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声だけが
綺麗になれればそれでいい
その目を閉じさせ愛を伝える



いまはもう
ここに住んでるひともなく
墓にも君はいないと云ってた



『守るため』 ....
 

毎日感じていることは
私は生かされているんだなぁ
ということとか

息をしていることを
意識してすることはほぼないが
意識して考えてみると
いまここに生きていることの
あ ....
少女がシンデレラに憧れるのは
深夜、日本家屋の階段で。

とてもちいさな階段には
昼間の寂しさがころがる音がするから

ガラスの靴をひろえなかった少女は
夢の中へいってみたい ....
 
  

夜になると
ひとりだからよかったと想う

トラックがゆきすぎる音が
けっこう近くで聴こえるようで
夜だから
静寂に穴をあけるように
サ──────ッ
って
アス ....
どこにも、辿り着けなかった
後悔のなかの幸せが
ひとかけらの希望のために
夜空にキラリと十字に光る

星々が、鮮やかに視えるのに
小雨が降って来て
夜空をみあげてる僕の顔を
ゆ ....
おぼろおぼろと
鳴くウサギ

月下
屹立する駿馬

蝉が泣き止む秋の空

台風一過の青空を

ひとひら蝶々が舞い踊る

つまり蜻蛉は宙を舞い

つまり蝶々は心を潤す
 ....
 

海が集めてくれた流木を
彫り、刻み、磨いて、
鴎を作る

なにも詰め込んではいけない
空洞は
空洞のままがいい

心を壊す意味を知らないで
語りつづけた弱気な希いは
 ....
なにを
残して来たのかと
振り返ると
血が凍るようだ

なにひとつ
残せていない
生を
ただ
生きて来たのだと

みずいろのこころの
あのひとは
きっと
雲に乗って ....
 

神さまは、

いらっしゃる

とても、

気まぐれに歌を歌って

いらっしゃる

下々の下賤な希望を踏みにじるのが喜悦

なのか

くすくすと

笑ってい ....
純粋な幸せがほしいだなんて
なんてわがままな希望なんだろう

生まれたかぎり生きてゆく
みたいな
生きることを祈らなくても誓ってる
みたいな

純粋でいっさい
一滴の泥もかか ....
夏至の8時まえごろはまだ闇夜ではなくてもう少しで闇になろうとするうっすら微かに水色が残る東の空にまだ低い朧月を眺めつつどうやら「かぐや」って名前らしいとあるホテルの看板を横目に車を走らせつつ詠んだ ....  

快晴の青空に
真っ黒なちいさな穴がみえる
なになのかは
わからないけれど
細胞が怯えているのは感じる
けれど
なにを対処できるわけもなく
時はただただ過ぎてゆくだけ

 ....
夜がまた
しなだれかかって来る香り
羽毛にくるまりひとりで眠る

その清い
息がこの身に触れるほど
小声でなにかを囁いておくれ

どこまでも
つづく月下のまっすぐな
小道を ....
  

その炎が走ることが
わたしの命のトモシビが灯ることだと
こころのなかを正確に吐露してくれた
旅人になりたかったミイは
とても元気に軽やかに憎々しく
他人やほかの動物や草花 ....
  
(短歌八首)

夜に泣く
ただ一匹の虫のうた
眠れないときスマホのうえで


嫌われる
覚悟と諦めだけは持ち
白い嘘つくひとりは楽しい


ただ黒い
シミ ....
 

なないろの
星々が
にぎやかな声をあげて
キラキラしてる

だれの声もみんな
楽しげな色をしている

なにかに向かって
ゆっくりと
終わりかけている

どこにも
 ....
 

いつだって
けさが始まる坂の上
春と一緒に光かがやく


夜の影に隠れて
起き上がった朝が
ゆらゆらとゆれている
やさしく微笑みながら
今日もあたらしい ....
昭和、黄金時代
あきちを夕日が朱に染めるころ
昭和の悲しみは
まるで未来にすべてが解決できる悲しみに
想えたんだろ?

東京にいったとき
東京タワーではなく
スカイ ....
  

くれないの雲に焦がれて飛ぶ紙の飛行機がただ桜を突っ切る


彷徨って罪とか罰を探してた固くて折れないただ青い日々


真夜中に君が好きさと云ったとき月が綺麗に笑って陰っ ....
これは短歌じゃねぇか、と云われれば言葉もありませんが、
これは詩なのですと、云い切らせてください。
夜中の3時台に起きて書いた愚かな労力に免じて、ハハ。




  荒野に吹く風 桜に吹 ....
  

曇天の裂け目に
完成された神聖があることを
知っているひとは
僕と
あと
だれだろうか
切れ長の目を
その裂け目に向けている
あなたには
あの神聖が
みえている ....
欲しいもの、恋人、家族、生きること、美味しい食事、あと三年



最初から好きなフリしていただけと血より真っ赤な大嘘をつく



星の下、オアシスで寝るラクダの目、 ....
  

秋波とか
あなたの目をみて吹く風が
どうかあなたの目に届けよと



奪われた
あなたに明るい微笑みを
だからこれからわたしを守って


揺れている
意志がさみ ....
ヒロセマコトさんの秋葉竹さんおすすめリスト(23)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
けさの短歌- 秋葉竹短歌224-12-11
秋のうた- 秋葉竹自由詩224-11-15
深夜- 秋葉竹自由詩124-9-27
夜が好きなうた- 秋葉竹自由詩424-9-10
十字架- 秋葉竹自由詩224-9-3
平和のうた- 秋葉竹自由詩124-8-31
鴎とエゴサ- 秋葉竹自由詩224-8-27
みずいろ- 秋葉竹自由詩124-8-8
所在証明、あるいは痛ましい傷への愛- 秋葉竹自由詩324-7-2
純粋な希望- 秋葉竹自由詩424-6-30
夏至のかぐや- 秋葉竹短歌124-6-22
破急- 秋葉竹自由詩324-6-19
海月のうた- 秋葉竹短歌424-5-23
悲しみのミイ- 秋葉竹自由詩824-5-20
寒いのはこころであってからだじゃないとかいいながら布団に潜る- 秋葉竹短歌524-5-15
なないろの星々- 秋葉竹自由詩424-5-9
あたらしいいちにち- 秋葉竹自由詩424-4-24
悲しみのうた- 秋葉竹自由詩524-4-11
綺麗- 秋葉竹短歌324-4-9
荒野に吹く風_桜に吹く風- 秋葉竹自由詩424-4-7
完成された神聖- 秋葉竹自由詩424-4-4
バカにしないで- 秋葉竹短歌124-4-3
どうかあなたの目に届けよと- 秋葉竹短歌224-4-2

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