すべてのおすすめ
甘酒が好きです
ほんとに好きです
麹のやつね
酒粕のは あれは別もの

高いのはどれも甘いね
あんまり
甘くないのがいいけど

偽物も
いっぱいある
甘いだけとか
白いだけとか ....
炎が眠っている
その熱と光を休めながら
かつて燃えたことを証明する
灰が柔らかな布団になって
炎は夢を見ている
かつて照らし出した
闇の中に浮き立つ人の顔が
ばらばらになって融合 ....
ようこちゃんのおうちは
このへんにあったの

そこは
うつくしく聖地化された
さまざまな国から贈られた
木々からなる緑陰

なにもかも
うつくしい緑に塗り ....
いいにおい
夜のおわりのみどりのにおい
なま白い手足で泳いでいく女のこたち
文字の群れとあかるいカステラ
いいにおい
頭の右うしろのほうの記憶
こうばしいおとこの子たち
めくばせとジ ....
もしもたとえば恋の詩を
どこかで発表したならば
こんなに狭いそのどこか
きっと思惑され放題かと

匿名希望のそれ以前とは
全く私の居る場所なのに
なにゆえひろびろ考えて
自分の知るあて ....
サウザンクロスで降りた人は
どうなったのだろうか。
家庭教師の青年や幼い兄弟は
みなサウザンクロスで降りて行った。

あのリンゴも一緒に持って行ったようだ
リンゴはいつからそこにあったんだ ....
愛したのは
哀しい目でした

わたしより弱いひとしか愛せませんでした

あなたはいつも俯瞰していました
わたしのことも俯瞰していました

わたしの浅ましさ
こころの醜さ

あなたはいつも俯瞰していまし ....
飲みきったグラスの底を覗いてみたら
それ越しのディスプレイに宇宙
望遠鏡を覗いてみたらあの星

そんな当たり前にロマンを感じてペンをとる
大人になったってこんな台詞言ってみてもいいじゃない
 ....
手が届かないと分かっているものには
本気になったりなんかしない。

同じ土俵に立ったりしない。
立とうとも思わない。

意地をはったり
悪態をついてしまうのは

さっきまでこの手 ....
葉桜の並木道を一台の霊柩車が行進していくのは
28℃
「にじゅうはちどしー」
と、略さずに呼びたい一日
の真白い光
噛み砕くと
腐った果実のにおいが広がる





額から垂 ....
真昼の中庭の暗がりに
石の民が踊っている
風が降っている
畏れが降っている


雨が雨を連れ去り
夕暮れも無く夜は来て
水は水を照らしている
夜の夜を照らしている
 ....
毒も刃もすべて黙って飲み込んだ
スーツを身にまとった私は甲虫のようだ
土地が変わっても仕事が変わっても
私は同じ種類の甲虫
羽をばたつかせても決して飛べない甲虫
スーツに滲んでいる様々な言葉 ....
王様は旅の途中だったようです

お付きの者たちはみな逃げてしまったのだそうです

王様のいびきがものすごいので
ただ歩くだけの旅がつまらないので
王様一人でも大丈夫そうなので
実際悪人に ....
夜、おしっこに起きたときの
ベランダの外に広がるたぷたぷと波打つ闇や
満員電車でとなりあう
湿った背広のすえた臭いなど

そういうものを
とん、とん、とん、と踏んで

住宅街を俯瞰し
 ....
        160419

お地蔵様に
お線香を立てる
火が付かない百円ライター
今では何というの
使い捨てライターー
君とおんなじだねと
お地蔵様が
典型的な顔をして笑う
だ ....
ふらりと月が立ち昇る

しっとり濡れたベンチに
横たわり
息をひそめる

今 遠くで
かたちを成しはじめた月
もっと高くへ昇れよ

つめたい窪みに
春の海を注ぐように
骨の隙間 ....
ドーナツばかり食べている
その穴ばかり食べている
わたしがわたしであるために
あなたがあなたであるために
そのどちらでもないもののため
食べるたび空腹になるのはなぜ
願うほど切なくなるのは ....
曇のなかの金属が
鉱と擦れ合い 匂いを放つ
音の波を燃し
輝晶を放つ


光の槍
降るはふたり
ひとりは死びと
ひとりが背負う


左上が白い夜を
けだも ....
遠くの山々が
のどかに雲の帽子をかぶっていた日々
春の野をいっぱいの花でみたし
初夏の木々を新鮮な緑で塗りかえてくれた
美しい地球よ
恋しい地球よ
どうか
山を崩さないでくれ
家を ....
どうしてまた
と 問う度に空瓶はふえ
瓶の立つ数とおなじだけ
言葉を見失う

不運と幸運を釣り合うように計ってのせた菓子盆
運ぶうちに混ざり合ったこれをいったい何と言う
「ワン」
そう犬が吠える
近くのテニスコートから
軽快なボールを叩く音が聞こえる

青い空に陽がのぼり
舞い散る桜の花びらを
きらきらと彩る

地面は一面
桃色に染まり
その上に ....
陰惨な声刻む泥舟、
あっという間に競り上がる青白い氷山に乗り上げ
怜悧なナイフで自らの喉笛をかっ切る。
これを潮時と終わりにしたかったのだ始まりにしたかったのだ、
深紅の血潮はもはや抑えよ ....
「最近なんか元気ないね」って、たぶん顔色じゃなくって、あたしのツイッターを見てそう思ったんだろうけど、どうもご心配ありがとう。薄皮を一枚へだてたようなやさしさに、あのころ、不本意にも救われていた。感情 .... 深夜のレンタルショップ
うろつく
僕達は映画のなかに
引用じゃないものをさがしている

人類にまみれて
化学繊維のセーターを着ている
ありふれた体で

レンタルじゃ足りなくなっちゃう ....
土塊を捏ねる
指先に気を集め
煮え立つ熱流し込み
ゆっくりしっかり力入れ
未定形の粘る分厚い土塊を
思い思いのまま捏ねくり回す

捏ねくるうちに不思議なこと
土塊と指先は拮抗しながら
 ....
金曜日には花を買いにゆく
水仙や早い菜の花
いきいきした街の黄色を通りすぎ
もはや首を切られ
それでもまだ
いきいきと生きんとす
花屋の花たちを買いにゆく
金曜日には
うすうす知ってはいたけれど
そとはやっぱりおそろしい
それでもくまは森をでた

街はかわいてうすぼけて
みわたせばべたついたくまたちが伏せている
ここにもくま あそこにもくま
森 ....
猫町の午後は空が青ざめるほどの空想に満ちていて
透明なグラスに注がれた水のように
エーテル培養液がたゆたっている
光が当たる一瞬の陰から産まれる海月たちは
何万の子孫を一瞬にして吐き出 ....
*

 シャッフル


雨合羽の内側みたいに湿った霧の夜
水槽に堕ちた帽子のように少しずつ想い出す
刻まれたまま床に散乱している時間

ボロボロに傷ついた
一枚一枚を拾い集め
 ....
小さい雨が降ってきた
しとしとしと
オルゴールみたいなガラスの箱の中
ピアノの音が聞こえる
拙いカノン
さくらの花が
ひらりひらり
舞い落ちる
ぽとん
水滴
雨粒か涙か
喜びと悲 ....
深水遊脚さんの自由詩おすすめリスト(913)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
甘酒さん- umineko自由詩5*16-5-14
眠った炎- 葉leaf自由詩1516-5-14
大統領にいいたいこと_What_I_want_to_say_ ...- るるりら自由詩616-5-14
いいにおい- はるな自由詩1216-5-14
たとえばではなく恋歌を- もっぷ自由詩4*16-5-13
サウザンクロス- 自由詩2*16-5-12
馬鹿- 印あかり自由詩5+*16-5-12
彗星- 自由詩316-5-10
嫉妬- chiharu自由詩4+*16-5-9
死活- 飯沼ふる ...自由詩216-5-9
夜の絵- 木立 悟自由詩416-4-30
スーツ- 葉leaf自由詩216-4-25
王様- ふるる自由詩5*16-4-24
もう怖くなくなった- 平井容子自由詩816-4-23
初恋ライター- あおば自由詩5*16-4-22
煙草と月- 印あかり自由詩9*16-4-21
ドーナツの夢- やまうち ...自由詩216-4-20
みどり_うたかた_Ⅲ- 木立 悟自由詩416-4-20
恋する地球を恋する- yo-yo自由詩4*16-4-20
菓子盆- はるな自由詩416-4-18
新しい季節- opus自由詩116-4-16
VISION.05- ひだかた ...自由詩4*16-4-15
先生のみなさん- ユッカ自由詩516-4-14
レンタル人間- ユッカ自由詩216-4-14
人-生の刻印- ひだかた ...自由詩7*16-4-14
金曜日には花を買いにゆく- フユナ自由詩116-4-14
まちのくま- はるな自由詩116-4-13
ゆ_う_か_い- ゆるこ自由詩316-4-11
シャッフル__/【幻想30】作品- ハァモニ ...自由詩4*16-4-5
春に思う- 秋也自由詩1*16-4-5

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