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窮理の唄


どーん、どーん
どん、どん
賢き童は申し候
賢きの、賢きの童は
拍子とり,一巻のくすしい唄を
うたい候
髭の相者はおわしせば
髭の相者の髭ひとひねり
窮 ....
面白人生講話(7)

 酒に就いて書こうと思ったが、数日前からいや性に就いて書こうと、意欲するようになった。  性欲、sakeとsmoking は3sではなかろうか。
女性はいざ知らず、 ....
ものの5分

たちまちにして脳は働きをやめ

sexual desire のなきわが脳髄は

深き休みに入れリ

花畑の隅のベンチに座り

ビールに酔い

心地よ ....
今日かぎり歌わじと思う心にはなにものもなしさらさらと水 妻ときて歩きて語りなつかしき日溜りにくすむ 鞆の浦 よ

青春は消えにけり受験という灰色の時河原町とその付近

水まけば涼しき風の入りきて立秋よりも二日目の午後
 おい! いきってたらあかんどー
  
 おどろか!!

 ずうたい大きい奴やが

 根生あるのか

 表へ出い!

 すいまへん大将
★弥陀の目

弥陀の眼を私は見た
見上げた12歳の少女の目
その瞳の柔らかき疑問を、美しとした
再びは見れぬ弥陀の目
慈悲のまろやかな輝き
4尺半の痩躯に漂う幼い気持ち
私は再びは ....
妻が勤めに白い朝顔が初めて咲いた雨がしきりに降る

ドビュツシー前奏曲集静かな曲妻を想う悲しさを癒す

鎮めても後からわく不安あくなき心配人は空しきもの



電話線には雀が五六羽さわ ....
薄ら寒きベンチに座してビールとパンのささやかな昼餉

寒き朝駅に列車を待つときも心引き締め未来をみつむ

立派な書物さえ並んでおればそれだけで書斎は良く見える

駅に向き歩き来たれば傍らに ....
再び人生を問う   

整理する本棚にみる妻の本ほのぼのとした明るいおもい

オールド・ファション・シボレーが走るハバナの側堤を

夜のキャバレーの黒人歌手みんな独りよがりで生きているのさ ....
詩と詩論(2)




:*横瀬夜雨について

 プラトンが言っているのですが。哲学は学習できるものではないとね。詩もそう言うことができるのではないかと。この詩人は生涯廃疾の身、つまり体 ....
髪を短く妻は刈った前とちがってちょっと残念だった

妻が勤めに見送ったさびしい体操をして元気をつける

また妻と二人西武百貨店に行って喫茶で話しをしよう
だぼはぜようけい釣って二匹食う

仕事なくパンを売る大阪風流

ビールの酔いロマンチックこわれそう
しとしととヒエイ霞てつゆの雨

青田には頼もしげなるつゆの雨

梅雨の雨降りくる中を歩みゆく
玄関の椅子に座りて黙すればまた空しさを思いみるなり

鳩の居る庭の紅葉に目を移しわれが空しき鳩なおむなし

雛にえさ与うる鳩の姿にも生きる力を見出さむとしては
 あまりにも懐疑的な人が今の世には多いのではないか。小さい頃、多分太平洋戦争中であつたと思うが、「人を見たらドロボーと思え」ということを誰ともなしに聞いた覚えがある。
そうかもしれないなと思ったが、 ....
あの娘時折ふけた顔見せる

女は鳩の一種だという人が

九十で艶々してる霊媒女
早昼やパンと葡萄酒青菜添え

降りしきる巣篭り鳩の安否しる

資本論面白訳を思いつく
疲れてるけど可愛い妻よわが鳩よ福井の海の一夏の日に

わが心じっと離れぬこの家に妻よいつまでもいつまでも

きみがため歌を書く机のうえに花の写真と僕のなみだと
★手をかざさしても月は昇るから、また歩きなさい
傘がないときは、雨にふるえなさい
誰も知らない愛に気づいたときは
  目を閉じなさい

「鳥の歌」の巻頭はこの詩句で始まる「星屑と花束と人々を ....
日日に緑深まる狭庭辺に今朝は蛙の鳴き声がする

さきほども小雨降りいた表通り人の声して雀飛び交う

グリーグのペール・ギュントを聴きつつも紫陽花の絵をじっと見るとき

また鳩が一声 ....
妻清張われは花袋6月の空ベランダにバロック流る

午後になり雨しとしとと降りつづき朝顔の蔓つたふ土塀に

書物など喫茶に持ちて読みおれば髭の老爺(ろうや)が前に座りて

もみじ葉に ....
緑色いっそう深まり空曇りスズメさえずる朝の机に

わずかなる胸の痛みと音楽の耳にいりくる今朝の心に

マンネリか歌に心はずまずに昔作りし懐かしき歌

陽は上り妻の植えにしかわゆ ....
 心より一切の欲消え去りて青き紅葉の葉は揺れており

 水無月に外郎を求め与えてし母の眼鏡の顔浮かびくる

 さえずりの混じりて聞こゆ玄関の机に田山花袋を読む
 鳩が来て紅葉の枝に住まいけり

 陽が上り妻のチロルの服を干す

 初西瓜妻にやるため買いにけり
  面白人生講話
 
 俺は近頃何にも面白いことがないので、仕方なくこの文章を書く。

時折詩らしきものを書くのだが、何しろ暇潰しなので、碌なものはできず、女に生まれて

いりゃぺちゃくち ....
青葉の日プロコフィエフ午後一時

詩が好きで詩学が好きでもみじ緑

近江富士まさおな琵琶湖子と共に
スーパーでジャガイモ食べる人を思い出し一袋98円のを

帰るとはがき一席5万円よろしくとあり2千円がない

団塊の世代は目をつけられているというそんなこと言って良いのかな

なに ....
七十二歳になりて


 永い連休が過ぎた。5月7日72歳の誕生日である。フランス大統領は保守になった。共産党・社会党ご苦労さんである。その役割を果たし、社会主義は終焉しつつある。
 フランスは ....
 端午の日茶を入れくれし雨森庵

 波静か霞立ちたる余呉の湖

 麦酒のみ蕎麦を食いけり福井の里 
はらだまさるさんの生田 稔さんおすすめリスト(44)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
窮理の唄- 生田 稔自由詩707-10-31
面白人生講話(7)- 生田 稔散文(批評 ...207-10-16
★過ぎゆく脳髄- 生田 稔自由詩207-9-13
今日かぎり・・・- 生田 稔短歌807-8-23
ある日ある時- 生田 稔短歌3*07-8-9
おい!- 生田 稔自由詩3*07-7-26
詩集・聖なるペギー- 生田 稔自由詩6*07-7-23
白い朝顔- 生田 稔短歌7*07-7-10
手帳に記されていた歌(2)- 生田 稔短歌5*07-7-8
再び人生を問う- 生田 稔短歌5*07-7-4
詩と詩論(その2)- 生田 稔散文(批評 ...3*07-7-4
さびしい- 生田 稔短歌507-7-4
だぼはぜ- 生田 稔川柳207-6-30
梅雨- 生田 稔俳句407-6-22
一日を終えんとして- 生田 稔短歌6*07-6-20
面白人生講話(3)- 生田 稔散文(批評 ...3*07-6-18
女三人- 生田 稔川柳2*07-6-18
あめあめふれふれ- 生田 稔川柳2*07-6-14
妻三首- 生田 稔短歌607-6-12
「鳥の歌」原田将を読んで- 生田 稔散文(批評 ...107-6-11
ペール・ギュントの朝- 生田 稔短歌8*07-6-9
雨降りだしぬ- 生田 稔短歌7*07-6-8
二人できよく- 生田 稔短歌8*07-6-5
水無月の朝- 生田 稔短歌9*07-6-1
水無月となりて- 生田 稔俳句107-6-1
面白人生講話- 生田 稔散文(批評 ...5+*07-5-30
青葉の日- 生田 稔俳句7*07-5-22
あえて数えず、韻もなし- 生田 稔短歌2*07-5-15
__七十二歳になりて- 生田 稔散文(批評 ...13*07-5-7
皐月五日- 生田 稔俳句3*07-5-6

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