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あっちむいてほい、と言われて
まんまとひっかかった
その顔の向いた方へ
大きな夕日が沈んでいく


今日も今日とて
僕は僕のままだった
そんな小さな誇りが
積もりに積もったおへその下 ....
さて、続いては交通事故予報です
土曜日の今日は各地で
羊の皮をかぶった狼のふりをした
狸なクルマが暴走するでしょう

朝方は土曜出勤で寝坊したクルマが
信号の変わり目で突っ込んでくるでしょ ....
舟に乗って川を渡る。きれいじゃない水に腕を浸して、汚れたワン
ピースのすそから、小麦色の脚をのばしている、太陽もない、だれ
もこない、きみが舵をとったくせに、行方不明なんておかしい
 ....
なにかやましい
気持をかくしながら
愛している、
とささやくとき
空や海はいっそうまぶしくうつります

目を閉じていてもわかってしまう
わたしが
どれほど
くらいものであるか
 ....
論理に頼っているので詩人失格
物語を好むので詩人失格
ほんとうのことばかり言うので詩人失格
人生にこだわり過ぎるので詩人失格
現実が見えすぎるので詩人失格
働いているので詩人失格 ....
静かに沸き上がってくる
温かい気持ちと切なさ

好きだという気持ち
気づいた時には
もうあなたを追いかけている

好きな人の楽しそうな姿
遠くから見ているだけ
話をするきっかけ
今 ....
 遠くで蜩が鳴いている。
 商店の軒先から蚊取り線香の匂いがする。
 祖父との思い出が詰まった公園へ行く。
 そのとき私は自分に見合った石ころを拾い上げた。

 石には歴史が刻まれている ....
雨季が明け
浄らかな風吹く夏の午前
こんなときは
あのきらめく湖面と
小さな桟橋に立っていた君の姿を
思いだす

君はかつて歌っていた
約束の地のことを
そんなものは何処にもないと知 ....
生きた体を触って、熱い思いをする
こんなに無駄なんだ、こうやって動いているのは
冷たいものを取って、手を冷やす
すべての美しいもの、こんなふうに感じるのだろう
熱いものが、全部、全部、遠くへ散 ....
冷たい水に潜るとき
気持ちよくて
本当にすべてがどうでもよくなる

海の底から見上げる水面は
なんという美しさ

ちっぽけな息が尽きて
ぽっかり海面に浮かぶ

海に支えられてぷかぷ ....
裸足になれよと言うような
大小さまざまな丸石ばかり
いつのまにか
川の水に足をひたしている子供たち
見知らぬ彼らを
私の子供にしてもみる

十二月の川辺にはススキが生い茂っています
こ ....
僕の話を「つまらない」って
みんなが言うんだ
普通じゃないことが求められ
つぎはぎだらけの作られた変態が
ニッチ市場で跋扈する

普通だってことは、悪だ。
普通じゃないってことは、週刊誌 ....
あなたは手紙

生まれたときから
たったひとりの誰かに
宛てられた手紙


行く宛は今は
雨にでも降られたか
少し滲んでて見えない
けど確かに書いてあった
届けば大切に
読んで ....
クーラーの唸りの向こうで
ミンミンゼミが雄叫びをあげている
挽いたコーヒーにお湯を注ぎながら
ふいに世界は今ここで生まれたような気がする

もしくは今ここで終わるのかもしれない
窓から ....
たどりつけない浜辺に
たどりついたものが
ひとり花を詠んでいた
たずねてもたずねても
花は
名のることはなかった


花の後ろの絵を
忘れた
はじまる前の
世 ....
暗い顔した一人体育座り

中くらいのあなたとの隙間

模範的なつまらない人

索然とする足を踏み外す前
はみ出して描かれた
秘密の魔法
膨らみ膨らみ
平凡なわたしに
ほうき星がやってくる

魔法だとわかっていても
魅惑的で
無理矢理にでも掴もうとした
目には見えない力で
もう離したく ....
季節にへばりつくようにはずかしく生きて
それでもすずしい女でいるのも
ひとつの責任かしら
唾を吐くように忘れゆくよりは
忘れられながらここにいるほうが
潔いことにみえる
駐車場
遠くの
PITに駆ける
くるまたちを視ながら

おはようと
誰も居ないような
僕だけの部屋に挨拶する
僕は

遠くへ
行かなくてもいい

街は働いていても
この部屋には
2 ....
かすかな圧力の記憶が
背筋を降りて
冷たい床へ逃げていく
せめてそこに
ある景色を描写する声が
あったと思うことにしよう
もう何年も前から
窓は一つだけだった
表面はざらついていて撫で ....
白いシャツに染み付いた
香水の匂いとスパゲッティの点々に
日曜日の名残を感じながら
指先を黄色くして
ごしごしごしごし 洗う

とっちめてやる!
という わけのわからない怒り ....
虹が空よか広い水辺は 金魚くるりと群れ周る
万珠沙華の咲く咲くエベレスト 握りて二人 御岳の麓
世界のあらまし見えました 愛は神代の宝物
死期は憂き世の結節点
坂を駆ける夢中に生きよ 透き通る ....
湘南へ向かう
電車に乗りながら
私は流れていく風景を見つめるでもなく
友達との話に 夢中になっている
こういった時間は
もう長くは持てなくなるだろうと思っていた
そして そうしようとも ....
(孤独を知りたい)
その声のする方へ
足を向けると
ビル街から住宅街に迷い込んだ。
そこでは人々の匂いはあるが、
人の姿はなく、
窓辺から聴こえてくるやかんの音と、
乾きき ....
という訳で、と 切り出してもて わかる方は解るくらいに 回数を重ねてきた
るるりらのお祭りのお知らせです。

わたしたち 現代詩フォーラムのすべての参加者は、詩を介して より幸せになりたいと ....
人を励ますような詩は
死んでも書きたくありません。
そんなことは
その人の
家族や友達や恋人や
知り合いに任せたらいい。
日常にある
雑誌や映画や漫画や小説が
切り取ることのできなかっ ....
おとなになれなかったこどもは
おとなロボットに乗った
大きくて頑丈 パワーがあって
こどもには持てない武器をたくさん搭載していた
こうしておとなロボットは戦場へ出て行った
いったい誰がおとな ....
白い箱の中に眠る君は
桜の化身

雨に濡れて
君がひらひら
落ちてゆく

白い箱の下には
僕がいて
僕もひらひら
落ちてゆく

あらゆるところ
あらゆるときで
君は ....
雉鳩が鳴いている
塀の向こうを首が歩いていく
頭の中では鶴がうまく折れず
車輪がふらつく

「ぼくらの世界はたんに神の不機嫌、
 おもしろくない一日、
 といったものに過ぎないのだ」
 ....
優れているということ
それは一つの棘であるということ
鋭く探し当てどんどん前進していき
多くの人の自尊心を刺してしまう危険な棘であるということ

優れているということ
それは自 ....
深水遊脚さんの自由詩おすすめリスト(913)
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