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言葉(文章)についての本を色々読んだので、つらつらと書きます。
・言葉は人の身体にまあまあ合っている
言葉は、人の脳の容量とか、口の動かし方、息の出し方、書く動作、に、合っている。から ....
詩というのは、心情の吐露とか、綺麗な風景を綺麗に書くとか教訓めいたこと、哲学めいたこと、社会批判、を共感を得やすいように、大勢が納得するような比喩をつかったり美しい表現をしたり、あるいは素敵なぐっとく ....
まだ読んでるライト・ヴァース関係。
とはいえ、ライト・ヴァース関係の本は前回読んだ二冊しかないので、アメリカの詩ってことで検索・予約しまして、色々借りてきました。
『アメリカ詩の世界 成立から ....
※アメリカのライト・ヴァースの経緯については「ライト・ヴァース雑感2」をお読みください。→https://po-m.com/forum/showdoc.php?did=215625
こちら、 ....
よねたみつひろ氏は、現代詩フォーラムでは「みつべえ」というお名前で沢山の詩を発表しておられます。みつべえさんが発行なさっている「風羅坊」という個人発行の詩誌の配布を申し込みまして、そのご縁で詩集を分 ....
ネットから生まれたいわゆる「作品」の価値と可能性について「共同体意識」という観点から考えてみた。
掲示板(主にネット内)というのは「読者であり作者である」ことが可能な世界である。(ネットの掲示 ....
ゆうろさん料理をしましたか
ええ、しましたよ
左手 お野菜洗ったので冷えてあかい
右手 あついお鍋を見ていたのでももいろ
今日はどこで
小鳥の巣箱よ
小さなやかんに小さなお鍋
風邪ひいた ....
全てを飲み込んで許し
傷つけ吐き出す
砂
片足がほろんでいる男の
肘にぶら下がる女
際限なくせばまり風にうずまく砂は
常に何かを形作ろうとし瞬間
走るように崩れ去り
うめきすら ....
こちらにいらしたあをの過程さん、がいなくなって、
私にはどうしてもどうしても、彼を、とか彼に、とかの詩や散文は書けない。
ただ、これから私が書いていく詩の中に、少しでも良いものがあったら、
そこ ....
鯉が吊るされた
教会の屋根に
虹は鱗を落とす
七色ではなく十二色の
クレヨンじみた
ツタはいつまでも
少女を縛り付けて
泡を吹いた口から
鯉が生まれるので吊るされる
正常な幽 ....
詩において、「死」とはいかなるものなのだろうか。あるいは「生」は?
視聴者を引きつける手段としての「死への恐怖」「死んだらこうなる」というものは、メディアに数多くあり、利用されている。ドラマを盛り上 ....
ベストオブにんじん色に選ばれた
「おめでとうございます!!!
あなたは、ベストオブにんじん色に選ばれました!!!」
という電話がかかってきたから間違いはない
学校へ行くと友達が
....
ああごめんなさい
あたくしといたしましたことが
ひどくうろこむしてしまい
大変お見苦しゅうございましょう
うなじのあたりから
せなかまでがもう
ひどくうろこむしてしまい
はがしても、 ....
いつからか
巨大な目/まばたきをしない目が
わたしをじっと見る
青い/緑の目をしたきれいな雌鹿
自分を巡って戦う牡鹿を
じっと見る
興味深そうに/興味がなさそうに
丘の上にある一 ....
私は3年ほど前から詩を書いたり読んだりし始めたので、紙媒体の詩もネットに流れている詩も量的にはさほど読んでいないので、色々思い込みや誤解があるかもしれません。その上で思うことをいくつか書こうと思いまし ....
午後から
雪がすると言って
ハツコは眠った
ハツコ
はつこ
はつ、子
ああそれは
どこまでも
降りしきる降りしきる
降りしきる降りしきる
向こうはもう見えないよ ....
ごくたまに、中学生とか高校生に思われることがあります。
はじめはすごくびっくりして、自分が幼いからか、とか、何か人を騙しているような申し訳ない気持ちでいたのですが、だんだん分かってきました。
実年 ....
夕暮れのスケートリンクすみれいろ映画のフィルムにひとすじの傷
吹きさらしお腹の弱い星たちが
....
{引用=街}
街は
灰色にかじかんで
遠くを見る
{引用=鳥}
丹念に編み込まれた
木々のレエス
鳥が壊す
{引用=画廊}
画廊の扉は
今日も閉じられて
あの絵も ....
みどりいろの切符を買って錆びた電車に乗りましょう
髪にすみ家を作っている鳥は「火ぃや、火ぃや」と鳴きますので
火が欲しいのでしょうね
さむいのでしょうね昨日しとしとと降る
....
ねえ、コーマ
ひた走る夏がまたやってきたよ
クルクルと
額を通り過ぎる光の群れ
君は開け放した口で
笑うね
(笑う 笑う 笑った)
君は箱庭が沢山ぶら下がった
奇妙な棒をかついで
....
の丘に
咲いたダリアの一輪の
唇の頬のうなじの太ももの蹄鉄の
隠された場所の
の丘に
びっしりと生えそろう数億のダリアの一輪の
唇の頬のうなじの太ももの
暴かれた場所の
の丘
....
詩と技術ということを常に考えています。
というのは、私は詩を書くとき、技術的なことはぼんやりとしか考えていないから。
ぽっと浮かんだものを何も考えないで(言葉で表せるようなことは考えてない)書いて ....
軽業師
ビルとビルの間のロープ
風
バランス
を
く
ず
し
{引用=
砂時計ははかないものの象徴のように
いつも扱われていたのに嫌気がさし ....
腕を
上げ下げする時モーター音が少しうるさいでしょう
ごめんなさい
今日はどんな一日でしたか?
駅でまたお腹が痛くなったんですか
大丈夫ですか
私ですか
私は駅のホームか ....
>>さて、ところで詩の余白ということに最初に着眼した方は1900年に活躍した詩人のマラルメさんらしいのです。
と前回「視覚詩と北園克衛 (と私の好きな視覚詩)について」の中で書いてからはや2ヶ月 ....
君の声がどうやって千切れてゆくのか知らない
どうか耳をよせてください
いいやよせないでください
僕はカミキリ虫みたいに叫んだ
その声は成層圏を真っ二つにした
そんなわけない
ど ....
前回の、視覚詩のお勉強の続きです。
○北園克衛の視覚詩
北園克衛は日本の視覚詩の先駆者で、ヨーロッパなどで視覚詩がさかんになったのと同じ時期に
(またはもっと前?北園克衛主催のモダニズム ....
詩を読んでいると、文字や文字列や余白が絵として見えることがままあります。
私は言葉のかもし出すイメージや雰囲気その他もろもろだけじゃなくて、そういう見た感じも含めて詩が好きなんだなあと、以前こちらで ....
銀の柄を握って
車輪を回していました
沢山の貝が車輪の下から生まれてきたので
焼いて食べたり
髪に飾ったりしたのです
髪は細かく編んで
魚を獲るのにつかいました
魚のヒレはいつま ....
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