新じゃがいもをたくさんもらったので
ご近所さんにお裾分けした
お返しに、と
果物をいただく
蜜柑のようでちょっと違う
きめ細かいすべっとした黄色い皮は薄く
手でむけそうだ
現れた果実 ....
ビスカッチャになった私は
眩しそうに目を細めている
ただ ひと目でお疲れなのだろうと分かる
それがなんとも言えない いい味わいなのだ
植えたばかりでも
水田では風を見ることができる
....
美しいもの
今 光のなか
美しくなる夕べ
風の川に
鳥も 花もあって
私もゆっくり
とけてゆく
とけた私を見ると
どうしても 幾つかの
悪くて ....
焼き物の詳しい知識持ってないただ純粋に魅力に触る
七宝の魅力伝える展示会大作を見て奥深さ知る
寒々と冷たい風に襲われる厚着をしても擦りぬけてくる
焼き飯の美味いと分かるその香り空きっ ....
嫌ならいなくなればいいし
誰かに言わずにすぐに去ればいい
そうしないのは十中八九、止めてほしいからだ
批判すらする価値のないものがこの世には数多あって
御多分に洩れず自分はそんなもので
....
東京SK駅から北東約十分
明日にかかるプールバーで
転がる玉を見ている
すべての始まりはそこで
やがて
花火の夜に散るように
マイクロバスから
あせた国際色が帰る宿
すべての始まりはそ ....
縁側 うららかな日差し やわらかな風
生垣の隙間 垣間見る人影 爽やかな駆け音
走り抜けて畦道 水路飛び越え 亀が見上げる
覗き込む青鷺 啄む嘴 鋭くて
空は紺碧 流れて群青 ....
一段 一段
階段を登る
二階につく
そんなことさえ
新鮮に感じる日
ふわり
記憶が消えたかのよう
あと何回
夏を迎えられるだろう
汚れた窓ガラスが
光を和らげてい ....
あなたとわたし
分かり合えないまま
会話を続け
紅茶とチーズケーキとコーヒーと
あなた うんうんと
うなずき
わたし ひたすら
ことば紡ぎ
あなた そっかそっか
相槌打つ
....
土にもぐって 咲く花に
仲良し双子の 子が育つ
かんかん照りでも 大丈夫
大雨ふったら たびに出る
ぷかぷか流れて 新天地
別々お部屋にいるけれど
顔は見えるし 話せるし
大きな ....
割れた瞳で待っていて
闇を突き抜け語りかける
余計な脂肪は要らないから
遊び場に寄って削ぎ落とし
日々の魂の努め果たしながら
流された涙と哀しみ噛みしめ
愛する貴女に逢いにいく
逢い ....
二十分ぐらいが
昼寝には丁度いい
寝足りなくても駄目
寝過ぎても
身体にだるさが残る
何となく眠いのは消えて
清々しい気分になる
昼寝は大切
午後からも元気いっぱいで
何 ....
人間は個として
およそ同じ体積の中で
古い身体を処分し 新しい身体を作り 生きている
樹木というものは
死んだ古い身体の上に 新しい身体を重ねながら
体積を増やし続け 太く大きくなってい ....
目の前に大きな山が聳えている
あんなに高い所まで登れるんだろうか
と思っても
一歩一歩登っていくと
必ず頂上に着くから不思議だ
どうしてわざわざ苦労して山なんかに登るんだよ
という人がいる ....
幻想が消えていく
私の人生を彩っていた 夢の中の人々
私のために 私が作った 私の家族たち
さよならも言わず なんだか笑顔で遠ざかる
私は泣きながら立っていた
窓 ....
自由詩の「枠」に苦しんでいるから
定型詩ほどわかり易くないからこそ
常にとらわれている型に苦しむから
詩人は毎日を自由に生きることができる
と、思っただけのことを書いてみた
島々が海の表情和らげるただ青いだけではない多島美
あの歌を聴けばあの頃蘇る匂いも風も空気に混ざる
コーヒーの苦味はいつも大人びて経済誌よみ頭が痛い
ベトナムの中部に出来たリゾート地新 ....
好みの女優の舞台の相方を見て
美男過ぎて僕の入る余地はないと思う
終了
学校での校則から叩き込まれるのは
重要なのは地頭ではなく
理不尽でも従わねばならぬルールなのだ
ということを知る ....
黒いズボンに白いシャツ
僕はパンダぽくなれたと思う
のに のだが
誰もわかってくれない
シュッとして見えるせいかなって
足を上げて見せたら
足が短いってびっくりされた
びっくり ....
○「適応力」
人間の一番の能力は
適応力だろう
人間はどんな状況にあろうと
適応しようとする
戦争時でも災害時でも重い病でも
適応しようとする
この適応力があるからこそ
人類はいくつも ....
オンボロお寺の石垣で
なんかの草たち もじゃもじゃと
雨がふったら さわぎ出す
石垣も草も イキイキと
雨にぬれて 光りだす
オンボロおテラのおニわには
なんかのナンカが もじゃも ....
五月のすがすがしい晴れの・・・と書きだしたかったが、
今日はどんよりした曇り空。
降りそうで降らない、何とか持ちこたえている
そこそこ生きてきたが
まだ答え合わせはできない
重なり合う未来、 ....
朝 目がさめて
僕がお布団ともっと一緒にくっついてたい
という日
と
僕はもう起きてなにか始めてもいいと思うのに
お布団がやたら僕にくっついてくる
という日
がある
....
有り難い
いのちが、
あることを
有り難く思うのは
死あってのことだ
物事は常に
変化していくから
今が尊い
今は
全てとつながっている
{引用=※五行歌とは、「五 ....
鉄はいい
分厚いのがいい
建設機械とかすごくいい
ボルトやナットも
すごくいい
使い込まれた鉄もいい
クワとか 剪定バサミとか
古い農具もすごくいい
鉄はいい
強くて 丈夫で ....
独りの魂の
高い壁が
うねっている
青を含み
空は曇天
渦を巻き
唸っている、
叫んでいる、
糸杉は色濃く戦慄き
野性の風 吹き荒れ
灼熱の太陽、消える星
意 ....
県外の友達に
お勧めしたい観光地は
どこだろう?
宮島は広島市内ではないし
平和公園とかしか思いつかない
そう考えると
観光地らしき場所は
少ないのかもしれない
飲食店はい ....
○「心の問題」
さまざまな心の問題に国をあげて取り組まなければいけない
もはや個人の問題として放置しておけない
家庭学校地域行政あらゆるところで
取り組まなければいけない
国が内部から崩壊し ....
太鼓のリズム
太古のリズム
神さまが来る
邪気払う
今日よい天気
青空の下
アフリカ気分で
ちょっとノリノリ
農作業
植物 優先
お天気 優先
ノーと言えない農作業
....
世の光に照らされ
新緑の濃密、鮮烈照り輝き
意識、呑み込む季節のどよめき
世の光に葉脈浮き立ち
緑の揺らぎ、今や無限の流浪
わたし、この世の一つの眼に成る
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