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信号待ちをするときは
雨のアスファルトを
濡らす夜の光を
滑るように踏み締める車の連続の
車、車、車の
融合しているかのようなスピードに
巻き込まれないだけの重さの、足 ....
小さく折れ曲がり
玉蜀黍畑にうずくまる
光と共に、空から
夥しく剥がれ落ちる玉蜀黍の葉の
激しい葉脈を見上げる


光、
青、深緑、
夏、
という、灼熱
 ....
あ、熱


の予感に
振り返れば、白、白、白い、強い
ビニルハウスの、輝き


緑、の匂いに振り返れば
畑の若い夏野菜の、足々の、美しい美しい強い
濃厚な土への、浸り

 ....
優しく濡れていた
公園の池が凍りわたるという法則を
冬だから寒いのは当たり前でしょうと片付けた母の
手の平の保温性が
今も強く、わたしの身体へと、わたしの眼へと
柔らかいままの金 ....
岡部淳太郎さんのA道化さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
幽霊雨林- A道化自由詩1008-4-23
微粒子- A道化自由詩1407-7-19
初夏の、恍惚- A道化自由詩405-5-30
冬の履歴書- A道化自由詩6*05-2-24

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