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在る

始まって以来続いてきて
この枝の伸びやかな道道に
茂る葉の呼吸は瑞瑞しい

それも
小雪のちらつく昨夜の雲上の月も
陽炎のゆらめく送り火も
私を育ててくれる花娘

季節の ....
つみかさなっている遠さの てっぺんに憧れ

冷え切った形の流動する 煙仕掛けのからだ


あら、今日もあいさつをしている朝焼け


分解の森でうすわらい 月の咆哮の真空放電にしびれる華 ....
この横丁を歩いていると
不意に路地から幽霊が顔を出す
幽霊は
「こんにちはいい天気ですね
 学校のほうはいかがですか
 楽しいですか?」
なきそうな言葉をほろほろこぼす

「ええ結構な ....
空が白んで、今日も一日が始まります。
有機物であるはずのわたしはまるで無機物のように
さしたる感慨もなく、ただ白む空を眺めます。
雀が一羽、飛び立ちました。


白んだ空が、眩しさ ....
「ねえちゃんええけつしとんなぁ」
細胞が分裂する。分裂マシーン。


ただ人が歩いて固めて開発したならキャシャーンなんてただの
 因子とか元素とか。
細胞が分裂する。分裂マシーン。

 ....
背なか 背なか
もたれかかった珪藻土の壁には
真昼の温みが宿り
後ろから
春の衣をふうわり掛ける

あし
足もと
埃だらけのズックの下で
蒲公英は蹲り
カタバミが少し緑を思 ....
風が吹いていた
風のように母は声になった
声のように鳥は空を飛んで
鳥のように私は空腹だった
空腹のように
何も欲するつもりはなかったのに
母についていくつか
願い事をした

 ....
アルコールと 朝が
溶けあって 光って
カーテンです


そこへ向かう明るい少女は
睫毛です カーテンに
きらきら きらきら向かう 明るい少女は


瞬きのたび ....
あおくあおく青く
ひろがるそらのひとすじ

やまないせみのひと鳴き

ころがるみらいを死骸にみて

それもこれも夏


おわりのゆめのくらがり

ちいさな苦痛にいだかれている
足が生えたら
どこへいこう

手が生えたら
なにつくろう

でも 今は

このしっぽで

やれるかぎりのこと
やりつくすつもり

まずは、

家に帰ろうっと。
恋とは
 自分にないものを
 求めることなら

愛とは
 自分にあるものを
 抱きしめることでしょうか


「愛し合う」とは
 言うけど

「恋し合う」とは
 ....
自分 不器用っす

べたな 演出

べたな 口説き文句

べたな プレゼント

だって

君といつだって

べたべた したいんっす。
音もなく時を削る部屋で

命を空虚に磨り潰した

黙ってラジオやテレビと

話した

常夜灯一つ付けて

パソコンのテキストを

入力しようとして出来なくて

抑圧された無 ....
ゴミ箱はふたつ 横になっている
ほら そうして寒くなってきた
手も尻で 足の指が離れないまま片方の膝から下が無い
こうして時々積み上げておいた亀裂の前にやって来て
わずらわし ....
涙の中を泳ぐ魚がいて
僕の源氏名はまだ忘れられたまま
あなたは僕の順番となり
順番は花びらのびらとなり
そのことで誰も困りはしない
こうして縮まった身体をひょうっとすれば
僕らの不 ....
なんで 穴を 掘ってるかって?

実はね

穴のなかに
隠れて
住むためでも

誰かを
陥れるためでも

ないの

君と
君の

その溝を

埋めるための土

 ....
美しい って

綺麗だ って

ちやほやされても
結局は
疲れちゃうわけよ

笑顔振り撒いて

気も使って。

たまには
羽を休めて

甘い蜜でも

吸ってて
いい ....
土と水は
お互いによく自分たちの性質を
理解した上で
混ざり合うことに決めました

  土と水は
  静かな日曜日の夜
  ドラム缶の中で
  混ざり合いました

    優しい波 ....
頼むから

触らないでください

御願いだから

触らないでください

僕の心は
もう

君への想いで

爆発しそうだから。
豆をやるから
こっちへ
来いよ、
だなんて

そんな餌には
釣られません

私は私の
信じる空へ

羽ばたくだけです
くるっぽー。
気張りすぎたら
固くなった

気張らなかったら
自分じゃない気が
してしまう

とりあえず
自分の殻ってやつ

脱いでみようと
思う。
なんだかだるいのは
背中に大きな悩みがあるから

いつかつぼみをつけて
大きく、花開くまで

まだ、夢は捨てない。
いつのことでしたか
忘れてしまいましたが
絶句したその無言の先に
あの日がちらついていたのは、確かです

日溜りの微笑む
静けさのなか
涙は花ひそめ
無表情に泣いていました
それはか ....
線をひく 

すっと
一文字に線をひく

わかたれたソラとソラのあいだは

ここからみて

あちらをみとめ
こちらをみとめ

すっと一条の線にて

確かめられる

星の ....
本屋ですれ違ったひと

電車でとなりに座ったひと

走って目の前を通り過ぎて行ったひと

トイレで手を洗うとき横に居たひと

目の前で階段を上っているひと

自動販売機の横で立って ....
ずるやすみの木で
かみさまを見かけた
なにをしているんですかとたずねたら
ずるやすみをしているのさとこたえた

ぼくも人のことは言えないから
ああそうですかと
おおきな幹にせなかをよりか ....
氷の轍を駆ける鳥
ふいに枯葉のなかから飛び立つもの
朝の終わりを告げてゆく


遠く幻のように
冬の林がつづいている
常に空の色より暗く
風のなかに立っている
 ....
そらにてがとどけばいいのにと

せいいっぱいせのびして

さきまでぴんとのばした

おんなのこのひとさしゆびに

とんぼがとまって

そのあしをしっかりとゆびにからめて

おん ....
舞い上がったタンポポの綿毛が
振り返って見下ろした風景

歩道で蝉の抜け殻を
知らず踏みつぶしたときの音

そんなふうに目覚める朝

新しい自分が
古い骸に驚いたり
影よりも陰 ....
きらびやかな服を着て
きらびやかな街に出て
たまごの美味しいお店で
美味しいたまごを食べ
たまごが美味しかったと
あなたに電話をした
何て答えたのか覚えてないけど
あの日はあなた ....
つきのいし.さんの自由詩おすすめリスト(899)
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コバルト- 久野本  ...自由詩306-2-13
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