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絵空事が好きだ

私の好きなものが
二つも入っている

ミロの絵はとてつもない
子どもの落書きのようでいて
都会の喧騒のようでいて
原始人のひらめきのようでいて
神話の亡骸のようであ ....
あんまりつよく抱かれたもので
そこだけ空間が色づいています
さわってみると、
わずかにわずかに
抉れています

夕暮れは欠落を得ていっそう華やぎ
わたしは
わたしは、
いったいど ....
真実は黙殺される
それは政治的な意味で
大なり小なり

きらきら光る
湖畔で
金色の髪の少女が
狼の首を捻る
狼の口から
(舌が出ている)
さらさらと川に
血が揺蕩う

それ ....
ショパンのノクターンを演奏している
サンチョ・パンサ号という
ふたりで名付けた彼女のグランドピアノのことで
彼女は、音が死んでいく、と悩んでいる。
音楽の師匠は、ちょっと綺麗な言葉じゃないけれ ....
改札口
カラオケボックス
うっとりしているとき

予感は
選ばない
選択肢のひとつ

休日
また
ぽふっ
とでも
触れる人がいない、と思うと
きゅっとする
Rの発音がで ....
扉のむこうにあるおはようはいるからだからぬけられずあな(た)のなかからセロファンめがねごしにみる空にうそつき。リラ・ラーソンのしましまねこTシャツはりねずみ100匹リラコで言畑二丁目まではふら .... 赤色の三日月が出た夜に
あの子は遠くにいった
過去と少し前の過去を残して
つらかったのか?
さぞつらかったのだろう
でもあの子の過去と少し前の過去の間を僕は知らない
無邪気に笑う子
笑わ ....
人という字に
王冠を描き足して
「えへん」

咳払いさせてみても人はただの人です


偉ぶってみたところで
ぼくはただの文字です



ぼくの好きな人はとても偉い人です
 ....
  歓びはなかった
  とはいえ哀しみもなかった
  わたしたちはベンチを分け合って座り
  冬の始まり、辺りに人影はなかった
  言葉はさっきまで……あった
  今は沈黙さえ、ない ....
抱擁はつよい風のようで
いろも匂いもなかったが
ばさばさと通りすぎていったあとには
たくさん 散っていたので
あなたが来たのだな と
ようやっと理解します

理解します
したくもな ....
あなたが
わたしの想像するあなたならば

例えば
淡く芽生えはじめた
きもちがあることを
伝えるだろう

身分違い
そんな言葉も
頭をかすめる

わたしはわたしで
目指す地点 ....
怖い話だが滑舌が悪い 君の住む街の地図を買って会いに行かない ぼくの嘘が世界にバレたので
ぼくは一度宇宙へ逃げて
地球をもう一度
水に浸しなおした
する事は 沢山あるから

あなたを 思う時間を減らせる
わかっているのだ
燃えるゴミは火・木曜日
かんとビンは水曜日
古布と資源ゴミは土曜日
でも、間違えたのだ
自治会の方がやってきた
ゴミを突き返し、怒るのだ
間違えた、やってしまった
そ ....
だーれも知らない
あるところに
いつも大真面目なんだが
ちょっと空気が読めなくて
頑固でお節介で口うるさくて
嫌われ者の爺さんがいた

村人たちは集まっては
ひそひそと爺さんのことを噂 ....
親指と人差し指と中指で
支えるように持つのは
箸と鉛筆と歯ブラシと
お道具箱のひきだしの中
噛み跡だらけにしたのはだあれ

初めて手にした六角形は
金色のトンボがついていた
削っていく ....
夏の次が秋だったあの頃を探しに
ぼくは今、 油切れの車輪を引き摺ったまま
秋の消息を訪ねて旅に立つ

窓枠の中でそっと にこやかに手を振り
石のような白い空に はぐれてゆく僕の影を 
 ....
子どもらの手を引いて
檻の前にやってくると
黒山の人だかりである
どんな珍獣がいるのか覗いてみると
檻の中にはなにもいない
ただそれっぽく置かれた餌箱と
タイヤでこさえた遊び道具
見物客 ....
# どこへ行くの?

 彼は車の運転がとても上手だったの、とあなたが言ったとき。僕らの街のどこかに、ささやかな亀裂が走る音がした。それは、きっとビルの下に大した意味も無く存在するあの隙間で、一匹の ....
恋人になっていたかもしれない男と
冗談を言う夢を見た
醒めたあともまだ楽しいような
生々しい夢だった

恋人になっていたかもしれない男と
大喧嘩する夢を見た
醒めたあともまだ腹が立つよう ....
コンクリートの通路の上で
のたくっていた

その姿で、生命を与えられたものは
私に向かって鎌首を上げた
私は何の躊躇いもなく
その頭を、コンクリートに踏みつけた

ごりごりと
頭蓋骨 ....
住宅街の軒に
寒椿の気配がする
終わりを告げる百日紅
色を変える準備を
始める銀杏
キョウチクトウは空高く  ....
ビニール製の手帳ケースから
トリキュラー
取り出して飲む
生理を整える
きのう
先っちょから膿の出たおじさんと
三回した
精液も膿も一緒だと
笑ったおじさんに
遠慮なく
された
 ....
書きおえてはじめて
それが詩だと気づくように
死んでしまってからやっと
恋だったとわかる
いつもおそくて
墓を掘るのも一人きり
でもいいや、
塩の塔はきれいで
鳴らせるのははみだし ....
話の前後は覚えてないが
がんばらなあかんなーと言った
隣にいる人は
せやでーと言った
夕暮れ
川沿いの道につづく石段
中ほどに座り込んで
雲の際の輝き
暗く沈んだ
民家の重なり具合
 ....
その箱はスケルトンの灰色で 

どこにも蓋がみつからなかった

サイコロを転がすように その六面体の

一面ずつに番号をふって 開けようとしたが

開けられるような 切れ目がどもにもな ....
正しい言葉があふれている

論議を差し挟んだりしてはいけません
みんな、違うのだから
人はそれぞれなのだから
「それって少しヘンじゃないかな」
なんて、絶対に、言ってはならないのです
 ....
ざらついた紙に他人の夢をうつすばかりで
自分の願望をみるひまがない
どんどん器用になるきみを
抱くことができなくなりそうだ

雨の降るように泣くんだから
嘘を言ってくれよ
その痣みた ....
深水遊脚さんの自由詩おすすめリスト(913)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
絵空事- やまうち ...自由詩4*14-10-5
夕暮- はるな自由詩414-10-4
たらと- opus自由詩114-10-4
音と言葉について尽きない話- りゅうの ...自由詩10*14-10-3
じゅうたんがあった部屋- nemaru自由詩1*14-10-1
はためいわくがはためいている - 阿ト理恵自由詩5*14-9-30
赤色の三日月- こいち自由詩114-9-29
前置き- きりえし ...自由詩214-9-29
街路樹- 草野春心自由詩614-9-28
散る- はるな自由詩614-9-28
淡い気持ちのこと- はなもと ...自由詩514-9-27
怖い話だが滑舌が悪い- 北大路京 ...自由詩414-9-25
君の住む街の地図を買って会いに行かない- 北大路京 ...自由詩614-9-25
- 宮木理人自由詩214-9-25
大丈夫- 中原純乃自由詩3*14-9-23
テキトウに、生きる- うめバア自由詩14*14-9-21
平和のつくりかた(だーれも知らないシリーズ1)- 森川美咲自由詩5*14-9-18
さよなら鉛筆、トンボ印のちびた秋/即興ゴルコンダ(仮)投票対 ...- こうだた ...自由詩12*14-9-16
あの頃を探しに- ハァモニ ...自由詩6*14-9-16
動物園- やまうち ...自由詩3*14-9-16
夜になればかえるは- Debby自由詩214-9-16
恋人になっていたかもしれない男- 森川美咲自由詩3*14-9-16
- 山部 佳自由詩114-9-15
寒椿- あおい満 ...自由詩414-9-13
おじさんのうみ- nemaru自由詩2*14-9-12
塩の塔- はるな自由詩514-9-11
たそがれ- nemaru自由詩10*14-9-11
空っぽの_月- 西日 茜自由詩5*14-9-10
「正しくないこと」の行方- うめバア自由詩414-9-8
- はるな自由詩514-9-1

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