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おかえりなさい、が あったのだよ

ひらけば其処に
おかえりなさい、が あったのだよ


そとから帰って
よごれた手も洗わずに

とってもとっても
温かかったのだよ

 ....
ざるそば
去る側
かけそば
駆け側
中華そば
っちゅーか側にいて
机が坂を滑り落ちる
その形状を保ちながら
机が坂を滑り落ちていく
誰に目視されることもなく
他に滑り落ちるもののない坂を
机が机として滑り落ちていくのだ
ああ素晴らしき滑走!
け ....
君は滅多に喋らない

余程の事が無い限り

僕は君の声を聞く事は無い

何時も僕が一方的に話すだけで

君は表情と相槌だけで

返事をする


君の長い長い前髪は ....
ふわふわが
ふわふわに言います
もっと
ふわふわになる


光が光に目をふせ
渦の生まれを見ます
ふたつ
生まれた


ほつれ
ほどかれる指が
からまわりし ....
生まれ変わりを実行して
失敗した腕を掴んだまま
落ちてゆくのは体だろう

時の流れに逆らって
闇の兎に魂を売り
わずかな時間を買う

逢いたい人がいるのかと
問われれば
そんな ....
三日前、
宇宙から眺めた地球は
星屑を散りばめたように
不幸だった

ふと目が覚めた地球は
一滴の涙を流して、訴えかける
「お父さん、お母さん、こんなとこに置いていかないで」

知生 ....
消化しきれず吐き出される
無駄な命の残骸を
手で掬い取ってみる

僕は無力で
無力な僕の血が混じった
その残骸は中途半端に溶けていた

近いうち
あなたの血が混じった僕が
吐き出さ ....
ふと遠いところへ行きたくなる

通過電車に手をのばせば届きそうで届かない
本気で身を乗り出すと本当に連れ去られてしまうから
「危険ですから、黄色い線の内側までお下がりください」
というアナウ ....
ひっそりと

昇る太陽は

だれもしらない

世界を紡ぎだす
中で赤ペン 折れ
筆箱 染まる
シミあるものの行方は
決まってゴミ箱の中

シミある青ペンは
空をえがきたいとは
もはや言わなかった
 真っ白なキャンバスに色をつけていくように

 人は 交じり合いの中で 様様な模様を描く

 名前さえ知らない 名前さえ知らない

 それでも 人は生きていく

 受け入れられた時 ....
目が覚めると
広い窓の部屋にいる
鍵穴にくるり、と
鍵を差し込むのはもう何度目だろう
潮の香りがする
海が近い、ようで
不透明な窓から
青いはずの海を想像してみる

仕方が無い、のか ....
その階段は
まぎれもなく階段であった

手入れの行き届いた草木

光を反射する 白の像

そこは
入り口にも満たなかったのだ

まぎれもない階段の途中
この両目は 
 ....
七匹の蝉はクローンとして生まれたが・・

一匹目の蝉は
例年より水嵩の増したダムの滝に打たれて逝った

二匹目の蝉は
夏休みを満喫する少年の網にかかり羽根をもがれて逝った

三匹目の蝉 ....
分子だとか原子だとか本当どうでもいい

ただ一つおもうのは

わたしとあなたとが

その分子だとか原子だとかで出来ていると言うことが
なんだかたまらなく寂しくなっただけ

「けっきょ ....
月の光に映し出される君への想いは、一片の雲もなく、

水面(ミナモ)に投げた小石の輪が、止めどなく拡がる様に、

君への想いが、拡がっていく。
線香花火は
線香の匂いがするだろうか
水辺の淵でひっそりと
雨のように流れ落ちる火花
 愛の因数分解 学校では教わらなかった
 
 心の記憶の万華鏡
 
 いつも分かり合えない 二人がいる

 時に 一つになっても
 
 愛の因数分解は 解けない
 
 的を射抜 ....
つむぐ、つむぐ

記憶を紡ぐ

言葉を紡ぐ

時間を紡ぐ

思いを紡ぐ

私はひとのあるがままを紡ぎだし

それを歴史という糸にする

糸を織ってできた布は私 ....
ポケットいっぱいのビー玉を
 本物の宝石だと思ってた

そいつは今だっておんなじさ

名前すら借り物のあの子が配る
 ガラス玉をもらいにココへ

僕はきっと優しい嘘ってやつが好きなんだ ....
種子が私を追い越そうとしている
それはとても嫌なことなので
速度を上げる
と、背が少し伸びる
冬に逝った人の名を
夏の終わりになって
帳面に書き足す
遠くが見えるということは
かわ ....
何だか最近こんな感じだね
ちょっと手を伸ばせば
君の優しさに触れられるのに
何故かためらってしまう


あのゲームと一緒かも
無数の穴凹から僕のあたまは
勢い良く飛び出しては
怯えた ....
向日葵は沈んでしまった
そのことがとても悲しくて
夜に対抗してライターをつけてみたけれど
満たされずに
星が溶けてしまわないのは
きっと強い意志があるからで
部屋の明かりのよう ....
足を
風がなでる

しばらく眠っていた
永遠に近い
あなたはいない

すいこまれるみたいに
街は
夕から闇へ
日が早くなった
当たり前のこと
おどろき

もう暑くなくなる
 ....
いきなり走り出した。
何かに急き立てられ、
何かの使命を感じたように
走り出した。

口は一文字、
歯をくいしばり、
鼻ん穴 おっぴろげて、
目をつり上げて、
走った、
走った、
 ....
夜、雨の匂いがした


やがておとずれる
音をつなぎとめ


どこまでも

虹のからだが
空を広げていた
電線の五線譜に音を入れ
夜三時に水平線を目指すオオムラサキ

世界を支えるピアノ線がゆっくりと緩む

深海にさく桜
魚達は星を夢見ている

海が静かにひいて
地軸がわずかにきしむ
 ....
さくら かんざし
あかねの 鼻緒

ねむりの いわおに 
腰かけ
仰ぐ 


ちり ち り りん
金魚の尾ひれが 
風鈴を蹴る

ちり ち り りん
黄色の帯と 
左手 
 ....
楽園の夢を見た
この世界ではいま
それが必要だから

まず
都市計画の話を
人間の楽園の話をしよう

ペブルビーチ
サンドビーチ
エプコットビーチ

椅子に座って
話をしよう ....
つきのいし.さんの自由詩おすすめリスト(899)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小箱- 千波 一 ...自由詩15*05-9-1
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ミュート- 蝶番 灯自由詩105-8-31
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ちきゅうはかんがえた- みずほ太 ...自由詩205-8-31
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夜の地下鉄は海の匂いがする- ベンジャ ...自由詩52*05-8-31
物語- アメウ自由詩2*05-8-31
無言- りょう自由詩205-8-31
ジェットコースター- 炭本 樹 ...自由詩205-8-31
透明な葉書- 霜天自由詩605-8-31
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硝子玉の夜- なごまる自由詩2*05-8-30
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生まれいずるすべてへ- 伊藤洋自由詩4*05-8-29
献花- 千波 一 ...自由詩43*05-8-29
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