こころとこころが
ただ在る
宇宙のなかの
この小さな星の上に
いろいろなこころ
・
私の
こころの終りには
ありがとうを
置いておく
その時に咲く花がある
・
....
それぞれに
それぞれの
世界がある
私は優しい人間ではない
ただ自分でありたい私
また明日どんな日になり何をする?もう一人いる自分が聞いた
早朝のラジオ体操する広場今はなくなりアパート並ぶ
公園も広場もいつの間にかないマンション建つもガラ空き状態
畑とか田んぼが見 ....
○「心をみつめて」
私は
心の中に
蛇を飼っている
だから
地面に落ちている棒が
蛇に見えてしまう
○「平和なとき」
鳥の声
子どもたちの遊び声
青空の下の洗濯物
田 ....
※
物事や心は常に無常、
けれども、
今には、
今の、
今がある、
※
向かい風、
飛び立とうとする飛行機の、
それは、逆方向から促す推進力、
必死に生きよ ....
鉛色の空の下
紫陽花が咲くのを待っている
そこにカタツムリが居たら
梅雨空も悪くはない
四季折々の美しさがある
おっきなおっかない灰色の
雲のもくもく流れゆく
あれは私だよ自分だよ
そう言う君の声
僕の声
なんだ
そう気付く瞬間裂開し
あゝ僕も君もこの世界の
おっきなおっかないうねり
....
宇宙船がどうとかの経緯があったように思われたけれど説明は
具体性を次々と失い何となくうす赤い霧とどす黒い泡が混然と
配色される卵型の記憶の原形になり気づいたら放浪? の途中
学生の頃バイトした喫 ....
光る水に泳ぐ影を
みつめる
お空さんの
まなざし
深く真っ青
マンションの壁面に宿った
真冬の枯木立あるいは
悩める左脳の血管造影画像
執拗な風雨に晒されても
コンクリートの平面に
蔦は日々を描き続ける
人の暮らしが届かない背中で
意識 ....
○「長生き格言」
「年を取ってからは
ストレスになることは
避ける」
これが長生きの秘訣なり
○「人間関係」
離れてみると
よくわかる
だから
かわいい子には旅をさせ ....
いのちは
生きるためにある
私は
最期まで
生きよう
○「頑固じい」
「俺の目の黒いうちは
決して許さんぞ!」
と白内障のじいが意気がる
○「代行時代」
「退職代行」に「離婚代行」に「謝罪代行」
自分の尻ぐらい自分でぬぐえよ!
○「 ....
ひるさがり、
オイシイモノを食べて、
りんかくが、
ほころぶ、
ゆるふわな、
しろいまるがおの、
ましゅまろ、
キミは、
ほほえんで、
そのひとみに、
ふたつの三日月をつくる、
....
われらはビーチグラス埋まる砂地で咲く
浜木綿なのか
空に憧れ
海に真向い
樹々にさまよい
陽を讃え
愛の溢れた瞳を求め微笑み合う
ひとり あなた
ひとり わたし
....
僕は考えることが知ることに似て
虚しい
それは でも 一体なぜなのか
湘南で見た夕暮れのようだった
バスの中に入ると一人
僕は今日も生きたのだと思う
青く 存在する 見たことのある海を
....
これから雨の日が続くようだ
10日間の天気予報では来週の木曜日は晴れると
残念ながらその日は月に一度の通院日
{ルビ渓=たに}に入りたいが
増水で釣りにはならない
仕方がないので
髪の毛よ ....
きみという結晶は脆く傷付きやすい
透明な薄緑を纏った蛍石のようだ
ぼくは鈍重な鉛ようなのに
何故か妙に気が合った
初めて出逢ったのは渓流で宝石の魚を釣った夕暮れ
低温で溶けるぼくは直 ....
ひとりぐらし ひと 、
天国ㇵここ
あそこではなく
ひと、抜けて突破し
独りに徹し初めて此処ガ天国
宙にむかい
腕を伸ばし
体から跳び立とうとする
ちいさなあなた
さいわいよ
{ルビ廣松=ひろまつ}{ルビ渉=わたる}の哲学書のことを考えていた。
認識論についても 現象学についても僕はなにも知らないものだから 放り出してしまったあの哲学書。
僕がはじめて読んだ哲学書 ....
暗渠の遊歩道で
綺麗なタチアオイを見つけ
立ち止まる
>今日が見頃みたいだよね
シャッターにかけた指が止まる
驚いて振り返ると
柔らかな眼差しの老人が立っていた
>実 ....
悲しいですね
人は誰でも独りで生まれ
独り死んでゆく
後ろ姿を追いかけても届かず
想い人が亡くなっても日々は変わらない
☆
楽しいですね
....
願わくば
五月の空に浮かぶ
羊雲になりたい
ぽかり ふわり
風に吹かれて
☆
強がりな若葉に誘われて
渓谷の流れに身をまかせ
透明な水に ....
どんなに私が
世界を
愛しても
世界は変わらない
ならば己が変わる
雨降りの日に
部屋に篭もり
ひとり積み木を
積んでいく子に
涼やかな風、
すーっと一筋
網戸から
まばたき
二度、三度
見開かれた眼、
積まれゆく積み木
色とりど ....
風のささやきに誘われて
釣り人は初夏の{ルビ渓=たに}に分け入った
モスグリーンのいで立ちの彼は五月の若葉に溶けて
神経質な魚たちの警戒心を得ることはなかった
川面に近づくには音を立ててはいけ ....
小学生の男の子が
人知れず深刻に悩んでいた
「自分がどこから産まれたかということで」
ママに恐る恐る尋ねたら一喝された!
この男の子は
「ママのうんこの出るところから産まれた」
と思い込ん ....
意識の
幾次元もの
潜り抜け
やっと正気保ち
正気保ち意識の幾次元へと
「さよなら」の無い次元に逝く前に
「こんにちは」の言い方を
覚えなければならない
....
蛇が布団の上で死んでいる。いつから死んでいたのか知らない。腐ってはいないが干からび始めている。とても大きな蝿が一匹ぶんぶんと飛んでいる。開け放しの窓から風が激しくて臭いを感じることができない。反故紙が ....
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