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妹が子どもをあやす時

横には亡き父がいて

二人の顔を眺めては

唄って声をかけつつも

小さな頭を撫でながら

いつでも笑って

あやしている。
葬儀を終えたあと

母が腕の中に抱えた父の真新しい骨壺が
カタッ・カタッ。となっている。

黒喪服に身を包み
草履をつっかける母の歩調と重なって

(すまない。すまない。)と
泣いて ....
さようならを迎える前
ぐっ。と何かの覚悟をするかのように
心を無にしていた。

「人はいつかいなくなる、人はいつか死ぬ。」

さようならを告げた後
全ての繋がりを断ち切って去った人を ....
花野誉さんの梓ゆいさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
子守唄(改訂版)- 梓ゆい自由詩225-7-23
帰り道- 梓ゆい自由詩325-6-18
人はいつか- 梓ゆい自由詩225-5-19

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