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 殺される 殺される 殺される

 恋人に殺される
 友達に殺される
 親に殺される
 兄弟に殺される
 犬に殺される
 
 神様に殺される
いくつも詩を読んでくうちに
詩なんてくそくらえと思う
飾っちゃってさ




君をもっと知るために君の陰部を見せてくれないか
君は呆れ身構えるが
そうしないと僕には君が見えないんだ
 ....
死んだように
眠る私を置いて
私は遠くへ
うつろうままに

残された私のまぶたに映るのは
羊水の中から確かに
こちらを見ている何か

それは意思をもって
眠る私のまぶたに
朱 ....
俺はあの女が嫌いだった

あの女も俺が嫌いだった

あの女は俺のダチが愛した奴だった


【手向け】−骨−


ダチが死んだ

唖然とした

初めての喪服は
急すぎて買う ....
 カンカンの太陽に照らされてた季節は終わり

 ひまわりはちょっと一息いれている

 ゆとりのない生活のなか

 かじりつかれるような

 追い立てられるような気分では

 綺 ....
 おそらく明日も来る来客
 好まざる来客

 一人で進む船に乗せてくれとくる
 
 僕一人で精一杯
 キミを助けることなんてできないよ

 いいかげんにしてくれ
 
 甘えるの ....
 秋晴れに君の笑顔がまぶしくて
 流れゆく時忘るれば
 季節の魔法が降りかかり
 けがれなき{ルビ瞳=め}に映る夕暮れ

 {ルビ幾度=いくたび}も訪れる四季身に感じ
 そのたびごとに新鮮 ....
you will be what you want
夢のない話だと批評家が笑う
一匹のゴキブリが夕暮れの街を歩く
「俺だって本当は中指を立てながら、
 金髪の総理大臣になりたかった…」

 ....
風が言葉をさらっていった

ただ黙って
夕暮れを見送る

綺麗なものへの憧れは尽きることなく

たとえばそう
悲しみの結晶が透明であるならば
過去も無かったことにできるだろうか

 ....
東京タワー
クライスラービル
テレビ塔
天辺からばら撒いて
呟く

「見ろ。下界はゴミのようだ。」

どうせなら
上る場所すらないようなところに
高台を作ってしまえばいいのに
おとこは とても 悲しかったのです 。ぱそこんを みつづける ことが。 ぱそこんが 壊れて いくことが。 おとこは とても 嬉しかったのです 。 自分のてが こわれていくのが 。 おとこは はなしに  .... ハッキリさせられないで
あやふやなまんまで
何となく生きている
色々と考えて
何だか悪しき輪にはまっている

心が見透かされた気になって
蔑んだ目で見られた気になって
真っ暗な部屋の中 ....
 僕は季節の花を知らない
 風に乗って飛んでくる 
 その日その日の荒波の日常
 生きていくのに四苦八苦

 でも死に憧れるほどでもない
 それほど深刻でもない
 共有する時間だけが ....
 ごみ箱の部屋のなかでまどろむ時間の中
 明日を占う煙草のけむりの紫煙をぼんやり見つめる
 時を告げる鐘がなり僕は独りだとうっすら思い知る
 
 
 などろむ午後
 なまぬるい雨に打たれて
 心模様もしめりがち

 そう 
 僕はひとりじゃ
 生きていけない
 それを責められる

 弱さを隠しきれなくて
 身体から悲しみ ....
 
 睡眠薬を飲まずに
 今日は寝ます
 たとえ 眠れなくても
  
 夢のなかで
 バイクを盗まれた
 犯人は誰だ?

 いくつもの夜は
 誰にも等しく
 永遠に訪れるはず
 ....
羽虫の身震いが
きらきらしている、音
夜の
羽虫への
局地的な雨上がり、のあと
雨上がりの羽虫の
きらきらの
身震い


わたしが
裸の少女のようであるときは決まって ....
 つぶらな瞳が二つ
 ちょこんとお鼻
 おちょぼ口
 おひげがのびてて
 りっぱな耳がやはり二つ

 手足には鋭くとがった爪があり
 ドラえもんの手のようなまあるい手足
 お腹はぷよぷ ....
 身悶えて夜をすごした
 もう少ししたら太陽の光と共に
 清らかな朝が訪れる
 
 眠ることが死に近づくみたいで
 眠ることが怖い
 
 とても大きい怪獣が
 このまちを廃墟にして
 ....
上りの通過列車が
雨上がりのプラットホームを過り
色褪せたベンチの水滴を
さらってゆく


少し欠けた白線と
凸凹黄色のタイルは
きっと黙って
それを見ている


プラットホー ....
つけっぱなしのテレビから
何の音もしなくなって

それでも
こうして眠らずにいる

何かが
始まるかもしれない



もっと
違うように

もっと
力強く
 ....
帰ってきた さらに うすく かるく
まずしくなって これが ほんとうの
わたしだ まだ少量の毒をもつが
いつでも風にふかれて とんでゆける
きみのもとへ そして きみの彼方へ
 ねじまげられた心の滑走路
 遠くまで飛べなくなってしまった
 黄色い太陽はタマゴのキミ
 一度食べようとしたらやけどした
 大きな荷物を背負って
 友人は異国に旅立った
 誠実で唯一 ....
海のそばの公園は芝生がまだ青くて、快晴、強い風
空の真ん中らへん、釣り針みたいな飛行機、光った

口をあけてみてた女の子、ぴょんと、跳びあがって

側転 側転 側転 側転 側転

芝生は ....
尖った粘土に
刺さった虫
のように
息だけ
している
息しか
できない

+

明方
キリンの群れが横断歩道を
渡っていく
あれは首長竜の一種だ
と弟に教える
弟は悲しそ ....
 人と人の間に生きる
 まじかに見える希望の星
 心無いものが歌う 髑髏のリズム

 気の短いおじさんは若者を食べようとしている
 長い髪のお姉さんはサングラスに弱い

 たてがみを風に ....
 バクッ バクッ バクッ

 耳をすませば 聞こえてくる
 僕の身体を流れる
 心臓の鼓動

 バクッ バクッ バクッ

 早くなることもあれば
 ゆっくりとなることもある
 リズ ....
上町の焦げ臭い定食屋の隅に
加藤が座っていた
何十年も前からここに憑いている

かつてはこの辺りにも産業があった
公僕たちがしなやかな課税に遊ばれ野原をかけめぐっていた
雨音を聞いた俺は外 ....
 
 友達も恋人も帰ってしまった
 雨はしらないうちに止んでいる

 ついさっきまでの
 喧騒が嘘のように
 部屋の中は
 パソコンのビィーンという音以外
 何も聞こえない

 突 ....
終わりだ
と思っても
まだまんなかだったりする
ずるいよ、世界は
球形なんだ
トップもない
ビリもない
ただ人々は
人々のまんなかに
いるだけ


嗚呼、
世界のつぎ ....
石川和広さんの自由詩おすすめリスト(745)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
殺される- 炭本 樹 ...自由詩205-10-17
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秋晴れと僕の心- 炭本 樹 ...自由詩305-10-14
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悲しみに別れを告げるとき- ベンジャ ...自由詩12*05-10-13
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おとこは_- すぬかん ...自由詩305-10-11
炎のように赤い夕焼け空- 虹村 凌自由詩1*05-10-11
この星の片隅で- 炭本 樹 ...自由詩10*05-10-11
鐘が告げる- 炭本 樹 ...自由詩205-10-10
ずぶ濡れ- 炭本 樹 ...自由詩305-10-10
小さなレジスタンス- 炭本 樹 ...自由詩405-10-8
身震い、きらきら- A道化自由詩805-10-8
にん- 炭本 樹 ...自由詩205-10-8
冬支度- 炭本 樹 ...自由詩305-10-7
路線区- 銀猫自由詩11*05-10-6
ここじゃなくてあなたのところ- 初代ドリ ...自由詩5*05-10-6
そろもん(新章スタートの話)- みつべえ自由詩605-10-6
夜への用意- 炭本 樹 ...自由詩9*05-10-5
日曜日- エズミ自由詩505-10-4
小詩集「書置き」(二十一〜三十)- たもつ自由詩1805-10-4
繁華街- 炭本 樹 ...自由詩305-10-4
言葉の鼓動- 炭本 樹 ...自由詩3*05-10-3
ある定食屋で- 不老産兄 ...自由詩1005-10-3
- 炭本 樹 ...自由詩4+*05-10-2
まんなか- ピッピ自由詩1305-10-2

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