俺は雨に咲く花でいい

誰の目にもとまらなくても

誰にも愛でられなくても

雨に咲く花でいい


お前は今

どこで何をしているか

わからないけれど


俺は

 ....
悲しげな横顔を今も思い出す

雨の日も晴れの日も


切なくて

悲しくて

愛しくて

届かない


想い出は

もう

葬ってしまおう

墓標は白いユリの花 ....
僕は生きたい 死ぬなんて恐い

だけど・・・・

永遠に生きるのは いやだ

そんな僕は

わがままでしょうか?

こんな話があります

ある病気で残り1年の命と言われた男が
 ....
何かを描こうとした手のひらが
冷たい膝の上にひろがる
消えてゆく言葉に涙するとき
ふいに指先に触れてくるもの


遠い雷
遠い花火が
水の笛のなかにあり
ゆうるりとゆうる ....
何気なく話しながら
近くの土手を歩いてた君と僕
ふと沈黙が二人を襲う
でも それさえも気持ちよかった
そんな穏やかな夕暮れ

それを壊したのは
急に立ち止まった君だった
空を見上げ一言 ....
ふらいぱんに

たまごをおとせば

あさいちばんに

みることのできる

3かいぶんのはなび
難しくて、よくわかりません
もっと簡単に説明してはくれませんか
君の気持ちが複雑なのはよく知っています
だけど、それではわかりたい願望が強まってしまうだけで
ひとりよがりな、恋は続いてしまいま ....
8.5.05 

僕にできることは
なんだろうと
とにかく探していたけど、


ただ分かったことは
僕のあまたのまんなかに
あると思っていたものが
じつはなくて、
そんなものなく ....
とても幸せな夢を見た
幸せな夢を見たのは久しぶりだったので 
自分のための墓をつくることにした

・三枚の画を用意する(クライン クレー 灰色とアイヴォリーと赫の抽象画)
・壁に立て掛ける( ....
 歯医者さんでレントゲンを撮り
 移動台にフィルムを貼って先生が解説する。
 目の前にはモノトーンの頭蓋骨の半身。
 これが私というもの。
 こんにちは!こんにちは!
 道行く骸骨どうしが少 ....
ぼくはある人を想って、
少し泣いたり、あるいは
幸せな気分になる。


もうここにはいない
あの人。


ぼくの胸のすみっこに
とぎれることなく
存在するであろう人。


 ....
夕ぐれが夜になるふしぎ

月がかけていく夏の朝


地球のかたむきを

人はいつも忘れている
 
 母恋し
   朝げの仕度する姉は
          かまどに火をくべ 涙、乾かす



 一欠けの パンを盗んだ妹に
          ただ涙出て 拳下ろせず

 
  ....
灯りを付けない夕刻の
人のいない部屋の沢山の影が
角からふやけて
海になってゆく、深い、暗い
海になってゆく


肺に溜まる海って
苦しいよね、でも
呼吸と引き換えだ ....
かぜがつよい なにがとんでくるかわからない でもきもちがいい たいふうのせいだ いもうとはねつがでて ねている じてんしゃにのれないし いもうととあそべないので つまらない こんどは ははがねつをだし .... 爆弾を我が身に纏って散り果てぬそれを正義と笑わせやがる


見上げればおんなじ色のはずなのに我らの空もイラクの空も


銃口に面と向かったその時に「万歳!」なんてぜったい言えない

 ....
一点の翳りも見えぬ空の下白さを競う百合とTシャツ


軒下でチリリと唄うびーどろは風に撫でられ恋を煩う


結い上げた髪にかんざし挿してみる すこし淫らなおんなを気取る


誰がため ....
マッサージで気持ちよくなって
つい眠ってしまった
目を覚まして慌てて会計に行けば
どこかで見知った顔が
「ごめんなさいお会計お願いします」
わたしがそう言うと
「まだですよこれからですよ」 ....
肉体は抜け殻で
ただの入れ物でしかない
 
   ・


つなぎ目がとうに錆び付いていることは
重々承知の上で
真実とかいう胡散臭いものを探す旅に出る

センチメンタルな接着剤で
 ....
洗濯物をたたむうちに
不意に可笑しさがこみあげてきた

昨日までの
それまでの
汚れを落した衣服の形
そうだとしても
ひとつひとつ
笑顔や葛藤や
その他{ルビ諸々=もろもろ}の生活を ....
千羽鶴 この日に平和を祈りたし
         飛び立て世界へ このヒロシマから


花{ルビ抱=かか}え 父の死に場所 来てみても
        そこにあるのは ただ{ルビ碑= ....
今日は地元では特別の式典。その時間を避けるようにシャワーを浴びる。ちょっと、少し、避けている。意識してることの裏返し、なんだけどね。

テレビの画面では、小学生があいさつをしていた。ある意味リーデ ....
あるいは
ロボットがいるかのように
僕らの生活には
ささやかな潤いがある

目覚めとともに
お互いの強度を確かめあう
もう細胞壁を持たない
サブウェイ、いくつかのヒューストン
 ....
つぐないの花に
光が降る 雨が降る
半透明の蜘蛛が
空を見る
何もかもが破けてしまいそうな
たくさんの鈴の音がする


名前の無いもの
にくしみを
とどまりすぎ ....
煩雑な文句が蔓延した世界
今日も空は青い。


あの日の惨劇をすっかり忘れて

単調な唄と 中身がからっぽの詩を
 顔のない人形が歌う

  …そんな愛の言葉なんて
  温もりある ....
ミラーハウスで求め合わないか

前と
後ろと
右と左と
斜め、っていう曖昧な角度も
加えて
つまりはすべて

求め合う姿は
すべてに映るさ
求め合うふたりに
すべてを魅せる ....
いつもより眠たい朝

目のさめるような

上弦の月が

うかんでいた
ヒグラシの声も静まる頃、田んぼの畦の草むらあたり蛍を呼ぶ声響きます。
星明りは天の川、さらさらと聞こえるせせらぎは昼間に遊んだ川の小さな流れ。
夜露がひんやり白い足首を濡らして、浴衣のきみと浴衣の ....
空から雲が生まれるのを見た
何処までも青く
海の青を吸い込んだ空は雲を産み
海の魚の夢を乗せて
一羽の鳥が
海と空の境界線をどこまでも
失いし友の最期を求めつつ 
        訪ねた遺族も また 被爆者なり



ヒロシマの八時十五分 {ルビ時間=とき}止まり {ルビ六十年=むとせ}分の祈り捧ぐ




小さき ....
しらいし いちみ さんのおすすめリスト(1064)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
☆198_アメニ、サクハナ- 貴水 水 ...自由詩305-8-6
@4_墓標- 貴水 水 ...自由詩11*05-8-6
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水笛- 木立 悟自由詩605-8-6
君と僕の関係- eris自由詩3*05-8-6
はなびたいかい- (o¬ω¬o)自由詩205-8-6
「詩」- e R i未詩・独白3+*05-8-6
無限ではなくとも- アメウ未詩・独白4*05-8-6
弔い- /////自由詩205-8-6
日常の後ろ- あるふぁ自由詩405-8-6
伝えたいこと- アメウ未詩・独白5*05-8-6
日常- アメウ自由詩13*05-8-6
戦火の子(2)- Fuji ...短歌7*05-8-6
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書き殴り・アンチテロリズム- 落合朱美短歌13*05-8-6
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統合施設- チアーヌ自由詩1205-8-6
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平和ヲ祈念ス- 秋扇短歌605-8-6
立ち並ぶ銀色のビルたちと- umineko散文(批評 ...6*05-8-6
ケージ- たもつ自由詩805-8-6
灰_Ⅲ- 木立 悟自由詩505-8-6
キラメキノウタ- 菅原 夕 ...自由詩1*05-8-6
ミラーハウスで- 千波 一 ...自由詩19*05-8-6
- アメウ自由詩2*05-8-6
ほたる- LEO未詩・独白1*05-8-6
見上げる- 暗闇れも ...自由詩2*05-8-5
八月六日、灯籠流し- 秋扇短歌9*05-8-5

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