すべてのおすすめ
毎年、大掃除をするたびに
部屋が窮屈になっていく
捨てるつもりでいた物が
捨てられない物に変わるから
高校時代に詩を書き溜めたノートは速攻で捨てたけど
久しく読んでいなかった本とかエロ本とか ....
公園に散歩に行くと
楽しげに飛び回る犬を横目に
足下のシロツメクサを見つめてしまう
あ、もしかして四葉かもと
思わずかがみ込んで
でも滅多な事では見つかりはしない
三つ葉が普通で四葉は ....
太鼓の音が鳴り響き
戦闘の狼煙が上がる
最後の風呂に入る
人の波に流され

貴方は帰ってこない
血の気が弥立つ思い
勇敢な戦士
先頭に立って旗を揚げる

生きるための戦い
勝ち残 ....
今日も雨
一人で寂しく部屋で
手紙を書く
コーヒーを飲む

今日は餃子だ
模様替えをして
防虫剤を入れる
星がキレイだ

グランドピアノの音
ペダルの音
虫の声
胎児の鼓動
?.

あなたを
あなたのすてきなところを

一日
大切にする

あなたを
あなたの汚れたところを

裏返して
日に透かしてみると
おかしな影ができるから
その影に指で ....
金太郎飴を舐めんなよ
ヤツは世界最強だからな
金太郎じゃなくて金太郎飴がだぞ
どこを切られても平気な顔して
いつまでも若々しくて
最後の最後まで全力で生きている
歳を取れば取るほど誕生日が ....
熱にうかされたような輪郭のない浮遊感を
君にも分けてあげようか
共有するなら愛も生まれるだろ
それがたとえどんな毒薬でも

うたごえが運んだのは一握りの灰
ふれて 濡れるように  ....
ヒゲヅラでピアノを弾き
自分の世界に入る
他は何も聞こえない
時間がゆっくり過ぎて行く

何も考えず
息をする
全てを忘れる
いい事もいやな事も

もう頑張れない
涙がツゥーと落 ....
コーヒーの匂いと
ロックのバラード
友達の食い残した
ミョウガの吸い物

流れる時
流れる血
流れる水
流れる音

危険な行為
危険な気持
危険な思想
危険な猛獣
川で魚を釣り
川で洗濯する
魚を焼き
風呂に入る

一緒に食事して
一緒にドライブして
一緒に川辺で話す
一年に一回だけ

笑って泣いて
楽しく話しましょう
こんな日が毎日なら ....
一人で行った交通科学館からの帰り道
環状線で小学生の僕は
財布を落とした

鶴橋駅の連絡改札は
近鉄線の切符が必要で
連絡切符を買っていなかった僕は
家に帰れない

途方に暮れる僕に ....
朝にぱっと咲いて
パッと縮む
朝露を吸って
シャキッとする

小学生の成長日記
芽が出た
葉が出た
花が咲いた

朝の名誉=朝顔
笑顔で送り出してくれる
俺も頑張らなくては
 ....
暁の夜明けに
始まりの前触れ
東に染まるオレンジ色した雲の
光る葉の美風な揺らぎ
誰もいない公園の隅で
始まりの唄を紡いでいた

時の図太さに
負けないように
坂道に抗うように
漕 ....
クロスした横断歩道の

ちょうど真ん中で

僕は歌を歌い続けた

誰にも聞かれずに

無視と軽蔑を繰り返されて

僕の存在は

人間として否定され続けていた

何のために歌 ....
ベッドの上に君が
座った
誇らしげに
座った

理学療法士に
少しばかり
肩を支えられてではあったけれど
ベッドの上に君が
座った

中二のころの
強い瞳の
君が
座った
 ....


六角形が重なり合う曇りガラス
差し込む青に形はないけれど

白の六角形はまだ落ちない
風が白を遠くへ運んでいったから



季節が透明に歩いてくる
埃っぽいコンクリートの ....
実際の所あれは
鴉のようにも見えたし
人間のようにも見えた

真冬の朝の
まだ明けきらぬうちに
紫色の空を
私たちは見上げていた

凝固につぐ凝固
雪よりも白く美しい
骨を包んで ....
北極星を中心に
星は回るらしい
教育テレビで
さいきん学んだ
世のなか知らないこと
ばかりだなぁと
感じられる日々は
きっと良いことだ

月は東京の空が
濁っ ....
昔 同じ職場の人に 「几帳面な字ね性格が出るんだよ」って言われた

私は一つのことにこだわりだすと止まらない。でも 几帳面とは思ったことが

無いからびっくりした。

仕事で気が張ってるか ....
あなたに見つめられると
あたしの動きは止まってしまって
あなたが抱き寄せてくれると
あたしは溶け始めてしまう

抱きしめられる前までは
きちんと立っていたのに
ぎゅっと抱かれただけで ....
そのひとは
ひっそりと
木漏れ日の中にいた

何かおこりそうな空だこと。
そういえば、このあいだの鳥は、
どうしたかしら。
陽にひらめいて、
虹を食べて、
七色になって、
空へと消 ....
おばあちゃんがお金をもっているそうな
それはもう悪魔に心を奪われたものの言葉だ
いつも何かに怯えていて
何かを必死に守ろうとして
おばあさんらしくない必死な顔をして生きてきたおばあちゃんの
 ....
雨戸を開けたら
夜の一過性の麻酔が
今は静かに窓に張り付き
単なる水気となっていた
その硝子面を、つつ、と指で擦り取り
そこを覗けば、山茶花の
一塊の色彩の首だ

 ....
一文字でできる詩を探しに旅に出た詩人の名前を教えて

ジャングルジムの一欠けらで生活する家族のエンゲル係数を求めよ

翼の生えたイルカが空を反射した海を自由に羽ばたいている

折角ここまで ....
いつからかな?

誰かのぬくもりを

「感じたい・・・」

と思ったのは・・・・心の中のどこかが・・冷たいの。


いつも 強がっている私だけど

明るくしてる私だけど・・・ ....
詩人は動かぬ旅人
時には持ちきれないほどの荷物を
時には水筒一つを
大事そうに持っていく

旅先であった女を
触れ 撫で 愛し
そして闇に押し込み
またどこかへふらふらと ....
ほとばしる情熱と
命の喜びを
全身で表現して
暑い夏の夜が始まる

笛と太鼓と
人々の歓声
弾ける笑顔
流れる汗

人ごみ
むせ返る熱気
息も詰まるような
ひといきれ
 ....
入院してる友達のために折ってるのと
その子はちょっと淋しそうに

鶴を折っていました

それを手伝おうと
わたしも折ったのですが
できあがった鶴の
羽を広げようとしたとき

その子 ....
私の獏は夢を食べない

捨て獏だったからかしら
母乳で育たなかったからかしら
理由はわからないのだけど
とにかく夢をさし出しても
ふんっと顔を背けてしまうから

長い長い格闘の結果
 ....
蒲公英
背の高い蒲公英
雀を追って降り立つ鴉の
姿を覆い
目を眩ませて
揺れる蒲公英



鴉 悲しいか
雀はいない
揺れる緑と緑の隙間に
わずかに震える渇いた土が ....
深水遊脚さんの自由詩おすすめリスト(913)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
大掃除- 新守山ダ ...自由詩806-12-31
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津々浦々- ペポパン ...自由詩4*06-11-10
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金太郎飴の正しい食べ方- 新守山ダ ...自由詩1606-9-16
めまい- なるせ自由詩306-8-19
年をとる- ペポパン ...自由詩8*06-7-27
スイセン- ペポパン ...自由詩4*06-7-25
七夕の下- ペポパン ...自由詩5*06-7-7
駅・鶴橋- たりぽん ...自由詩17*06-5-18
モーニンググローリー- ペポパン ...自由詩7*06-5-11
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「_まつり_」- 椎名自由詩3*05-7-20
千羽鶴- ベンジャ ...自由詩67*05-7-3
偏食- 落合朱美自由詩21*05-7-3
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