すべてのおすすめ
ストローの紙袋を
できるだけ遠く
白く、吹いて
氷の空へ飛ばす
と
コツンとあたった
かすかな点から
ぱきぱき、と
空はひび割れて
肝油ドロップがふりそそぐ
雪乞いの
甘い甘い、 ....
せかいのきを
みつめていると
ああ おおきいね
だれにも
かぞえられないほど
えだわかれして
たいへんだね
ひとつひとつのえだに
はっぱがついて
あったかいね
ねもと ....
真夜中の詩人が歩き出す
まだ眠らないのは
月も星も眩しいから
銀色の煙が美味しいから
愛だとか傷痕だとか
嘲笑を抱えて孤独を彩る
真夜中の詩人が歩き出す
聞こえているか?この詩が ....
ひがのぼり
ひがしずみ
またひがのぼり
そんなまいにちを
まいにちみているのに
どうしてぼくはそのとき
におびえてしまうんだろ
....
逃避行toハーコー的基地外
yo!ってたかってpass the MICオレが異端
マスでコアな電気獣を撃つ麻酔銃が放つ
おのれ己の変な純情と相反するtragedy
虎で異字するモカ錠イ ....
東京が 自殺した
新宿南口JR改札前 高架
整列する雀
凹む電線
ガードレールにとまる女 白く。
瞬く横断歩道
歩行者用信号機が青に変わり
かちり
盲人用信号がボタンを掛け合 ....
昔はやった多機能筆箱、○○戦隊シリーズ
押すと、えんぴつが飛び出す仕掛けがあったり
小さすぎる消しゴム収納があったり
あぁ 電卓の電池は切れている
いろいろいじくっていたら
まだ押し ....
聞こえてくる スレチガイしている音が
そして重なる
あるとき、「あ」と「い」が重なって「あ・い」が芽生えた時のように
スレチガイしなければ、塵と私の区別など、つくだろうか?
スレ ....
ドライブは
良好なんだ
暗闇のハイウェイ
は ユニバース
土星の輪と見違える速度で
タコメータはみたこともない角度で
追いかけてくる遠い街灯だ
白線がトコロテンのように
バニッシング ....
ト (まえならい!)
下 (ふたをして)
上 (ひっくりかえして)
止 (とまって)
正 (ふたをする)
工 (はしょって)
王 ....
あなたの名前を何度も呼んでいるうちに
気づいてしまいました
あなたと僕が結婚したら
同じイニシャルになるのだと
冬のくじらは島になりたかった
椰子の木を一本 背に飾って
あの人のために家を建て
そして浜辺を用意した
一人きりの夜に 歌を歌う
夜の海に ....
昼の天井に殴られる事も無く
夜の底に蹴飛ばされる事も無い
choriのマルボロ臭い言葉に何人かがうなずいて
トモアキの詩を最初の頃みたいに読めなくなって
小学校の恩師から敬語で手紙が返って ....
もうそろそろ夢から醒める頃合でしょう。
あなたを包むその殻は
いつまでも守護し続けられるほど強固じゃない。
……判っているのでしょう?
誰もが自分の足で立って
そうして歩いていかなけ ....
第一話
不得手
何事もボクは苦手で不得手で
そんなボクには友達もおらず
ただただ毎日エロスなサイトを
巡回していた
第二話
忘却
高校卒業後
特に何もせずに生きていた
....
眩しいわけでもないのに目をあけていられない
そこかしこに散らかった僕が目障りなんだ
未来はまったく見えないのに過去はあたりまえに僕を睨んで
今にぶらさがっている僕は次につかむ手がかりを探して ....
続・川元緋呂子の段階で何ができる
続・川元緋呂子の段階でどこまで行ける
続・川元緋呂子の段階で誰に会える
続・川元緋呂子の段階でどれだけ伸びる
続・川元緋呂子の段階でどんな香りがする
続・川 ....
明け方なのに
わざわざ窓に背を向けて
本を読み続けているのは
なぜかしら
答えてくれなくても
それでも
私はかまわない
愛についてならきっと
あなたでなく
その本でなく
朝 ....
燃えカスの灰にぬれ濡れて告げるおわりよ恋は燃え尽きて身を焼き尽くし燃えカスの灰にぬれ濡れて告げるおわりよ恋に破れた身を粉砕し燃えカスの灰に塗り込めて告げるおわりよ恋は燃え尽き灰に埋もれて左腕を ....
職場の同僚と{ルビ口喧嘩=くちげんか}して
{ルビ凹=へこ}んでいたハートに{ルビ靄=もや}がかかっていた夜
やり場のない気持を抱えたまま、散歩に出かけた
家を出て、ひとつ目の角を曲がると ....
血が出るまで掻きむしるかさかさの肌は
乾燥した高地のミイラより無様だ
ミイラになっても美女は美女
みずみずしくてもブスはブス
こたつに半身潜り込んで
少しずつ消滅してゆくなら
どんなにかい ....
たとえば の予防線
あなたのくしゃみとてもかわいい
それなのに
てをつなぐ あたたかい
哲学の蝶がひらり とまっても
むしです やさしいことがすきだから
ウインクのひびきに ....
未練なんて無いさ
夢なんて無いさ
好きな子も無いさ
ただ 腹は減るんだよ
苦笑いをする 最高のニヒリズム
僕は天然記念物
おめでとう
あなたは三億だか五億だかの精子から
たったひとつ生き延びた
毎月トイレに流れてゆく卵子から
たったひとつ生き延びた
なんて運がいいのおめでとう
私も運がよかったのだけれど
あ ....
なにかしら
いくぶん
こころおけない
ところがあって
たとえば
たのみごとを
したときのような
あじけなさが
かのじょに
つげなければ
いつまでも
ふらふらしているよ ....
月曜日に ざくろを無くした
火曜日に 友人にバレた (嘘が吐けなかった)
水曜日に 登校拒否になった (理由なんて無かった)
木曜日に 煙草を覚えた (信号機の味がした)
金曜日に 童貞を失っ ....
きょうは
のみこむという漢字の
書き順を わすれてしまった
教室のまど《白い》雪のつらなり
(宿題をわすれたので)
水に浮くような影を
指でなぞってゆく
あしたは ....
ロックなポスターを剥がして花の絵を飾ったら
深窓の令嬢になれるかしら と考えているタバコ屋の看板娘
小さなガラス窓の奥に座る姿は ある意味「深窓の令嬢」?
ホッとひと息 サンタク ....
雪が降る朝
こたつにもぐりこんで
みかんなど食べていると
外で誰かが
“あ”と
こんな寒い朝に
誰だろうと
障子を開けば
雪ともつかぬ
白い梅のつぼみ一つ
“あ”と
ほころび ....
この寒い日を選んで
梅のつぼみが
咲こうとしている
まるで祈りの姿のようで
触れれば儚く解けてしまう
雪のようで
私はここに
立ち尽くしている
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