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肉身の疼く
今宵の静けさに

心は乱れ不安に駆られ
詩と死と戯れる余裕すらなく

焼酎を二杯、三杯と

焼け付く視界に
蜘蛛の巣張り

払いのけても払いのけても
辺り一面の糸は ....
椿の葉は少しの光でも
沢山の光を受けているかのように
大粒の光を反射する
やんちゃな少年がガバッと掴んで
思いきり投げたいくつもの白い石が
空中で一時停止しているような
よく見ると可笑しな ....
坂道に
水の流れ、
大量に 
夜の透明、
車は行き交い
飛び込んでいく
人、人、人

君はスマホの
中に居て
綺麗な声で
歌っている
聴いたことのない
異国の歌を
夢見心地 ....
ショッピングモールにある
スターバックスは行列だった
店員さんは慌ただしく
注文をとる係と
ドリンクを作る係と
仕上げて渡す係とに別れて
効率よく動いていた
照明はあえて明るすぎず
影 ....
空が握手をした
昼と夜の歴史的和解

世界が呼吸を始めたのは
忘れ物を思い出した君が
今笑ったから

天候曇り
雲量は十

尊重すべき
涙を踏みとどまる自由

もう一人で大丈 ....
わたしの瞳は小さい

つまりはそういうことで
人の気持ちがわからないから
優しい人からも、恨まれたりしていそう

静かな冬のお寺に
昔よく遊んだお地蔵さまがおひとり
孤独を怖れない、石 ....
高音の反響は 
悪魔たちを招集する 絶望の神の宴
  生贄の女たちが叫ぶ 歓喜と恐怖の波長

 極低音の響き ゆるんだはらわたをゆするのは
 夜更けの広大な倉庫に集う 怪物たちの排気音

 ....
涙、溢れて
記憶は麻痺し

思い出せない、
いったい何があったのか

)幼いままの愛娘、
)夢で踊り飛び跳ねて

眠薬片手に
横たう今宵、

涙、溢れて
記憶は死に絶え

 ....
どんな恋愛も
ドラマのよう

魅力的な出来事が
重なるようにして
目の前に現れる

ドラマで見たような情景が
今目の前に映し出される

あなたのその瞳が
キラキラしていて
幸福 ....
ナニカガ ウマレ ソウダ

言葉
宇を身籠もり
身籠もる言葉は
響く声また声の渦
何かが何かが ウマレテイル

夏の炎天下の縁側で
西瓜を食べている
兄と弟、汗流し
その頃青大将 ....
深く森の闇の香りがします
行き過ぎてゆく人に言葉をかけたりします
つまらない世間話ですけれども
視線はいつも痛いものです
いくどもえぐられているような不安定な
でもそれが欺かれていた ....
撃鉄を起こし引き金を引いた
でももう弾は残っていなかった
目覚めるような文章や言葉が書きたかった
今という記憶に埋もれた感性を呼び起こすような
『嗚呼、そうだったね』と涙するような
春の中に芽生えた秋を育てるような
そんな言の葉を 今も
初詣の足を止めて人々の絵馬に目をやった。
僕に見られたせいで、それらの願いは叶わない。
詩は動いている
迎える向こうの死を前にして

絶えず絶えず動いている

暮れては明ける、
遠い山並みのシルエットのように
そもそも最初に仕掛けてきたのはてめえだろ
やり返したらブチ切れるってどうかしてんじゃねえのか
俺はイーブンに戻しただけさ
いつまでもゴネてるとマジで容赦しねえぞ
てめえ、ブ、ブ、ブ、ブ ....
もっとたいせつな
丸いこころがあると
しっているけれど

そんな玉ねぎみたいな
ひとを泣かせることばを
なんどもきかされると

全てをおわらせても
ないふでそのかわを
むきたくなる ....
赤い信号の光りが
濡れたアスファルトに落ちて
滲むように拡がっている

思い込みに過ぎないけれど
濃くて固定された光りと
薄くて拡がる光りの違いが
誰かさんと私との違いを
抽象的に表 ....
詩を書かない夜も
詩を紡いでいる、
私の心の底。
「環状線に乗っていつまでも回っているのが好きなの」

東京から来た彼女は言った。

それでも大阪環状線は
大阪以外からやってきた人を
大阪の外に吹き飛ばしてしまう。

奈良から来た人を ....
やわらかな
白雲の群れ、
流れ流れ
踊る影は
光の万華鏡

私は静かに傾いて
遠くの街のざわめきを聴く
1
そして今僕が見ているのは 
雲から降ろされる光のはしご
指から零れ落ちる


2
あの日の雨は
もう降らないのかもしれない
もう降っているのかもしれない


 ....
老婆が手押し車で
自動車がなければ生活できない
田舎の道を歩いている
どこから来たのか
どこへ行くのか
始まりも
終わりも見えない
一人ぼっちで
寒風に吹かれて、それでも
歩かなくて ....
ケモノに呑み込まれる

わたしという存在が

身動きとれぬまま

呑み込まれ

渦の中

闇の中

焦りと 苛立ち

頭は混乱するばかり

奴の胃袋なのかで

もが ....
ビーナスを抱く貝殻の形
あるいは軟らかい耳
砂のどこかに

解読してくれるのなんか
待てない

水平線に
眼を凝らしても

足跡は
波に吸われ
風船は
萎んで落ちるだけ

 ....
正月が終わるころ、
いつとなく思うことがある。

母の島へいってみたい、
そう思う。

オレさえ生まれてこなければ、
兄と両親は、
幾度となく島に、
かえれていただろう…

 ....
つめたい雨が降っていてね、
つめたい過去がつめたい手ざわりで、
 ふれてくる。

つめたい雨が、冬の雨が、
 降っていてね、
 この心を濡らせばいいと。

あなたのその頬に滴らせて、
 ....
怖いものの先に
見えないものの先に

きみの求める何かがある
きみの探している何かがある

だから向こう見ずになってご覧
或る作家が書いたように
見るまえに跳んでご覧

その何かと ....
からからに枯れた紅葉が一枚、地面の少し上から降ってきて、ユニクロの入口に着陸した。木から落ちたのではないらしく、どちらかというと手品のように地面の少し上にパッと現れたらしかった。紅葉はからっからに枯れ .... これらの日々が過ぎていく
畏れと驚きと怠惰を呑み込み

  *

幸福は捨てた、世間体は捨てた、
ただただ至福を待ち望み

神々の生誕、闇の抱擁
爆発宇宙の渦を巻き

  *
 ....
秋葉竹さんの自由詩おすすめリスト(2134)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
予兆(改訂)- ひだかた ...自由詩520-1-14
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ほうじ茶クリームフラペチーノ- mmnkt自由詩2*20-1-12
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- 立見春香自由詩520-1-12
地下室の明滅- いねむり ...自由詩220-1-11
忘却1- ひだかた ...自由詩620-1-11
ドラマ- 夏川ゆう自由詩320-1-11
在るの根っこ言葉の根っこ(改訂再録)- ひだかた ...自由詩420-1-10
杳香- ナンモナ ...自由詩7*20-1-10
殺意- HAL自由詩7*20-1-10
目覚め- きみのて ...自由詩3*20-1-10
叶わない- クーヘン自由詩3*20-1-10
シルエット- ひだかた ...自由詩520-1-9
ブッコロ- ホロウ・ ...自由詩2*20-1-8
いき- 立見春香自由詩1120-1-8
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午後のスケッチ- ひだかた ...自由詩320-1-6
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手押し車- mmnkt自由詩320-1-6
ケモノ- あおいみ ...自由詩4*20-1-6
信号- Lucy自由詩3*20-1-5
- ナンモナ ...自由詩10*20-1-5
無題- 大町綾音自由詩4*20-1-5
答え- HAL自由詩8*20-1-5
一人でも楽しい- mmnkt自由詩2*20-1-4
日々- ひだかた ...自由詩3+*20-1-4

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