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擬音的な焦燥が砂のように散乱したフローリングの暗い色のグラデーションを誰かの
ダイイング・メッセージのように読みながら疲弊し続けた今夜の遺言を日付が変わる前に
脱ぎ捨てた衣類には今日という名の ....
夕立の匂い。そろそろまたこの辺の雑草を刈らないといけないか。遠くでゴロゴロと空が鳴る。横道にそれることにした。砂利だった道に草が生え、トラックのタイヤの跡だけ線路のようにまっすぐ伸びている。このあたり .... そう言えば
小学生の時給食費を持っていけなくて
担任の女の先生にクラスメートの前でズポンとパンツを脱がされて
尻を剥き出しにされた事がある
何十年たってもそれが脳裏にこびりついて離れない

 ....
私に秘訣を
聞いておかなくていいの?
いいんだ~?強がっちゃってさ
頑固は父親似ね
そんなお父さんや
あなたの人生を支えた私から
云って上げられることはそうね…
何があってもどんな時でも ....
1から育てた僕の木が
少し曲がっていた朝
風が吹いていた
誰かが曲げたのか
風のせいなのか
1から育てたのに
そう思うと腹が立った
一緒に種を植えたあの人
いつ見ても少し微笑んで
腹 ....
広島市の目の前にある似島
フェリーで二十分くらいかかる

海水浴場もあり
海水を使ったプールもあり
山登りも出来る

小学生の頃
臨海学校に行った
その時に似島を好きになった

 ....
 時代という鐘がなって、僕は生まれた。
 コンクリートで固められた部屋には窓がひとつあって、そこから海が見えた。
 そこには髪の長い女の子がいて、自然と二人並んで海を見ていた。
 海の音も風 ....
匂い立つ草に絡めとられ
探している君はいったい
いつの間に探すことを忘れたのだろう
夏というこの機械仕掛けの季節に
試している君はいったい
いつの間に試すことを止めたのだろう
夏は単純 ....
隣の工場の煙突はワケわからない煙を吐いてた。
匂うし、目が痛くて仕方なかったのは最初の内だけだった。
今は慣れて何も感じない。

筑波山が見える辺りの空に入道雲がたちのぼる季節だ。
工業団地 ....
君の頭のなかに幾千もの数が降り続けている。
暇さえあれば君は、暇さえなくとも君は、一心にノートに数式を書き続ける。
あまりにも君が夢中だからみんな不思議がるけど、なんのことはない、数が降ってきてい ....
真夜中のスーパーマーケット。どこにも行けないわたしを守る光の零れたシェルター。その隅で半額のお刺身を手に取る。賞味期限の近い3割引の食パン、腐りかけの安いバナナ、廃棄寸前の玉ねぎサラダ。見放されたもの .... 尚も人は、
七つの哀しみにわかれて
凍りついた虹の椅子に着座する
空はまだ無い

二度と汚されてはならない

新しい、昼と夜のために
星もなく陽もなかった
罪に染まった息を幾度もくり ....
ゆれながら
ふれると
濡れる

てのひらがあついことは
天使みたいに
すばらしい

朝がきて
夜がきて
また朝がきて
夜がきて

鳥がとんでいく
名前をよばれる
ふり ....
星ラクダが膝を折り
どうと倒れた

砂漠の王は革袋の水を掌にとり
その口に差し入れる

盗まれた太陽を追い
千夜を駆けた

汗と砂で固まったターバンは
王冠となり

残して ....
夏の麦わら帽子に穴を開けて
花の縁取りをした

冬のニット帽は角も包み
風邪をひかないようにした

卒園式にマニキュアで
魚の絵を描いた

わたしが死んでいないか不安になって
何度 ....
かさぶたは自己治癒能力の集大成で
自分も知らない、意識しない間に
細胞が傷を癒そうと努力してくれる。
形成されて行くその様子はまるで
傷がついたその箇所だけ
自分 ....
待つことになる約束などしなければよかった
待たせるような人を好きになってしまった
待っている間に雲を水平線を見ようか
暑い夏のこの駅で私はあなたを待つ
そういえば乗降客はいない
気の早いアキ ....
生が実存であるように
死もまた実存だと云ったら
きっときみは口を尖らせ否定するだろう

現実主義のきみのことだ
死をこの世から去った無だと反論するだろう
でもぼくはそうは考えてはいない
 ....
台風が近づく中で
傘が吹き飛ばされる姿を
中継するワンパターンには
もう飽きた

どうせなら
高さ120mのビルとビルの間を
クワコマホに
綱渡りしてもらいたい
あるいは
風船気球 ....
彷徨っている、
京阪三条駅近くの篠田屋の
あの皿盛りが
なぜだか目蓋の裏にある
いや、それなら浪速区日本橋の
そば処まる栄のカツカレー丼だって旨いだろ
いやいや、やっぱり誰もがカレーハウス ....
創造の小箱がきみの中にあるんだ
しこたまきらめきをため込んだ素敵なやつだ
誰にもさわれない特別な意匠がたくさん隠されている

想像の炎はときにきみを炙りあげるかもしれない
それでもそれを消さ ....
雷が落ちる確率は
サマージャンボ宝くじが
当たる確率より
うんと低いことは分かっている

地震も火事も怖い
「奴等が、奴等が、奴等が、来たぞー!」
と叫びながら
刃物を振り回しているオ ....
星の痛みで
香る車があった
黄泉では見るなと言われる
でも見る
「デモテープは聞くもんだろう?」
と言う異界か
詩歌を嗜む私
干し烏賊を食べる
胸の傷に拘れば
私は猫と別れざるを得な ....
空気に落とした涙の色は
風が伝えるエメラルド

もう大丈夫と微笑みが揺れて
少し引きつった顔でも
道を誤らないために行く

微熱を振りかざし
追いかけている
その溜め息は熱く
君の ....
 「あいばせ」とは会津の方言で
 「さぁ、行きませんか」という意味
 
 「いっしょにあいばせ」
  いっしょに
  あるきたい
  いとおしい
  ばかみたいに
  せつない
あおざめ
咳に胸をたたかれ
血が垂れる
効く と言われて
空缶に溜まった何かの肝を
啜れない身が

はたらけばいい
赤い服地をかざすひとにあこがれ
明くる春 山を越えた
紡ぐ糸 ....
冬のさなかのような目覚めだった、なにか夢を見ていたのかもしれない、その夢が心身を徹底的に凍えさせたのかもしれない、猛暑といえども明けたばかりの朝のなかではその牙はまだ剥き出しになってはおらず、冷汗 .... 娼婦の臍の下に咲く薔薇のタトゥー
聖書を一枚ずつ破って巻紙にする
燐寸に踊る白い蛾のささやき
さ迷うオーブ雨の匂いどこまでも
――おやすみなさい


――追伸
あなたには太陽を
終わ ....


私がひとり降りた夜
バスは静かに荒く息を吐き出しながら
また次の者を乗せ降ろしして
それ自体 拍動しながら
もう 見えなくなっていく
のこされた私は
安堵を荷物に 歩き出す
 ....
何気なく眺める星空
何処かに私が生まれた星がある

想像すればするほど
果てしなく続く宇宙
旅することが出来る

何光年何百光年
そう言われても
いまいち想像が出来ない

昼は現 ....
秋葉竹さんの自由詩おすすめリスト(2134)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
からっぽの世界に小石を投げ込む音を椅子に腰を下ろして聞いてい ...- ホロウ・ ...自由詩2*18-8-13
散歩に意味なんてないのだけれど。- よーかん自由詩218-8-12
- こたきひ ...自由詩418-8-11
最後の夜に- しょだま ...自由詩118-8-11
忘れよう- 腰国改修自由詩1*18-8-11
似島- 夏川ゆう自由詩218-8-11
時代の鐘- ヒヤシン ...自由詩4*18-8-11
夏のからくり- 葉leaf自由詩218-8-11
魂は瓦礫になってしまいそうです- こたきひ ...自由詩218-8-10
数が降る- 水宮うみ自由詩2*18-8-10
真夜中のスーパーマーケット- 青花みち自由詩10*18-8-10
アメジスト- atsuchan69自由詩5*18-8-10
紙のふね- はるな自由詩1018-8-9
morning_sun- mizunomadoka自由詩318-8-9
Horns- mizunomadoka自由詩218-8-9
かさぶた- 中山 マ ...自由詩418-8-9
夏の駅- 腰国改修自由詩3*18-8-9
生が実存であるように死もまた- HAL自由詩4*18-8-8
クワコマホに望むこと- 花形新次自由詩118-8-7
カツカレー_目蓋の裏めぐり_☆- atsuchan69自由詩4*18-8-7
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サンダーロード- 花形新次自由詩318-8-6
干し烏賊- 間村長自由詩11+*18-8-6
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あいばせ- イオン自由詩7*18-8-5
諏訪- 形代 律自由詩518-8-5
いったいどうしてこんなことを思い出したりするのかね- ホロウ・ ...自由詩2*18-8-4
最後の絵葉書- ただのみ ...自由詩11*18-8-4
Kodo- 唐草フウ自由詩5*18-8-4
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