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またお前が溌剌として空間を行き来する季節が来るよ
まだ蜜はまばゆい重みを湛えるまで熟してはいないが
やがてあらゆる明雪を終わらせる風の便りに指を開き
柔らかな触角で時が経てる悦びを弛まなく識るだ ....
ホントに海なんだって
あるつってんだよね車座のばあちゃん連が
あの丘をこえたらザザザ
と、むかし たぶん一度きり
お波とお供からあっとさらわれると云い
舟のり達なら躊躇うわず ....
ふくらめる レンズ
喉で固まって
何度くちびる、噛んだろう
柔らかい毛片
ほこりかぶる列
奪われたあめ色
ぶつかれる 氷晶
固化する汀
鳥達の円錐
夏は溶けていたかった
タ ....
おち葉
ひかり 透明にしてきた日
まっ直ぐじゃいられず
影も欲しかった
くるくる舞った
金網かぶせの
十字路 貯水槽ぷかり
星はひとりでなったんじゃない
誰かにまるめてもらったもの ....
まゆとまゆを繋いだたおやかな峰に
みえるいくつかの不均衡な螺旋機構
きみとあなたの感情とことばの辺縁に
ひそむ約束の不特定で不埒な内省模様は
燃えつきそうなとおい炎のような
自前の足 ....
駐輪場で鳩がむねを撃たれて
仰向けに休んでいる
白い翼をとじ
両足を揃えてたたみ
なにを見ているのか
つめたい檻の外へ
まばたきを急ぎながら
その心臓は重すぎる
あかをはき出し ....
松岡宮さんのsoft_machineさんおすすめリスト
(6)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
ミツバチ
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soft_machine
自由詩
10*
24-3-23
ザザザ
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soft_machine
自由詩
9*
23-7-28
凍夏
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soft_machine
自由詩
3*
23-1-3
ワタリ
-
soft_machine
自由詩
1
22-12-5
つつまれる
-
soft_machine
自由詩
4*
16-8-24
そめられる鳩
-
soft_machine
自由詩
15*
07-3-3
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