すべてのおすすめ
影色のつよい風が吹き
王国を覆う黄砂の霧のなかで
蠍のかたちをした遺伝子が蠢いているのがみえる
おぼつかない足元には
名前が奪われたばかりの獣の
黒く濁った骨が転がり
天にはたかく
いく ....
目的などなかった
最寄りの寂れた無人駅から
たまたま通りすがった赤錆の列車に乗った
血の乾いた衣服はぼろぼろにほつれ
おそらく僕はひどく青ざめた顔をしていただろう
幸いにも乗客はほかにいなか ....
深水遊脚さんの紅月さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
_
-
紅月
自由詩
3
12-10-4
dialog
-
紅月
自由詩
6
12-9-22
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する