あめのやみ
あおのひろがり
ひびくもの
どこもかしこも
あるものあるもの
ひびくもの
もの哀しくも可憐な相貌
開いて結んで打ち下ろす
ときのじんわり
ひろがりいき
いきづく ....
171号線を
バイクで走る
奇跡的に壊れずにいたから
赦されたのだろうか
色々なものを振り切って
走る走る
道がずっと続いていて
色んなところに繋 ....
愛が罪を引きずってくる
静けさの中
封印されたはずの
運命がこぼれだした
唇に人差し指当てて
日常を脱ぎ捨てた二人は
裸で眠った
日が昇らないよう祈りながら
欲しかったのは
シャ ....
心の均等が崩れてしまいそうで
何もかも亡くしてしまいそうで
独り震えてた
君の優しい眼差しが天から降って来て僕は救われたんだ
捨てられた仔猫みたいに
その場その場を頼りなく生きて来たのに ....
一般的な自然になろうとして
より不自然な足取り
自分を特別だなんて思わないさ
不自然になって
より自然な生き方
だから気にするなとまでは言えないけど
生き続けるよ
ひさしぶりにかえってきた娘が
玄関を開けて
いえのにおいがする、といった
ずっとこの家にいるわたしには
そのにおいがわからない
いいにおいかどうか
よくないにおいかどうかも
わたしが息を ....
花の名前を調べてる。恋をしたから
髪を梳いてる。恋をしたから
光を見つけて連れて帰る 恋をしたから
くだらない言葉を愛しはじめる 恋をしたから
花が枯れたら泣いて悲しむ、恋をしたから。
....
○「好日」
体調よし
ワイフの機嫌よし
天気よし
で
今日は好日なり
○「ゴールデンウィーク」
天気はよかったけど
だれも来なかった!
金はあったけど
どこにも行かなかった!
....
ネットは荒地だからつて、何をほざいているのかわからん詩というものは読み手を幻惑させて悪の道に引きずりこむために書いてるだけじゃん。何を書いているのかわからんコメントというのもそもそもコメン ....
夜 歪み絵の上に鏡張りの円筒を置くと
立ち現れる 舶来之軽業少女
鏡の森を抜けてきたので
衣装に絡みついた光を手で払う
零度で宙吊りになる 水で書いた詩
ストローで吸い込んで要約すると
....
この朝に 、この夕に
しとしとしとしと雨降り続け
私と云うものに込められた
深い想い 、時の広がり
受け容れさせる愁雨の静かさ
朝に夕に浅く慰められる憂鬱と
自ら汚したこの魂の刺抜き ....
幼子の眼に映る淡い幻(ゆめ)
揺らめく色彩が鮮やかに通り過ぎ
輝きは更に強さを増して心の奥に強く刻み込まれてゆく
焼き付けられた記憶が勇気を与えてくれるから
握られた手のひらが光を集めて涙 ....
すれ違いの毎日
貴方と私
なんの接点もなくただ透明な空気の中を素通りしてゆく
どうか涙ぐむ瞳の奥に光るものを覗き込まないで下さい
哀しみが私の精神(こころ)を麻痺させてしまうから
私 ....
二人の傷跡見えないように
明かりを消して
唇と唇が触れたとき
月明かりを閉じ込めた涙が光る
残酷な言葉に斬りつけられて
無数の傷が口を開いた
流れ出した血の匂い
身動きできず膝を抱え ....
おぶわれた彼女は彼に傘をさす
耳と耳をくっつけて
時折 顔を見合わせて
どうか神様 この二人が
このまま幸せでありますように
あの日 竹林の小径
傘の縁から ....
2025年5月6日(火曜日)
私の住んでいる地域では、雨が降っている。今日はGW最後の日
利用者サービスとして、送迎でお出かけ
私は一人で本来どこへでも行けるのだが、その力のない利用者と同じ ....
何だよ
その態度は
僕なんかに嫉妬するなんて
いやただ見下してるだけか
その態度をやめないと
消えちまえって思うだろう
いつも戦って生きてきたんだ
だからもうやめてくれ
色んな意味 ....
水に滴る青紫の鮮やかなる宝石に暫し眼を止め
こころ奪われる
どんな貴婦人よりも麗しく気高く天を見上げるその姿は
地に足を着けた他の生き物逹をも圧倒させる力となり
忘れかけた感性を呼び起こす ....
僕の浮き沈みを見て
あんまり君が
泣いたり笑ったりを繰り返すもんだから
なんか楽しくなってきちゃって
もっと沈んでみましょうか
やめてくださいよ
他の誰のためでもない
自分のため ....
○「友だち相談」
小さな悩みの大部分は
友だちに聞いてもらうだけで
すっきりする
○「ゆらぐジジ心」
長生きだけが人生じゃない!
いやいや生きているだけでも幸せもんだ!
○「スマ ....
この水はただの水だが
じぶんではけっして汲めない
天の与えてくれたらしい
冷え切った、甘露。
この水を
早朝飲み干し目を覚まし
新しい日のはじまりとする。
ホントはさ
....
{引用= 夕暮れに、きょうもひとは、 めいめい帰ってゆきます
その中のだれも きのうのゆめの つづきを読んでいる調子です
まっさらな気持ちで空を飛ぶ はじまりのページにまき戻る
....
五月五日、
なかば強制されている春、
どうしてもせざるを得ない、
タイヤこうかん、
いっぴきの蜜蜂はわざわざ庭先にまで見学に来て、
となりの家の庭では、
紫と白、ツツジがいつの間にかもうす ....
人間の細胞はおよそ37兆個の細胞からなるという
元素は酸素・水素・炭素・窒素・カルシウム・リン
手元に残るのは焼骨のリン酸カルシウムくらいだけだ
残された者はそれを後生大事に故人を偲ぶ
大空に ....
描き写した花びらの
燃えつく因果のあざやかさ
いずれ消えゆき 死んでいく
辿り着く道は ただおなじ
わたしの燃ゆる夕焼けを
灯していった あの人の
暗い木陰で澄む 横顔は
どこかで読 ....
消えていく
響キの
残り香から
また
発光し生まれ来る
未完成を自ら導く意思、
なんの計画もなく
企図だけ澄み
この世この次元に
生きて息ある限り
意識ひろげ続け
器 ....
わたしがあたしを見つめたとき
あたしの心が安らいでいく
あたしがわたしに微笑んだとき
あたしの未来が見えてくる
新しいところに行くために
今までのものを背負っていく
誰もが未来の山を登る
....
変えたいものがある
体調
人相
性格
僕ではない
それでもいい
それこそ
別人になってやろう
僕の運命があるなら
それはカスだ
なのに何度も喧嘩を売ってきた
その度負 ....
聲帯の
ふるふる
ふるへ
今日の時々
きざみ
ささくれ
たちながら
やがて暮れに
夜汽車となり
発ち向かう
夜半あたり
やはらかな
ひろがりどき
ときのいざない
かいき ....
天に暗き蒼の幕が降り街に薄闇が覆う頃
背中を撫でるような畏れが霊気となって通り抜ける
思わず後ろを振り返り駆け出してしまいそうな本能
それは先祖から受け継いだ遺伝子
遥か彼方からやって来た ....
11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
0.42sec.