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台風一過の
花丸二十丸な紺碧の青空
さわさわと風とクラゲが遊ぶ
ミンミンゼミは溺れた模様

徐々に あおが薄まっていくと
どっこい 生きてる ジジジジジと
大地を揺るがすうなり声が

 ....
乾いた夜のすきまに


星がおちるのをみた
おおきいね
ひまわり

きっと
そだてかたがいいから
すくすくそだつんだよ

男の子と婆ちゃんの
はなしごえが
2メートル越えの向日葵の影から
聞こえてくる夕暮れ

野菜天使は ....
花の表紙のノォトの中に
それはそれは
大切な風に書かれていた


日記であったのか
詩であったのかも
定かでない
淡き恋の想いについて
吐き出された拙い言葉の塊


まるで ....
みてみたい
星の誕生する瞬間を
流動する熱い肌

なめらかですべやかな肌
それでも
笑えるしあわせ不仕合せ

今晩のおかずは何?
魚の視界
鳥の羽ばたき
貝の呼吸
ひとりのつぶ ....
茎のおれてしまった

どこかのうちの赤い花


風に吹かれ

今にもたおれそうで



それでも

赤い空をみつけた花は



とても うつくしかった
 ....
月の夜
わたしは犬と話す
板張りの部屋で
椅子に座り
大きな犬の頭を撫でながら
大きな窓から差し込む
月の光は優しく
犬とわたしを包む
指先に犬の体温
どのようなことでも 理解するのに
見つけることのできないのは なぜ

このなりゆきの 先に見えるのは
あそびではできないのに なぜ

五万と見える この世界のものを
抱きしめることのでき ....
            あかいボールが転がる

            カーテン 

            向こうがわへと通り抜けていく

            赤い光沢が ....
神様 って叫んだら

涙がぴたりと止まって

顔が歪んだまま戻らなくなった

心臓からはだらだらと血が漏れだして

魂はやがて枯れた


神様 ってもう一度叫んだ

すると手 ....
わたしがむやみに数えるものだから
蛍はすべていってしまった


わたしが思い出せるものは
ひとつ
ふたつ

美しい光

いつつ
むっつ

美しい光

けれどもそこ ....
ゆっくりと
呼吸する
緑の植物


ぼくの時間が
音もなく流れだす
帰り道に迷うのは
せめて僕のほうだったらいい
通りすがりで、そっと交わす言葉からは
いつだって真ん中のところが零れ落ちていく


駅の階段を
夏に降りていく
君は一つの呼吸で
手を振 ....
波が押し寄せてくる
出し抜けに吸い取っていく過保護なアルコール
君が冷房を消してくれたから

世界の温度がすこし下がった

雨が降るのも、それが理由なのも
走り出す、それだけの、焼きつい ....
真昼の公園で
全身、汗にまみれながら
ジョギングをしている人がいる。
両の手に
ペットボトルを握り締め
汗に濡れ、体に張り付いたランニングシャツから
鍛えぬかれた筋肉の動きが感じられて
 ....
 

つながっている
その声に
心がうつって


つながっている
指を絡めるように
ひとつのことばと
その隙間に


つながっている
瞳を
間近で見ている
ように

 ....
はだかだと つい
においを かいで
おもわず からみあい
いっしんどうたいで 
おれまがったりします
日記は忘れています
かつて
誰かの小鳥であったことを
目を瞑ると
まぶたの中で風景が裏返る
人は皆
空の切れ端でした
初毛の水紋
遠い雨雲
川が生まれ出るところ
谷をめぐる暗がり
稲妻を映す手のひら
狩りのはじまりの音


新月も終わり
諍いも終わる
花盗人の道に沿って
夜は子供の ....
かなしい夏 ?


夏の首すじが
眩しい

何もすることのない午後

空気さえ発光している

しなやかな夏のゆびさきが
飽きもせずあやとりしてる

夏はあの木立のてっぺんあた ....
あたりまえだ

タイマー設定してたのだから

だが羽根がとまったとき

そこにわずかに情感が生まれた

羽根はぴたりととまらずあいまいにゆらりととまった

一般的に動いているものが ....
良き友よ

お前の肩を
叩かせてくれないか
軽く 一度だけ

そして
良き友よ

おれの肩を
叩いてはくれないか
軽く 一度だけ


渾身の力を注がない分だけ
渾身の ....
教師という生き方があまり好きではなかった
ドラマの続きにばかり気を取られていた
頭痛がいつもひどかった
回顧録には間に合いそうになかった
今度こそはうまくやろうと心に誓った
新しいバラードを ....
おーい
いっぽうからこえがきこえる
だれかいますか
もういっぽうにつたえる
おーい
へんじがかえってくる
ここにいるよ
よびかける
おーい
おーい
たくさんのこえが
いりまじ ....
真っ黒い犬が
みごとにすり寄って来た感じで
大きな尾を嬉しさのあまり
振り乱しながら
何処が目だかわからない
心の奥まで伝わってくる愛くるしさで
きれいなベロを垂らして
生ぬるいあいさつ ....
いちわ 
いちわ

はだけられた
よい の くち

ちぢこまって 
のがれられない

ひざし に
いぬかれる なら

もう みえない 
だきしめて

あたためてい ....
ねまきのまま街をあるいて
みずしらずのひとにじっとみられた
さみしくてふるえだしたからだは
じぶんで抱きしめた

よそゆきじゃなきゃだめなのに
うまく笑えなくて
お化粧もしなきゃだめ ....
夏の暑さがまっすぐに降り注いでくる。この
暑苦しさの中ですべてを腐敗させて、振り返
ることのない心を育ててゆく。流れる汗の臭
いとともに、空気が汚れてゆく。この世の混
沌を測るものがないのなら ....
わたしは
命ではないものの声を聴く
わたしをここに
わたしをここに置いてゆけ と


横倒しになったわたしの心
たったひとつの言葉に浮かび
たったひとつの言葉に沈む
横倒しの ....
[な]


――懐かしい泣き虫さんへ

長雨のなか
なけなしの茄子がなったので
撫でまわして和んでいます

仲間にはなじみましたか
訛には慣れましたか
ないものねだりの
涙を流 ....
つきのいし.さんの自由詩おすすめリスト(899)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
*夏の似姿*- かおる自由詩5*05-8-4
瞬き- アメウ自由詩9*05-8-4
野菜天使- 草野大悟自由詩5*05-8-3
きみへの出さない手紙- 銀猫自由詩10*05-8-3
空白- こしごえ自由詩6*05-8-3
帰り道- アメウ自由詩6*05-8-3
月の夜- チアーヌ自由詩805-8-2
抱きしめることのできないのは- 捨持自由詩205-8-2
カーテン- せんたく ...自由詩3*05-8-2
『叫』- しろいぬ自由詩105-8-2
清流- 千波 一 ...自由詩43*05-8-2
空間- アメウ自由詩6*05-8-2
浸透圧- 霜天自由詩1105-8-2
Iiwake(渚にて)- 示唆ウゲ ...自由詩305-8-2
取り憑かれた人- 恋月 ぴ ...自由詩7*05-8-1
連音/れのん- AB(な ...自由詩1205-8-1
そろもん(あの話)- みつべえ自由詩805-7-31
童話(日記)- たもつ自由詩2005-7-31
波のまわりに- 木立 悟自由詩805-7-31
かなしい夏- 塔野夏子自由詩20*05-7-31
熱帯夜、扇風機のとまるとき- /////自由詩405-7-31
それぞれの明日へ- 千波 一 ...自由詩11*05-7-31
県立高校- 吉岡孝次自由詩205-7-30
こどく- アンテ自由詩405-7-30
犬にも夏- 鳴々門 ...自由詩405-7-30
ともに- 砂木自由詩6*05-7-30
よそゆきじゃなきゃだめなのに- 八月のさ ...自由詩805-7-30
棒読みの歌- 岡部淳太 ...自由詩10*05-7-29
わたしを憶える- 木立 悟自由詩805-7-29
五十音頭韻ポエムな〜の- 佐々宝砂自由詩9*05-7-29

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