手が届かないというから
かわりに蛍光灯を換えてあげた

堅くて開かないというから
かわりにフタを開けてあげた

重くて動かないというから
かわりにソファーを運んであげた

うまく出来 ....
ここでは稜線をつよくなぞるようにして吹きつける風が、けし
て浅くはない爪跡を至るところに残している。砂混じりのかわ
いた大気に、あれた山肌に、つつましい色を放つ丈の低い植生
群に、かるくひび ....
はつ夏は今年も空から降りてきた
すこし遅参だった
寄り迎える雨と

春の安らぎは訣せられ
季節の溜りから
そっとこぼたれ

そぼ濡れる外火のふるえながら吐息する
犬も女もさみだれ ....
瑠璃色や萌黄出す緑色と原色の花々が
ゆらゆら揺れている中
灰や雪を見いだすのは容易くはない
家中が電化されていくと
囲炉裏も暖炉も滅多に見つけられず
たまにあったと思って覗くと
金魚や ....
床屋で散髪中マスターに
『あ!』って言われる事ってあるよね?
僕はあるんだ。


基本的にじゃんけんでパーを出す事を見抜かれ
パーマンと名づけらる事ってあるよね?
僕はあるんだ。

 ....
爆音で

歌詞もわからない曲を聴く


触れるものすべてから遮断され

脳みそだけがただよう

圧倒的な浮上

大気と私がかきまじる

地球の自転を体感する


羊水の ....
スーパーでジャガイモ食べる人を思い出し一袋98円のを

帰るとはがき一席5万円よろしくとあり2千円がない

団塊の世代は目をつけられているというそんなこと言って良いのかな

なに ....
最後に降った
雪の日のことを
思い出そうとして
思い出せなくて

そこからようやく
なつかしさが
訪れました


うしなったわけではなく
戻りたいわけでもない

いつだっ ....
足跡残す
砂地の軟らかさ
眠りの中の古い夢
絶え間なく風が動き
その中心から
連れ去られた
形 ばらばらに
ねえ、おまえ。
おまえさま。

なんて
お女郎みたいな呼び方をして悪かったね
怒らないで こっちを向いてお呉れ
ねえどうか
機嫌を直してお呉れな



ねえ、おまえ
あ ....
目とその目、見合せば。
折り返され、それのできない人のさだめ。
もしナルシッサスに湖なくば、
人の心は褐色に 澱み明日は白いまま。
されど鏡があればこそ
人は心を揺すりながら
かろがろと
 ....
ずっと
船に乗ってた
訳も分からず
切符を持っていたものだから

夜空が美しい
けれど夜が汚い
信じていた
その濃色を

波が輝いている
チェロの音色が聞こえてくる
離さない
 ....
なぜそこに居るのか分からなかった
気が合う仲間たちから離れて
早く一人になりたかった
そう思えば思うほど
一人になることが怖かった
通いなれた八王子の雀荘に
喪服姿の若者が四人

「最 ....
ある夜から、ガラス球が衝突によって砕ける事さえ悦んだ。
哭いても仕様がないのに、ひとつにはなれないのに。

まるで知らない、仄明るい迷路を彷徨う内に。
はしり火、彗星の尾ひれ、その燐光を追うよ ....
桃太郎の話をしてくれた両親も
物語のおじいさんやおばあさんと
同じくらいの歳になった
今の時代、洗濯は機械がしてくれるけれど
腰が痛いと言うので
今日は妻が洗濯物を干してる
僕はいつものと ....
           、、、言ってみたかっただけ のぼる陽に、いつからか
乾いて乾いて、
ぼくの精いっぱいは灰のようになっていた


ビートニクにとりつかれた黒人の青年が、
若者が、
口々にさけぶ、

「 光が 今、必要なんだ
 ....
さかずきが、
まわる


 ひとづてに咲く
 ゆめまぼろし
 を
 
 裂いては遠のく
 かなしげな、
 さめ


ゆびさきに乗る
花びらが、
よる

わから ....
   半熟卵の茹で時間
   花ふきんの縫い方 
   幽霊は鉄塔を登るということ
   君に教えられたいくつかのこと
   学校でも新聞でも初めて体内を往来した光も
   教えてくれなかっ ....
 目が覚めたときには翌日の8時を回っていた
 夏祭りもバーゲンも市長選挙も
 サッカーの試合も公開処刑もみんな終わっていた
 廃ビル色の風の中で日の光は今までどおり穏やかで、
 壊れた目覚まし ....
しきりに蝉が鳴く中で
曲がった坂道を
ようやく下ってゆくと
夏を渡る大きな橋がある
ふと橋から見下ろせば
ずっと下に川が流れている
手すりもないまま
幅狭くまっすぐに
ずっと続いている ....
加茂川に沿って 北へ歩いた
水の流れに 逆らいながら

そしたら HAPPY WALKING中に 恋の始まり
Kiss Me Kiss Me Kiss Me 浅き夢みし
OK ラッキー ハッ ....
ミッキーマウスが好きだっていうから、とりあえずネズミさんの格好をしてみたんだよ。

でも、これじゃぁ ミッキーマウスじゃなくて、”ねずみ男”じゃないかい?

うん。知ってる。
君が大泉洋を好 ....
胸の中の灰色の重たるい空に
気怠く浮かぶとりどりの飴玉のような
飛行船の数を数える
数えたそばから何度でも忘れるために
朝日さえ当たらぬ 
この長い廊下 
軋みだけが
響き渡る



売られて連れられ
廓の網 
格子窓から
手を出して
遊客に色を売り 遊客に色を売り

組み敷かれ色声
漏ら ....
大雨が降ると川は決まって氾濫した
田畑や家はその度に浸水した
人々は土嚢を積みポンプで水を汲み上げたりしたが
結局は自然に水が引くのを待つしかなかった
ある年、河川管理者である県によって
大 ....
{引用=


  ? 彼



味噌っかすの子でありました

家での安らぎの場所は押入れの暗闇
たいていそこで うつらうつらと

青空と雲
黄昏の風と 夕焼け
を眺めている ....
 時々にしか会えない 僕の夢の友人
 友人は僕のことを全て知っていて 親友と呼ぶのに相応しい人物だ
 僕も友人のことを全て知っている
 無限とも思える夢の中で 初めて会った時に僕達は阿漕な宇宙が ....
「あんた、何したん」と母が言った。
「えらい言う事きくようになってたわ」
 そのころ家で飼っていた犬は、まさに野放図というか、散歩の度に急に向きを変えて走り出したり、ヒモを引っ張っても頑としてその ....
  5

ささやきとゆめとで満たされている

乳白色の匂いが駆け巡り
スカートの裾と共に影がゆれる

したたかに群れるとりどりの手足に
手招かれるのは
おなじ匂いをさせる 少女

 ....
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従順- hon散文(批評 ...107-5-13
スライド(抄)_5- 自由詩11*07-5-13

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