すべてのおすすめ
魔法はいつか醒めるもの
それも残酷なタイミングで
少女時代の楽しいお茶会
永遠に続くはずだったのに

甘いお菓子たちの余韻が
不意に舌先から消え失せて
一緒に王子様の噂をしていた
乙女 ....
{ルビ更紗=サラサ}の手触り 色彩の氾濫 溺れるこの夢の確かさ
{ルビ伽羅=キャラ}の薫り 裸身に流れるたっぷりと重い黒髪
{ルビ豊=ユタ}かさの まことの意味を知り候え
{ルビ婆娑羅=バサラ} ....
日常を薄めた森の中

ようこそ、新しい日常へ

ピクニックへ行きましょう

ここには迷いも悩みも無く

静けさの譜面に鳥が歌をのせる

そおいう所ですから

森の奥へ出かけまし ....
父はとても厳格な人で
私達姉弟が幼い頃は
「男が泣いてもいいのは
親を天に見送る時だけだ」
と言って泣く弟を叱っていた

今、泣いている弟と母に
挟まれる形で立つ
その父親の頬に
涙 ....
黒焦げのトーストがいいマーガリンでいい
バターじゃなくていい
蜂蜜は国産 養蜂屋の小さな店先のがいい
種類にはこだわらないがシナ蜜なら尚いい

雨が降る前に用事を済ませたいが
用事の方がは ....
レディオヘッドのあとでぼくたちは
おもちゃの拳銃でたがいの心臓を撃ち抜いた
それで賞味期限はおわり
ぼくらのあいだにあったものは神さまへと返品処理された
不思議よね、と彼女が
「こん ....
おいらんの舞う、月夜の事

花は散ってこそ華

今宵は全てを忘れるつもりで

貴方を待っていた

貴方の乱舞に酔う時を

明日は会えぬかもわからぬ

切なく灯る月が美しく

 ....
『空の青さを見つめていると』
言葉が消えてゆき
こころの温度が
インクのように染みていく
鳥が囀ずる夕方に
詩のようなものが漂っていた
空はきれいだね
雲がひとつもないから
雲が恋しいけれど
ビールも美味しいよ
六階のヴェランダはビアガーデン
ジャガイモが可愛い
芽を出した
一人だけれど
一人でもいいから
今は忘れよ ....
お互いパートナーは居るけれど
お互い割り切って付き合っている
ほら、真面目な人の前では
いい加減で乱暴に
剥き出しで励めないし
己の糞を撒き散らすのは
躊躇するでしょ

お互い外道にな ....
罪人を眺めている
誰かの腹の中のように風のない夜
迎え火が目蓋の此方
灰に包まれた心臓のよう
ゆっくりと消えて往く
ただ罪人を眺めている
正義については微塵も語らない
なにかを殺し続ける ....
くしゃみが出そうなほど明るい日差し 
塀を飛び降り路駐の車の腹の下にでも
潜り込みたくなるような午後

どの家の狭い庭にも
クロッカスがガンガン咲いて
クリスマスローズの蕾が気取ってほころ ....
また春がきた
あたたかな陽光に
透ける新緑

新たに芽吹くものたちの息吹き

生まれかわることのない

私のまわりで
7月7日7時77分 ゆっくりと動き出す
睡眠薬を貪って
それまで寝ていよう
中毒にだけはならないよう
刻々と刻むは時にあらず
剝れた竜鱗なのだから
光が交差する
クランクを曲がる、一光のバイクが
夜のうねりになって疾走する

テールランプが夜景に溶け込む頃
シグナルは赤から青へかわる
ホイールの芸術的な回転が
少年の目に留まる

 ....
雨が近づくと
植物の匂いが強くなる
それはまるで
隠す気のない事後のようで
私は好きになれない
(きっと
罪悪感の裏返しね)

彼の車に乗って
高速を使い海へ向かう
やがて雨が降り ....
なんだか空気がやわらかい・・と思ったら、
雨が降り出している
こんな夜更けに
私は詩を書こうとしてパソコンに向かっている
何も書けないならこのまま雨の子守歌聴きながら眠ろう
そうだ眠ってしま ....
屍たちが満ちる春に
シは色鮮やかに咲き乱れ
空っぽの青空の上からは
目隠しをしたまま立ち去った
半透明な人々の名を呼ぶ
少女たちの清らかな声が
弧を描きながら降ってくる

(世界の秘密 ....
ごみ置き場の前で黒猫が
めし屋をじっと見つめていた
まだ朝の6時
目があったけれど
すぐに知らん顔をした
僕に興味があるんだ
挨拶がわりに
チョコレートの欠片を投げた
さっと近づいて食 ....
樹木の雪解け 現れた青い幹、白と混ざり

空を映した、青 春空となる

僕を

桜を照らす、サービス旺盛の光量

足が浮き出す気分

さらわれた君に会いたく

皆(みな)浮かさ ....
トウキョウの地下鉄
改札口の近く
ニジュウイチジを少し
過ぎた頃

会社を定時にあがって
少し急いで駆け込んだ
晩御飯も食べずに見た
映画は大して面白くなかった

なんとなく晴れな ....
こんにちは。(これは人工音声です)


ぼくたちは普段生活をしていて、だから電化製品が好きで、きみの名前はコジマで買ったからコジマで、コジマは買いたての頃、すごくカタコトだった。ケーコートーの ....
ただ大人しく眠っていたいだけなのに
あれやこれやとツマラナイことが降り積もる
見ないふりができないから
こなしていかなければならなくて
結局一日中奔走する
身体も心も休まることなく
ただヒ ....
遠回りをした先の
二度と通ることもないような裏通りで
黄色い階段をみた
幾重にも黄色く重ね塗りされたような階段
色合いもさることながら
どこへ通じているのか、そもそもここを上る人がいるの ....
兄の夢を
たまに見る時がある
5才の時事故で亡くなった
まだ自動車も珍しく
交通法規も今ほど細かく定められてはいなかった
交差点の真ん中で箱のような台に立ち
口にホイッスルをくわえた警 ....
ジョディ、おまえが産まれたのは
数十年に一度の月が太陽のように夜空で燃える
八月の終わりの夜だったね
いま、開け放たれた窓から見える月は
あのときのものほどではないがそれでも
やさし ....
玄関前から姿を消して
死んだと思っていたジニーは
台風が去って
ほとぼりも冷めたころ
ウッドデッキの隅に見えない糸を張っていた
風よけに集めておいたプランターを
少し動かそうかと身をか ....
煽り煽られ踊る火に
鳴りやまぬ枯木林の
奥の奥
紅蓮の幕は重なり揺れて
熾の{ルビ褥=しとね}はとろけてかたい
静かに 微かに 
波打つ青い心臓のよう
円くなって まどろむ
火蜥蜴は涼 ....
ハービーハンコック
フィービーケイツ
トムトムクラブ
BONNIE PINK
ベビーメタル
宇多田ヒカル
パフューム
mihimaru GT
ちあきなおみ
岡林信康
Mr.Chil ....
残念ながらよこしまな動物に産まれました
いつでも笑っています
それから二十一年後
よこしまな動物を産みました流されて
白妙の砂浜で涙しました
夜の引き出しに傷を隠して
白いシーツに突っ伏し ....
秋葉竹さんの自由詩おすすめリスト(2134)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
リアルの国のアリス- もとこ自由詩19*18-5-8
サキュバス- 福岡サク自由詩5*18-5-6
水面のワルツ- 暁い夕日自由詩3*18-5-6
厳しい人へ- しょだま ...自由詩6*18-4-28
50階- ただのみ ...自由詩9*18-4-25
ほんとうに言いたかったのはたぶんそんなことじゃなくて- ホロウ・ ...自由詩2*18-4-25
月花夜- 暁い夕日自由詩6*18-4-20
夕方- 腰国改修自由詩1*18-4-20
忘れましょう- 腰国改修自由詩2*18-4-20
パートナー- 狩心自由詩3*18-4-20
愛や情けを書けば良いそれは君らの仕事だから- ただのみ ...自由詩13*18-4-18
すすけたヨモギ猫のうたう- Lucy自由詩10*18-4-18
切り株の歌う- Lucy自由詩11*18-4-17
スロースローセブン- 秋也自由詩118-4-17
By__Design- 暁い夕日自由詩10*18-4-15
隠花植物- もとこ自由詩21+*18-4-15
長い間、雨が降るのを待っていたのかと思えてくる- Lucy自由詩5*18-4-10
シの春- もとこ自由詩7*18-4-8
チョコレート- 腰国改修自由詩3*18-4-7
晴天キャンバス(春)- 暁い夕日自由詩5*18-4-1
トウキョウ、ニジュウイチジ頃- 坂本瞳子自由詩2*18-1-19
コジマ- さわ田マ ...自由詩4*17-11-17
自らの目からこぼれ落ちる涙に気がついたときは立ち止まろう、遅 ...- 坂本瞳子自由詩2*17-11-11
黄色い階段- 宮内緑自由詩6*17-10-8
ジョージの妹- Lucy自由詩7*17-10-3
メモリアル・ムーン- ホロウ・ ...自由詩3*17-9-30
ジニーが生きていた- Lucy自由詩10*17-9-28
サラマンダー- ただのみ ...自由詩15*17-9-27
嫌いなやつ- tem8744自由詩4*17-9-24
青い鳥居- tem8744自由詩3*17-9-22

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