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一つの島で、わたしはつよく、過ぎたことに囚われた
太陽が地球を崩壊させるため
爆発的なうつくしさで海と空を染めとばし
宇宙を貫く星々の轟きが
いきのこった生命を汚染するとき
わたしはかなしみ ....
私たちの星についての知識はすべて間違っていた、と
ようやく人びとは悟った
ほんとうの、私の不思議
ひかりの造花とは、いったい何なのか?
夜明けの湖のように
ゆっくりと色を変えまた ....
仕事が長びいて、いつもより幾本か遅れたバスで帰った。停留所に降り立ち、息をつく。
星の綺麗な夜だった。
家までは、徒歩で小一時間かかる。歯が抜けそうに田舎なのだ。歩きながら、見上げた樹々の狭 ....
鉄塔に、カラスが幾羽か停まっていた。カラスは青く、空を背景にして透明のようで、目を離すと見失ってしまいそうだった。
私は、はたと、何かを思い出さなければ、という気持ちになって、
「青いカラ ....