入れ替え文字は飽きてしまった(えー)
というわけでゴキブリを研究してみたという話の随筆です
この先はゴキブリが嫌いな方にはオススメできません
ゴキブリという文字を見ただけで動悸・息切れ・目まいが ....
きらめく
というのは
煌く
と書くらしい
煌くといわれても
どうにも
煙い
くらいにしか見えないんです私には

あるいは
火皇く
どこかの
国の王様が
焚き火遊びの
退屈な ....
テーブルの上ではコンニャクが
ぷるんぷるんとダンスをしている
花束は戸籍を失効してしまった
僕のポケットには扉が無い
行きつけの店で転んだまま
起き上がれない児童相談員は綺麗な歯肉
 ....
美しい花が咲くよ
飲み込めないものを置き去りにして
美しい花が美しく咲くよ
思い出を糧に
忘れられた形を残して
美しい花が咲く美しい夜に
僕たちの魂は震えているよ
僕たちの魂は淡雪のよう ....
眼、鼻、耳、口、毛穴
すべての穴に私たちは窓を取り付け続けた
窓に明りが灯ると私たちはそれを街と呼んだ
街が体中に繁茂していく傍ら
明りの消えていく窓がある
その浮力により
私たち ....
おはよう
で、今日も誰かが溶けていく
それでも、空を見上げることを止められなくて
いつの間にか、あちこち穴だらけになっている


使い古しの気持ちを手紙に残して
あなたもすっかりと溶けて ....
{引用=
ぼくの知らないうちに

机の上の
ぼくの憂鬱が
キレイに拭き取られている

そこには
ぼくの知らない
君の無感覚が飾られて在るだけ

だから、床の上に
心臓ジュースを ....
チ ュ ー リ ッ プ 握 り つ ぶ し て 大 人 か な


山 笑 ふ 大 い に 鼻 孔 を 抜 け る 蟲


純 水 を 流 し つ づ け る 春 の 川


 ....
始まりの声に耳をすませば
それは静かでも力強いことに気づく

あなたは
不確かな未来を希望にからめて
堅く結んだ約束を口ずさむ
こぼれたいくつかは落下して砕け散っても
受け止めたいく ....
 季節の名を呼ぶな。白紙のような、はじまりのような、実際にはでたらめの
地誌。そんな緯度にバビロンは無いぞ。想像上の怪物、あなた。私はすぐに忘
れてしまう、砂粒のようで、出かけようとしている、広が ....
汗を出したおかげか、
底辺だった体調がゆるゆると浮上してきたようです。
時計を見ると、今日がはじまったばかりです。
枕元のペットボトルに手を伸ばすと、小さな土鍋が、そばにことりと添えられていまし ....
よるねていると
心配になります

この世界の
どこかには
黒い塔があって

もう ぐらぐらと
激しくゆれながら

うおーうおー と
何かを警告しているような
気がして
じかんのかんかくが
すなにまじって
とうめいのいれものから
こぼれる








きそくただしいせいかつのなかから
あるじゅうだいなことのしだいを
つつみかくさずあ ....
アルコール
頬の先がほのりとあたたかで
外側が詰まったように白ぼけて隔たり
空気のあられな涼しさに
階段をかけあがり
ぼくらはときに大切な何かを失い
かと思えば突然にけたたましく
午前2 ....
いつくしみ、それから。
海辺に立って眺めると、世のなかのへりが見える。すべてひとはそこから滑り落ちていく。花や木や鳥や雲、それからコカ・コーラやマルボロは落ちていかない。滑り込むのは、僕らの時間ばか ....
   風に揺られていたね
   僕らはなにも選べずに
   別れの言葉を強いるのは夕風
   信じることも疑うことも
   選べずにいた
   僕らを置き去りにして
   地球 ....
{引用=
群集に埋没してしまいそうな

あらゆる完全なものの中で
自分の価値を見失ってしまいそうな

ツクリモノの世界で
ツクリモノの自分が
ツクリモノのコンセプトで
ツクリモノの生 ....
                              
すっきりとした風が
風が吹いてきた
すけこました顔付きで
筋斗雲を呼んでいる

ここでも
生まれたばかりの幽霊が
うろう ....
さわれそうなほどの青、空
心音の近くで
水の流れる音がしている

少し、痛い


大気圏の底辺で沸騰している僕ら
水を注いでみると、遮断機が下りて
通過していく何かがある
夕暮れに ....
徴兵された兵士のように
寒い目をしてあなたは通路を行く
改札を抜け再び階段を降り
あなたの目が地下鉄に乗る
と、私の目だけが置き去りにされる
壁にはたくさんの色あせたポスター
その ....
巨大アパルトメント郡の厳格な質量に問う
「A!断頭台は何棟だい?」
      「アベル メメントとは?」
消防車の鐘 乃至薄布で顔を隠したあの光
幾何が気化して出来た夜空を慰める瓦斯燈
を ....
山 吹 の 棘 を 踏 み し め 春 と 修 羅



春 雨 の 部 屋 に た た ず む 目 貼 剥 ぎ



春 日 傘 挿 し て 世 間 は つ ぼ み 待  ....
今朝は季節がもどり
寒い雨が降っていた
泡粒は無情に
傘の上を跳ねまわっている
白梅の枝にも川が流れる
空は雨の中をどこかへ行った
採っておきの小枝を
詩の女神に捧げ  ....
ビ ー 玉 や 転 が り ま わ る 春 の 山


舌 つ づ み 打 つ 手 の ひ ら の し じ み か な


鞦 韆 の 上 に 忘 れ た 漢 字 帳


脱 ....
1.
サナギズムとはサナギのままでいることに硬派性を感じる主義である。
「俺は絶対蝶になってやんないもんね!」的な考え方が広く受け入れられローマからドイツ、日本の文化にまで大きな影響を与えた。 ....
逆立ちをすることは、あまりない。けれど空を見上げることは多いし、できるなら見方を変えたいと思っている。溜息、ハア、でこの東京のネガティヴをまたひとつ、ハア、でふたつ、そしてたとえばお母さんは星になった .... {引用=


それは例えば
閉園前の遊園地
閑古鳥の鳴くデパートメント
誰も通らない非常階段
埃の積もった工具箱
空気の止まった閉架図書室
星光をただ通し続ける真空空間
そこにはや ....
そういえば、と

一行で綴られた手紙を
まだ読み終えていないことに気付く





しん、と
静まり返った日には
覚めない雨が降っていなくても
どこかで
音がするものだから
 ....
俺はつまり暴虐の限りを尽くした
俺が俺ではなく まだボクだった頃だ
じいちゃんばあちゃんアルゼンチン旅行
父親、修学旅行の引率 なんかの用事で夜 母親も出かけたし
いもうとは叔母ちゃんのところ ....
涙する者は
死んだあと

青いかなしみとなって
宇宙遠方の

つめたいの霧のなかを
何かを考えてるふうに 歩き続けます


ひとが何光年もの希薄のなかを
さまようはずは ないです ....
岡部淳太郎さんのおすすめリスト(1118)
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