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どこか遠くへおもむけば
わたしの近く、が増してゆく

いつも近くの
わたしのつねを
だれかは、異国と
語るだろう



冷静に燃えながら
情熱的にこごえ
停止する
四 ....
春のおとずれは
やわらかい

ことばの身軽さと
陽気がとても
近くなる


鳥たちの鳴く声と
色とりどりに
咲く花と

寒さをかき消してゆく
波のかさなり
しろい音 ....
たくさんの淋しさは
胸の奥でそっと
優しさになる

それは
くわしく語らなくても
しみ渡ってゆくように思い
いつしかやわらかく
言葉のあやから
遠ざかる


おびえてし ....
■美味なるもの、について我が独断と偏見を。



一、

焼肉といえば、ホルモンである。
ホルモンを食わずして、なにが焼肉か。

「飲み込むタイミングがわからないんだよね。 ....
泥を
振り払おうとする腕こそが
いつまでも拭えない
泥かもしれない

確かめようの無いその有様を
透明である、とは
誰も語らない

そこでまた
ひとつの泥の
可能性が
散る ....
そこは空かと問うたなら
鳥はきれいに黙して
はばたく

そのたび言葉は
空から遠いわたしの胸を
いやしの為に
傷つける


 幻はまだ
 あこがれとしての痛み

 選 ....
風音さんの千波 一也さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
禁じられた四月- 千波 一 ...自由詩7*08-5-7
笑うお日様- 千波 一 ...自由詩8*08-4-30
粒子- 千波 一 ...自由詩6*08-1-22
■美味なるもの- 千波 一 ...散文(批評 ...4*08-1-22
透いてゆく- 千波 一 ...自由詩22*07-9-11
届かない空に- 千波 一 ...自由詩18*07-9-1

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