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言葉が見当たりません
気分も沈みっぱなしで
なにを綴ったら良いか

ただもう独りでいたい
さみしいし
変わり者になってしまいますが
そう決めました
ここまで生きてきたのだから
あとは ....
キッチンにて
大きな柿を4等分に切り分けて
手づかみで頬張り
私は猿になる
風が匂い
そのまま森林から抜け出す
あたたかい草原で転んだ
目の前に
健気に花が咲いていた
それは美しい
 ....
終着駅の空に落陽

飛び立つ鳥と広がる闇

古びた映写機は回り出し

遥かな旅路を振り返る

安寧の中に潜む幸福と

悲愴の陰に佇む光明と

忘却の底に煌く情景を

僅かな ....
ふねのかたちをした
古い水族館で
ため息が水槽を
曇らせるのを
みたわ


長い魚、丸い魚、群れる魚、ぼっちの魚、
人が知ってる
ありとあらゆる
地球の魚が
目を丸くして
泳い ....
JR線の駅が近い。線路の上にかかる橋の上から通過していく電車の音を聞きながら歩いていた。

もしかしたら余命幾ばくもないかもしれない私の命。
人間の寿命なんて人それぞれに違いがあるけれど一世紀を ....
石ころになりたかったんです
道のはしっこで
誰の目にもとまらないように
ときどき蹴飛ばされても
誰のことも恨まないような
ちいさな石ころになりたかったんです

たいせつな物は思い出の中に ....
知らない人だらけの教室の中で
周りの会話に耳を傾けていた

誰か話し掛けてこないかな
友達ができたらいいな

一人きりで弁当を食べながら
周りの会話に耳を傾けていた

誰か話し掛けて ....
切りとる
世界を
見せて
おくれよ
写真じゃ
ダメさ
詩じゃなきゃ
見えない


心という
見えないもの
おもいという
不自由なもの
楽しげな
笑いなら
楽しげに
見 ....
見とれていたんだろう
月に
いいんだよ、急に猫に戻らなくても

猫は「え?」って顔をして
猫ですけど?って言いたいみたい

邪魔はしないよそれじゃ。また

子育て大変かな
長いこと ....
巨大スクリーン天空の
奥へ奥へ流れていく
鰯雲を背景に
右へ左へと
歩き去る
人人人
確かに属していた
あの世とこの世の境界の
フルサトを捨てて何処までも
この目に見えないもの
たとえて言うなら
この世界の片隅

何処だよそれ
漠然とし過ぎだろ
地球は文字通り球形なんだから

この世界の端とか
真ん中とか
有るとしても
どこを指すの ....
8憶光年離れた所から
昼寝中の僕の所へ
死んだ母親がやってきた

わざわざ
「もう、あなたのことを守れない。」

言いに来たのだ
天井に映る暗い顔

約束が違うな
思いつつ
 ....
溶鉱炉で白熱する
脳髄
掬い上げれば
途端に
灰色の唄が

始まる
始める

歯で噛む
歯応えの無い
灼熱
一オンスの光る肉

歯も溶けているし
口も無いから
大脳皮 ....
雲の切れ間から
青が光って覗いている
俺はくたびれ脱力して
道端に腰掛けている
わけの分からない宣伝カーが
ゆっくりと通り過ぎて行く
ひんやりと動かない空気
傾きかけた太陽
何も変わら ....
切り落とした無数の黒髪が
浴室の床に散らばっている

鼓膜の真横から聞こえてくる
二つの刃物が擦れ合う音

例えるならば泡
閉ざされた水槽の底から
少しずつ浮かび上がってくる
泡 泡 ....
半球を描いて
鰯雲が流れていく
哀しい目の名無し人は
気付けば人波に逆らって
鰯雲の後を追う

途方に暮れてあてどなく
ただひたすらに勇気持ち
ある日ふと撮った
何気ない景色が、何気ない仕草が
急にかけがえのない思い出になる

いつでも手の届く場所にあったそれらが
いつの日か手の届かない場所へ行ってしまう

そんなことは知ら ....
どうしても息は吐かなくてはならない
そのせいで
どうしても息を吸わなくてはならない

肺という
この体のなかに組み込まれた風船を
膨らませ
そして萎ませる為に
それは繰り返されなくては ....
たくさんのしあわせをありがとね
かかえきれないほどありがとね
つたえきれないかんしゃのきもち
のこさずぜんぶきみにあげる

そばにいてくれてありがとね
つないでいてくれてありがとね
おか ....
秋色に染まった街の

坂の上の教会へと

つづく道は


きみが教えてくれた

思い出の道



枯葉が舞い落ちて

石畳の道を飾り


きみは枯葉をひろって

 ....
バスを待っている
時刻表をじっと見つめながら

赤いバス、青いバス、何本ものバスが通り過ぎて行く


もう日が暮れるのに
乗るバスはやって来ない


流れる風景、人影の中

 ....
雨上がりの街を歩いた
露出の多い服が肌寒く
季節の変わり目に吹く風が
取り残された私の体温を奪う

抱きしめられた温もりも
シャワーの後の優しい時間も
たった一言で嘘に変わっていく
ふ ....
 よく晴れた十月の午前
 山の上の一軒家にひとりで住んでゐる松倉さと子さんのところに
 郵便局員がたずねてきた。

「ごめんください、お届けものです」
「あら、何でせう」
「どうぞ ....
こっくりとした
黄色の満月が

ぽっかりと浮かぶ
十月の夜

すっかりと冷えた
心を温める

まっすぐな光に
酔いしれて

うっすらと重くなる
瞼を閉じれば

しっかりと ....
母の手は魔法使いのように
何でもできた

欲しいものを
何でも作ってくれた

「母の手の中の林檎が
うさぎになってゆく」

いつも傍で見ていた
幼いわたしを思い出した、朝
ブランコが
風に
揺れ


止まったら
音も
止む


ブランコが
止まったら
寒月も
マネをする


夜の都も

止まれ


とか
そんな
願いは ....
視界はぼんやりと霞んだままいつまで経ってもクリアにならなかった、水を浴びせても、指で拭ってみても―軽く叩いてみても。世界はなにか大事なことを誤魔化しながら慌てて暮れていこうと目論んでいるようだ .... 愛してくれるひとがいるのに死にたいと口にするのはただの贅沢、贅沢なんだよってあの子が泣いていた。返事をする代わりになだらかな夜を撫でた。ビロードの手触りがわたしの心を穏やかにして、わたしの世界、きみの .... 選ばれなかった者の
焦燥と未練が
クソ自称詩を生む
───自称詩人 江面はうんど

生まれた瞬間から今まで
誰からも何からも
選ばれたことのない人間が
生きているうちに
一回だけでも ....
落ちる雨が洗い流すものは
インディゴのデニムと軽い約束

目尻に溜まった雨粒のうちの
幾つかは涙でできていたけど

指先の温度計が感じる冷たさを
手袋みたいに白い息で包む

夜の繁華 ....
秋葉竹さんの自由詩おすすめリスト(2134)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
神無月- あおいみ ...自由詩8*18-10-21
キッチンにて- 腰国改修自由詩5*18-10-21
常久- 1486 106自由詩5*18-10-21
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未詩・秋のはじまりに- あまね自由詩1918-10-20
風使い- 1486 106自由詩5*18-10-20
詩のうた- 犬絵自由詩1018-10-20
白月- 腰国改修自由詩3*18-10-20
ガラス越し- ひだかた ...自由詩6*18-10-20
この目に見えないものは- こたきひ ...自由詩418-10-20
約束- ゴデル自由詩3*18-10-19
メルティーブレイン- ゴデル自由詩2*18-10-18
道草- ひだかた ...自由詩13*18-10-18
シオマネキ- 1486 106自由詩618-10-18
名無し人- ひだかた ...自由詩5*18-10-16
CAMERA- 石佳自由詩218-10-16
呼吸あればこそ- こたきひ ...自由詩318-10-16
いっぱいいっぱい- 1486 106自由詩218-10-15
石畳の道- st自由詩718-10-15
いつまでも待つだけ- まみ自由詩9*18-10-15
水遊び- 1486 106自由詩518-10-14
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神の椅子- ミナト ...自由詩418-10-14
林檎- chiharu自由詩14*18-10-14
海の涙- 犬絵自由詩518-10-14
いつかすべては使われない部屋に放り込まれるけれど- ホロウ・ ...自由詩1*18-10-13
わたしをひとりにしない滅亡- 青花みち自由詩6*18-10-13
選ばれなかった人へ- 花形新次自由詩218-10-13
クレッシェンド- ミナト ...自由詩318-10-13

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