おおみそかのことを
おおみそかと呼びはじめたのは
いつだったかしら
はじめてきいたときの
みそっぽいっていうイメージが
どうしてもはなれなくって
おおみそかっていうたび
なんだか
しょ ....
                


支那世からぬ昔話や         
明日ん歩みそおりい
笑てぃ歩みそおりい んち
事実ぬ辛さや事実ぬ涙や
美らさぬ物ん裏んかい
美らさぬ ....
ニッポン Japooon ・・・・・・・・

日の丸の太陽を
青いペンキで塗り替えて
水の惑星に小さく浮く
びみょうなくねりの島国は
僕等乗せた 沈みかかりの小船

21世紀
曇った ....
私はポツンだ
宇宙のポツンだ
名も無く朽ち果てていく
歴史のポツンだ

それでも大地に立ち
呼吸をし
飯を喰らい
排泄し続ける

この私という存在
わたしはまだおわらない
きみもまだおわらない
おわるのはだれだ
昨日や今日や今年のよるか

今日がおわる
明日がおわる
今年がおわる
ふりかえらない

毛糸がおわる
てぶくろがで ....
うつし世は春雨なりき芝居果つ

渡り廊下の左右より春の闇

洗ひ髪夜しか逢へぬ人と逢ふ

揚花火仰ぐ横顔盗み見る

首筋に跡を残せし残んの蚊

衣かつぎ妻は家では酔へぬも ....
散文でもいいのよね、ここは。
日記の冒頭文を抜粋して羅列して落ち込もうという試み。
淡々といくよ。ダメだしは受け付けないよ。


1207

 最近のビックリ☆な出来事といえば、歯がグラ ....
その男はゴミを集め
庭に溜め屋根に溜め
家の周囲までゴミだらけ
悪臭は付近一帯に漂う
注意も警告も無視して
男はゴミを集め続ける
ある日行政のトラックと
TVカメラがやってきた
そして ....
わたしはよく
一度にたくさんのことをやりすぎるので
なんもかんも中途はんぱになってしまいます
なにせ不器用なものですから
今日も
はみがきをしながら
テレビをみて
ラジオをきき
時報を ....
長いこと沈黙していた
アスファルトの隅で
地面のざらざらの下にある
本当の地面を思って

空の底には
まだ底がある
底の底は
地球の裏側の
空の底

夕暮れ
ノアの箱舟に
オ ....
{引用=以下の文章は2001年春に書いたものに訂正加筆したものです。}
 ふっと思いついて、『新潮世界文学辞典』で「フェミニズム批評」を引いてみた。1990年版だからわるいのかもしれないが、そういう ....
風があり 葉があり
木々はゆっくりと点滅する
空にとどまるもうひとつの空
もうひとつの深緑
風になれないふたつの風


一本の木が
朝をさえぎり
音をさえぎり
 ....
回り尽くしたカセットテープの切れ端に
写るのは財布の残骸だけ
マグカップの上下逆さまな色を笑うと
雨が落ちてくる

彼らがまた化石の中に化石を見ている
九十九折のような峠道の崖下の出来事
 ....
油まみれの 谷やんは
朝からネジ切り 夕までネジ切り
グリス塗り塗り ハンドルと
ダイヤルゲージ 光る眼差し

油まみれの 谷やんの
屋根に煙突 雲に飛行機
お稲荷さんも 耳たたむ  ....
母さん、
ほら、春の風が吹いて

そろそろ僕も
行こうかと思います

春の風は早足で駆け抜け
いつも、僕は一人残されてしまうから
風のすべてが海の向こうに渡る前に

そろそろ行 ....
  夕焼けが足りない 一○
 


 これで最後ですよ

と通達された

 あなたのための夕陽はもう残っていません


どうやら
流行りの成分のひとつで
許容摂取量も決めら ....
フィルモアSt.
ジャパンタウン もっと南の
パブ

3バック
ウィスキー・ソーダ
オーダー ラストで

カウンター 
ひとり 黒人
ひとさしゆびを たてて

みけんに 
ち ....
浜田省吾を聴いていたら 
いつものように眼から透明な液体が出てきて すっきりしてしまった

聴きながら抱いていた ぬいぐるみの感触は
このあいだ亡くした 愛するともだちの背中

愛するもの ....
コーヒーをいれました
二杯
一杯はわたしのために
そしてもう一杯はあなたのために

並木のイチョウは黄色く色づき
風が吹くと何かの音をさせる季節
けれども窓は閉じられていて
見るこ ....
結露する窓
雪けむる街路
カフェの
カーテンウォールに 二人

キリマンジャロの 湯気
すじ曳く中 わたしは
あの頃を
重ねる
{引用=
あの人は 去ってゆく
路肩の車に
雪埃 ....
レトルト・パウチに封じ込んだ80年代をお皿にあけて
電子レンジであたためた
匙ですくってひとくち
あのひとは顔をしかめた
こりゃだめだ
60年代の焼き直しじゃないか

しょうがないから
 ....
二月ぶりに実家に帰り
仏教徒のくせにクリスマスに会う
きみはいつもの通りアニメソングを口ずさんでいて
まるで昨日別れたようにわたしに声をかける

いつものように15分遅れて
待ち合わせ場所 ....
なぜなら一遍の詩は
水蒸気で組成されているからです
ある一個人の無意識から生じた詩は
一瞬だけ完全な美の結晶となりますが
すぐさま跡形もなく消滅してしまいます
詩は遍在しているのです
詩は ....
おぼれるのはくるしいけど
一回やってしまうと
もう
やめられない気がする
まめだいふく食べるみたいに
かんたんだったらいいのに
そうしたら
あたしにだってわかるよ
あなたにおぼれないた ....
しようよ、って
いって どうぶつみたい
なんでもライオンみたいに
がおう!
おおきなくちをあけて
たべる
きもちいいねえ
ひきちぎるか
ひきちぎらないかくらいのちからで

はだかで ....
さてさて。
自己内包について書こうと思っていたら先に佐々宝砂さんに書かれてしまった(笑)。
(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=4701)
って ....
いずれは大河へ注ぐ源の
細い流れは
野を行く幼子のように
冬の透ける日差しの中を往く
冬枯れて覆いかぶさる
草の葉の下で
岩を乗り越え瀬を転がり
時と戯れる若者の気軽さで
ポクポクサラ ....
くも 
もく となり
そら 
らそ となる

36,000フィートから の ことば 

とばこ 
ですけれど

あなたへの きもち 

ちもき に 
なったとしても

 ....
空が夜に包まれる頃
月は私に句読点
束の間訪れる
休息の時
全てを月にまかせて
闇の中へと眠りいる
安らぎを
心をこめて つむぎつつ
酔っ払った拍子にゲームレビューの内職を頼まれて、
今日中に800字×2タイトルを書かなきゃならん。
安請け合いはするもんじゃない(笑)。
接待という行為が存在する理由を身をもって ....
狸亭さんのおすすめリスト(850)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おおみそか- かなりや自由詩3*03-12-31
物語(むぬがたい)- AB(な ...自由詩4*03-12-31
日の出- 服部 剛自由詩203-12-31
存在- たもつ自由詩803-12-31
おわること- 竹節一二 ...自由詩203-12-30
半仙戯- 佐々宝砂俳句603-12-30
淡々と振り返ってみるよ。- 嘉村奈緒散文(批評 ...11*03-12-30
ゴミ屋敷- 紀ノ川つ ...自由詩603-12-29
ふかづめ- かなりや自由詩403-12-29
球形の休憩- 岡村明子自由詩403-12-29
雑感&書評『テクスチュアル・ハラスメント』- 佐々宝砂散文(批評 ...10*03-12-29
降り来る言葉__Ⅷ- 木立 悟自由詩403-12-28
傘の影- あやさめ自由詩503-12-28
桜公園_ホルモン屋- AB(な ...自由詩403-12-28
旅立つ- たもつ自由詩1603-12-28
夕焼けが足りない_10- AB(な ...自由詩603-12-27
ひとさしゆびの男- バンブー ...自由詩503-12-27
枯れない- ukiha自由詩203-12-26
テーブルクロス- たもつ自由詩803-12-26
消印- バンブー ...自由詩103-12-26
語り得ないものへの断章- 佐々宝砂自由詩103-12-26
プレゼント- 竹節一二 ...自由詩403-12-26
詩について- 青色銀河 ...未詩・独白403-12-25
溺れる- かなりや自由詩103-12-25
ライオン・クリスマス- みい未詩・独白6*03-12-25
つれづれ4- いとう散文(批評 ...803-12-25
雪の下- まんぼう自由詩603-12-25
36,000フィートからのてがみ- バンブー ...自由詩603-12-25
句読点- 春日野佐 ...自由詩203-12-24
つれづれ3- いとう散文(批評 ...403-12-24

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