みえこが                                   
おなかの赤ちゃんに話しかけ                     
仮の名を呼んでいる               ....
ときどき風も停滞して、さ                                 
いかにもなんか考えてるふうに                                     
 ....
50億年前
宇宙が出来
45億年前
生物が誕生

ポンと叩かれ
ふっと生きはじめ
夢中で生きて
死んでも生きる為
生殖した

いつも疑っていた
誰がポンと叩いたか
それは解か ....
消えかけるほど明るい朝に
冷たくもあたたかくもない雪の上を
裸足でふわふわ駆けていると
雪に埋もれたひろい庭が見えてきて
そこには椅子がひとつ置かれていた



あたりに ....
アメリカ人はみんな金髪なんだと思ってた
マリリン・モンローがそうであったように
売れたいがために染めたのだと知ったのは映画を何本か観た後だった
TVじゃ相変わらずデイブ・スペクターがからかわれて ....
  

おとうさんと散歩しよう

サトウキビの畑の中を

夕陽が射していて影が大きく

落ちた

おとうさんと散歩しよう

ゴツゴツの手に引かれながら

なにも言わなくなっ ....
眠くて仕方が無いと母は言う
こんなに眠くて仕方が無いのは
悪いことが起きるから
それとも脳梗塞なのかしらん
雑煮の鍋を温めながら
迷信深い島の年寄りの顔になる

庭には
他の樹木とは、 ....
夏、庭にアリクイが迷い込んだ
首輪をしていないところをみると
たぶん、野良アリクイだったのだろう

アリクイは庭で蟻を食べ続けた
長い口先から長い舌を蟻の巣めがけて伸ばし
舌に小石や砂 ....
お前は不器用な人間だなァ。

と夕暮れの日
放課後のあのたわいも無い会話の中で
先生が言った

私は彼の目をジと見つめた
彼は気にした様子も無く進路の話をひたすらに

器用な人間など ....
槍投げですか。
投げやりだが、


 おうおう。
 なんだよ、特に話すことはないよ、
 別に、
 それは、最初はあれだね、
 まいいや、いそがしくてってて
 仕事なんでば。ん、なんだ ....
まだ柔らかいオブジェ
蠕動しているくちひげ
最後の作品はみずからの死体だった
さけられない悪夢にも青空があるように
はてしない無の領域にも鼓動をうつ宝飾がある?
いいえ
いまでもすべての見 ....
朝日が昇る
あたりまえのような顔をして
しかし
この胸に広がる喜びはなんだろう

日付が変わっただけなのに
普通に昨日の続きなのに

カレンダーが新しくなる
新年という
新しい一歩 ....
僕は疲れていたのか

昼間眠ってしまった

その前に

少しだけ雪が降ったよ

僕の掌の中で

静かに 静かに

溶けてしまった

君と僕も

さよならも言えず

 ....
銃を持って出かけよう
いつでも貴方を守れるように

防弾チョッキはダサイから置いて行こう
変わりに私が弾丸を受けてあげる

遺書は書かない
思いを伝えたいのは貴方だけだから

用意は ....
彼の生家へ行った

仏壇のある部屋に通された
彼の寝ていた部屋だ
私の寝ていた部屋には 通されなかった

彼の母の母に 手を合わせる
「最近髪がよく抜けます」と報告
彼の母が
「疲れ ....
むらをぬけるみちに
かわいたかぜがふき
しろいつきがうかんでいる

露を含んだ緑の苔は朝の光に酔いしれる

ガラスも
きんもくせいも
しろくすながつもり

遠くから呼ぶ声は銀色の波 ....
産婦人科から出てきたみえこが                                
あっけらかんと言った                          
「二ヶ月のなかばだって」   ....
妻にテレビゲームをさせるRPGだRPGと言っても妻は何のことかわからないに決まっているそれどころか「たたかう」の意味さえ知らないに決まっている決まっているのに妻にテレビゲームをさせる主 .... あらゆる芸術になにか根本的に共通するひとつの想像的な思考があって、それが作者個人の志向性によって詩や音楽や絵画などの形態に翻訳される、というような内容主導主義をペイターは否定する。


 

 ....
黒板につづられた 白い文字
窓の外に広がる 白い雲
真っ白な私の頭の中
今は数学の時間
眠いのを我慢して
ひたすら数字とにらめっこ
この度は思いもかけないことでなどと
気休めを言うものではありません
死ぬことは生きている限り必然で
むしろ生きていることこそが偶然なのだと
私たちは本当は知っているからです

眼前の笑いか ....
青空にゆるりと重なりひらく
細く淡い爪がある
遠く静かに狭まる道が
枯木に白く持ち去られてゆく
雲の速さに持ち去られてゆく



朝に散る虹
ふちどる碧
瀬に映る音
鐘 ....
チューリップ・ツリーの上で                            
しきりに鳴いている蝉にしても                      
伝えようとしているのだ         ....
2002年に詩人ギルドレビュウに発表した文章をもとに、雑談スレでの「詩の定義」議論に、私なりのレスポンスをしたい。下の文章は、あちこちの詩の掲示板で何かと問題にされることの多い「詩の定義」議論に私なり .... 粉雪に考えなしに見上げ空想い馳せるはアフリカの夜

画面上雪だるま型のアイコンに征服されゆき眠気はとれず

ハイウェイに動揺する街ダンスフロア肩をすくめて襟を立てます

濡れましたマフラー ....
機械仕掛けの朝
朝は忙しいんだ
太陽が、朝に
「おはよう」って言うと
朝は起きる
朝はどうにも派手なので
ニワトリがすぐにそれに気付く
朝はニワトリのことなんかいちいち気にしちゃいないけ ....
昨日見た夢の中で
銀世界の夜
雪だるま達が
無言の笑い声を響かせ
雪合戦をしていた

目覚めたベッドから
窓を開けると
おととい冬の子供等が
煙の吐息昇らせて
きゃっきゃっ とつく ....
私の方向音痴を笑いながら
手を引いて
東京タワーはあっち
六本木ヒルズはあっち
あれが皇居
お台場は向こう
新宿はあのあたり
晴れていたらあの辺に富士山が見えることもある
さて
あな ....
はじめに
感動する詩論を読むと、いいなあ、自分も書いてみたいなあと思うのだけど、いかんせん筆力がなくまた、長い文章を書くのにものすごく時間が掛かるタイプなのでメモの形でアップします。(ずっとメモかも ....
声を出してはいけない、喉が貼り付きそうになるから
何本もの針が、くまなく全身を突き刺しているかのようだ
指先が麻痺してきた、足を棒にするという諺は
この国にこそ、ピッタリなのかもしれない
ソリ ....
狸亭さんのおすすめリスト(850)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空耳- よねたみ ...自由詩1804-1-22
ときどき風も停滞して、さ- よねたみ ...自由詩704-1-22
夜明け前の唄- まんぼう自由詩404-1-22
ノート(40Y.1・19)- 木立 悟自由詩304-1-22
猛暑帯広より拝啓マリリン- 石畑由紀 ...自由詩704-1-22
おとうさんと散歩しよう- AB(な ...自由詩304-1-21
眠くて仕方が無いと母は言う- Six自由詩904-1-21
くぼみ- たもつ自由詩804-1-20
スカート- りぃ自由詩204-1-20
テレフォン- nm6自由詩304-1-20
まだ柔らかいオブジェ- よねたみ ...自由詩504-1-20
「_夜明け_」- 椎名自由詩3*04-1-20
★7_ゴゴノユキ- 貴水 水 ...自由詩104-1-20
戦場ラブストーリィ- りぃ自由詩204-1-19
帰郷- 山内緋呂 ...未詩・独白12*04-1-19
まゆ- まんぼう自由詩104-1-19
産婦人科から出てきたみえこが- よねたみ ...自由詩1504-1-19
妻→RPG→つよし- いとう自由詩1704-1-19
ペイター「ルネサンス」_(4)- 藤原 実散文(批評 ...304-1-19
白の時間- 春日野佐 ...自由詩204-1-18
仮タイトル「おそうしき」- 山田せば ...未詩・独白1004-1-18
冬の飛礫- 木立 悟自由詩304-1-18
チューリップ・ツリーの上で- よねたみ ...自由詩704-1-18
詩の境界線(最終更新9/16.2008)- 佐々宝砂散文(批評 ...1004-1-18
スノーナイト- nm6短歌204-1-18
機械仕掛けの朝- 半分自由詩104-1-18
冬の登校- 服部 剛自由詩704-1-17
標識- 岡村明子自由詩504-1-17
詩にまつわる備忘録(自戒のためのメモ)- こん散文(批評 ...5*04-1-17
Aurora- 自由詩304-1-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29