う草木のすべてが
さかさまのかたちを描いている
雨は流れ
音は流れず
影は分かれ
影は流れる
短い煙の端々が
長い煙を折ってゆく
煙を生む火はなくならず
煙 ....
椅子の並んだ暗い部屋
映写機の背後に立つ人が
かちっとスイッチを入れる
闇をつらぬくひかりの筒
スクリーンに映し出す
交差点を行き交う
無数の人々の足
試写室の ....
Occasional Poemというものがあるが、文学者、ミュージシャン、タレントなどに
時事問題を語らせると、ガッカリさせられることが多い。
Occasionに際して、何よりもぼくたちが第一に必 ....
「ラブアンドピース」緑川ぴの
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=128847
アオザイの揺らめきはあのときのままではない。アオザイは民族衣装なので ....
物事を単純化して答えを割り出してしまおうとしている人間が、自分も含めた若い世代に増えているように思える。
例えば、「ムカつく」という言葉だけで意思疎通が出来てしまうのことは面白いのと同時に深 ....
カツンカツン
と
困惑した音が鳴り響き
チラチラ
と、僕は
眩暈を耐えている
今日は
アルヒルノ
無人の路上に倒れる
視線気流に巻き込まれ
涙が降り注ぐ
ゆっくりと
雨の線が見 ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=122465
詩人は詩を書き始めるにあたって、一つの静寂、一つの待機状態に身を置く。詩人が詩の発端をつかもうとすると ....
11
ジャングルジムの上で
傘の脱皮を手伝う
またやってくる
次、のために
海水浴の帰り道
人の肌が一様に湿っている
12
ピアノを弾くと
鍵盤がしっとり ....
小さく折れ曲がり
玉蜀黍畑にうずくまる
光と共に、空から
夥しく剥がれ落ちる玉蜀黍の葉の
激しい葉脈を見上げる
光、
青、深緑、
夏、
という、灼熱
....
こちらにいらしたあをの過程さん、がいなくなって、
私にはどうしてもどうしても、彼を、とか彼に、とかの詩や散文は書けない。
ただ、これから私が書いていく詩の中に、少しでも良いものがあったら、
そこ ....
鯉が吊るされた
教会の屋根に
虹は鱗を落とす
七色ではなく十二色の
クレヨンじみた
ツタはいつまでも
少女を縛り付けて
泡を吹いた口から
鯉が生まれるので吊るされる
正常な幽 ....
大覚アキラの詩は油断できない。
分かりやすい言葉で書かれ、親しみやすい内容かと思わせておいて、
必ず後半にドキリとさせられる。案内されるままに無防備について
ゆくと、突然振り返ってナイフを突きつ ....
あ から を までの過程をたどる
日本語というのは あ から を までの流れのなかで
ことばが組みあわされ、いろんなおもいを伝えるわけで
さいごに ん で輪を閉じる
ん。っていったらしりとりで ....
朝の光、朝の 黒い夢の中で
揺れる窓際―――(揺れている)
全身が、濡れている
水が 僕の 周りに 落ちる
空中で横になり
妖精達が、太陽に向かって飛び立つ、夢を見る
薔薇とチューリッ ....
ハローグッドバイ
ハローグッドバイ
ゆらりゆらりと
朝のメルヘン
たびからたびの
たびからたびへ
百万光年も
二百万光年も
神のためにその石は削られ
深い傷を負った陰影を語り継ぐ
....
身近なものに世界という名前を与える
だから私たちは世界を知っている
世界という名前を与えた私たちは
神である
*
おのおのが良いと思う形で祈り
....
闇は町を飲み下していく
水性の夜空と
夜行性の水が交わる
境目を覗き見るように
島の火から水平に引いた補助線は
離陸していく
それが星だと気づくと
線は頭上を越えていく指先だった
....
ゆっくりと
その角を曲がって行け、。蹄でなく
流れる一筋ごと粒子を埋め、加速し
金糸のそれぞれの鈍い光によって
産まれて行け、。
((失速しながら
しかし、果てまで手を ....
岡部淳太郎さんのおすすめリスト
(1118)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
パラシュート/ラヴ・ラヴ
-
nm6
自由詩
10
07-11-26
同病相哀れむもしくは
-
亜樹
散文(批評 ...
9+*
07-11-24
鼓動みくまく
-
木葉 揺
自由詩
7
07-11-24
「経験」とは「不可逆な変化」である。
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
13*
07-11-12
ミッシェルのチンピラ
-
A-29
散文(批評 ...
5*
07-11-10
対岸
-
こしごえ
自由詩
10*
07-11-2
秋休み
-
服部 剛
自由詩
8*
07-10-23
砂丘
-
ふるる
自由詩
21*
07-10-18
ドーナツの星
-
はな
未詩・独白
12*
07-10-14
詩学社を救え!
-
角田寿星
おすすめリ ...
28*
07-10-14
カルネヴァーレ
-
nm6
自由詩
12
07-10-14
いじめ事件の余波_ネットのリンチ
-
リーフレ ...
散文(批評 ...
4+
07-10-9
午後と火
-
木立 悟
自由詩
3
07-10-8
空の映写機_
-
服部 剛
自由詩
6
07-10-7
Follow,_poet,_follow_right……
-
んなこた ...
散文(批評 ...
2
07-8-8
「ラブアンドピース」に対する異議申し立て
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
20+*
07-8-8
空気を読む猿、単純化したがる原始人
-
結城 森 ...
散文(批評 ...
1*
07-7-31
雨の日のルノ
-
結城 森 ...
自由詩
3*
07-7-30
もりおかだいち「蜘蛛の内部にて」について
-
葉leaf
散文(批評 ...
9*
07-7-26
「その海から」(11〜20)
-
たもつ
自由詩
22
07-7-20
微粒子
-
A道化
自由詩
14
07-7-19
あをの過程さん
-
ふるる
散文(批評 ...
12*
07-7-14
祈るだろう、目を閉じたら、
-
ふるる
自由詩
13
07-7-14
「用意していたナイフ」−大覚アキラ「水族館」
-
木葉 揺
散文(批評 ...
8*
07-7-11
あをの過程
-
mizu K
未詩・独白
21+*
07-7-10
零れ落ちた太陽の下で
-
結城 森 ...
自由詩
6*
07-7-9
フラグメント
-
もりおか ...
自由詩
10*
07-7-7
世界と名前とカミナリ
-
嘉村奈緒
自由詩
12*
07-7-2
夜島へ
-
氷水蒸流
自由詩
8
07-6-22
「瞼の交響」
-
焼石二水
未詩・独白
6*
07-6-20
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38