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マンション9階の窓から真正面に見える巨大な病院
あそこにはたくさんいるんだろうな
ズドン
夜の地下鉄向かい合う窓の中映る白い顔
ちがうちがうそうじゃない
秘密のメールが震える
ズドン
....
1.
先を急げば
見失うものが沢山あるけど
先回りして
待つのもいいかな
なんて思うこともある
2.
夏の日の雲は
柔らかくて大きくて
わたしの悩み事 ....
眠りの中心にたたずむ
黒いしずかな球
その球を無垢な白い身体で抱きしめて
いつまでも眠っているのは誰だろう
ふでばこを開けると
アフリカの草原が広がっていて
夕日に向かって一人
お相撲さんが
四股をふんでいる
何故あの日
僕はふたを閉じてしまったのか
守るべきものなんて
まだほんの少しだ ....
夜
知らない住宅街を
自転車で走っていたら
なんだか怖くて
気がついたら
みんなが家の前に座っていて
ああ困ったな
困ったな
そう思いながら
わたしはペダルをこぎ続けて
前から
....
はかりしれないほど
スィートな加速度で
ぼくたちは走っていたので
日々の円周ばかりを、何十回とまわり
あしたの記憶だけ
どこかに置いてきてしまった
クラクションが、鳴ってる
....
このメガネについて来い なぜなら私も妄想派のアキバ系だったから
このメガネについて来い なぜなら私もユニクロが永遠にトレンドだと思っていたから
このメガネについて来い なぜなら私もアニメだけ見てれ ....
はっぱをめくればなめくじ
みんなにきらわれて
しおをまかれたりする
おまえなめくじ
うまれてからずっと
からだじゅうでないている
おれだっておなじ
みんなにきらわれて ....
生まれてからしばらく
うつむいていたのは
悲しかったのじゃなく
探していたの
欠けたコーヒーカップ
もうないって言われていたけれど
知っていたけれど
探していたの
粗末な客 ....
ひととひととひととひと
しんこきゅうをしています
ひととひととひととひと
しんこきゅうをしています
あさごはんは
だれもいないしょくたくで
おみそしるから
....
朝方早く、空は虹色をしていた。
世界にだまされている。
ベランダに立って、気がつけば、
世界は今も動いている。
給食センターのトラック。除雪機の眠った倉庫。
海に続く空気。
朝方早く、 ....
どうしても言えない“ハロー!ピース!”を
惜しげもなく言っている夢を見た
誰がなんと言おうと夢でした
どうしようもなく夢でした
無邪気に“ハロー!”と言えない僕は
まともに挨拶すらできな ....
アルマジロな午後。
僕は転がる。
あるまじき僕は正午。
ごろごろとアルマジロと転がり、
ヒジキを食べている。
ヒジキはあるまじき美味しさで、
もぐもぐとアル ....
ほんの少しピッチのずれた
不安な音楽を
誰のためでもなく
自分のために
脚で折れるものは、なんでも折った。
脚で砕けるものは、なんでも砕いた。
この脚は、おれの凶器で狂気。
おれは天才だと、
思っていたあの頃。
この脚さえあれば、
どん ....
毎日が
ずっと、遠浅だったらいいのに
って、言ったのは
あなただったか、わたしだったか、
もう わすれてしまった
うつろいやすいふたりだったから
ただ
手をつないだ
波が
....
これは私のための祈りであって、あなたのためのものではない。
山を歩く。桐の花がそろそろ終わりで、空色だった花は汚れた茶色に変わっている。そのかわり茨が満開だ。真っ白な花は鮮やかな美しさを持たない ....
命令に従うまま
とじた視線の先に蠢く
はかない炎の中に
何れとも知れぬ炎が また消ゆる
でいごが僅かに開く
すずやかな風は何処へ行く
かぎりない空へと
?
かかりすぎる 振り子
届くまで 飲み込んだ 長さ
ふさがってる ノート
ささやかな 白 の 記
とめられたいのなら
かわって
につかなくなって
ぽーん と 破れた ....
うん。
そうだ例えばね。
歳の離れた少女に、尊敬の念を感じたり。
歳の離れた、おっさんの人生を心配したり。
また。
そうかと思えば。
歳の離れた青年のケツを、思いっ ....
はじめて詩を読んだ時
若くて とてもかわいいと思った
しかし しだいに冴え
凍るような苦痛 けど
美しさをまして
貴女は 詩を うとんじていた
悲痛な思いを記す事を 嫌悪し ....
放送室では今、とてもいやらしいことが行われている
マイクの編み目一つ一つ、アンプ、インジケータ
視聴覚室で上映されているビデオ映像
ズームイン、ズームアウト、駆使される技術
....
雲に乗り遊覧の旅
天上から下々の人々の生活を俯瞰
どうなのこの柔らかさ
眠るなという方が間違っている
それではおやすみなさい
そして数時間後に下を見ると
ここどこじゃー!降りられな ....
てめぇの詩を覚えるより
その教科書を覚える方を選ぶんなら
詩人なんざ辞めちまえ
詩人なんざ 辞めちまえ
− 素子へ、特別版 −
子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
また
いつのまにか眠っていた
集合住宅のリビング・ルーム
日に焼けたレースのカーテンが風にゆれる
レース越しに
ときおり
この集合住宅のこどもたちであろう
歓声が
きこえる
....
疾走感 と 焦燥感 の
折り重なった狭間で、
ドライブ
車の窓から手を出して
うしろへ、うしろへ、
流れてゆく景色を
さわって、あそんだ
ときどき
指のあいだをすりぬけて
流 ....
世界最強!世界最強!
マスイジュウa.k.a.世界最強!
世界最強にコーラをガブ飲み!1.5リットルをイッキ!
ゲップなんてしない!世界最強だから炭酸ごときに負けない!
世界最強に揚げたてのト ....
さかさまつげ と診断され
父に手をつないでもらって
眼科に通って いた頃
診察してくださった先生は
遠くをみつめなさい と言った
遠くの山の緑 遠くの景色を
とても 眼にいいか ....
キャベツ畑の真ん中で
僕らまるまっていた
傷つきやすいいろいろを
幾重にもくるんでいた
いたずらな風にあおられて
隠していた顔をのぞかせると
そこには海が広がっていた
一歩も動けずにいたのに
海 ....
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