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映画を観た後
外は黒で暗く固められていて
妙に丸い機械の部品ばかり転がっていた
映画を観た後
キラキラとしたフィルムは頭を離れることなく
そのまま走馬灯に加えられた
映画を観た後
....
君によく似た笛に吹かれて
呪文になっていました
手紙と思っていたのは小さな扉でした
沈みながら走りましたが
波は見当たりませんでした
わーわーあー
詰まっています
あの魚に伝 ....
取り返しのつかないことを
バラバラにすると
最後は
光が残った
次に光を
バラバラにすると
結局は
取り返しのつかないことが残った
ああそういうことか
大きく頷いてみた
....
あなたは物静かだった
あなたを背負うと
その軽さの分だけ物静かに温かかった
だからあの家は部屋は
この空の下突っ立つ一人の人間は世界は
今でも物静かなまま
極めて物静かで
見渡す限り ....
電車を降りると
点字ブロックが
花野に埋もれていた
あなたはここにある花の名を
一つとしてしらない
見えることもない
それでもその眼は
厳かなほどに瞬きをするから
見えているも ....
ずっと
船に乗ってた
訳も分からず
切符を持っていたものだから
夜空が美しい
けれど夜が汚い
信じていた
その濃色を
波が輝いている
チェロの音色が聞こえてくる
離さない
....
お母さんが人を殺した
お母さんでなく岡さんだった
それでもお母さんと呼んだ
遺灰を砂浜の砂に混ぜると
砂の数罪の数優しさの数
同じだと知った
位牌を抱えた人に伝えようと
見回そう ....
桜って詩になりやすいね
きれいだし儚いし日本的だし
でも今はさ無理だよ
もう散ってるとかそういう
問題じゃないって分かるだろう
もう桜でどこまでどれだけ
詩を連ねたか分からない
....
昨今は上手に生きてます
花の咲かし方も覚えたし
友達もたくさんできました
君の傍にいる時間も増えました
気になることといえば
ずっと瞼裏に黄昏が広がってることなんですが
その下に見知ら ....
地図の上に鉛筆を立てて
転がった位置まで歩いてみると
道路の真ん中にアルマジロがいた
それから早幾年月
アルマジロの実の弟
ジローに出会った
普通の人間の形をしている
折り目正しくス ....
姉とハンバーグを作る
この広い大草原の中で
寂しさを潰そうと捏ねて変形させようと
焼いて楽しくしてやろうと
玉葱を切って遥か経つが
姉の涙は止まらない
それはこの世で唯一の水
私 ....
心に頼り心で確かめ心で伝える
心が無くなれば宇宙も消える
確かめるというのは常に
その一瞬一瞬でしか使われない
後のことはともかく
こうして二人だけの永遠ができた頃
どこにも君はい ....
東京に空なんて
ないじゃんもうやだこんな息苦しいとこ
とあなたは昔とは違い
ストレートにまくしたてます
その興奮によって必ず
主観と客観を微調整するチャンスを失っています
そうだねと相 ....
死んだ人を愛することは
じゃんけんに似ている
思うことは
与えてくれたものには勝てず
与えてくれたものは
あなたには勝てない
そうしてあなたは
思うことに勝たない
はらだまさるさんのロカニクスさんおすすめリスト
(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
映画
-
ロカニク ...
自由詩
6
07-6-30
高速
-
ロカニク ...
自由詩
11*
07-5-27
午後_p.3
-
ロカニク ...
自由詩
7*
07-5-25
午後_p.2
-
ロカニク ...
自由詩
6*
07-5-20
午後_p.1
-
ロカニク ...
自由詩
11
07-5-18
残映
-
ロカニク ...
自由詩
6
07-5-14
優しさ
-
ロカニク ...
自由詩
2
07-4-21
桜って詩になりやすいよね
-
ロカニク ...
自由詩
6
07-4-18
黄昏
-
ロカニク ...
自由詩
4*
07-4-13
アルマジロに花束を
-
ロカニク ...
自由詩
3
07-4-7
ハンバーグ
-
ロカニク ...
自由詩
7
07-4-3
確認
-
ロカニク ...
自由詩
3
07-3-26
ウョキウトにはラソしかない
-
ロカニク ...
自由詩
7
07-3-21
じゃんけん
-
ロカニク ...
自由詩
5
07-3-19
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