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さみしいところに行きたかった
人がいなくて猫も犬もいなくて
できれば虫も飛んでこない
ああ12月だから虫はもうあんまりいないね
山の中の木陰に人影はないけど
命の匂いがみっちりするし
....
心のなかに
空っぽの部屋がある
空っぽにしてある
なにかなくしたわけではなくて
空っぽの部屋は空っぽだから
タンスもない本棚もない
ラグも敷いてないし椅子もない
ポスターもカレンダー ....
萩原朔太郎の自転車日記は自虐コメディで素敵だ。まあコケるの。萩原朔太郎だからコケても面白くて素敵。てか危ない。萩原朔太郎自転車日記によれば「余車上ニ呼ビテ曰ク。危シ、危シ、避ケヨ、避ケヨト」。ぶつかり ....
その星では、四季それぞれが地球暦二十年の長さを持つ。
1.祖母(夏のはじめの生まれ)
もう夏が終わるのだと父が言う。父は冬生まれでこれまで二季を過ごしている。祖父はといえば地球生まれなので ....
1 草
抜いても抜いても草がある。祖母が亡くなるまでは祖母が抜いていた。いまは私とこどもが抜く。春まだ浅いので、たくさん草があるといってもみな背が低い。ヒメオドリコソウ、クローバー、ムラサキツメ ....
蛇が布団の上で死んでいる。いつから死んでいたのか知らない。腐ってはいないが干からび始めている。とても大きな蝿が一匹ぶんぶんと飛んでいる。開け放しの窓から風が激しくて臭いを感じることができない。反故紙が ....
遠ざかる星々に追いつこうとして
ポケットの中の薄い板が
震えてうめく
きらめくきつね雨のまひる
広場を歩けば
宝石がふってくる
こどもたちは争って宝石を拾い
笑いさざめきながらそ ....
ヒロセマコトさんの佐々宝砂さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬ざれ探し【きょうのソネット】
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佐々宝砂
自由詩
5
24-12-13
空っぽの部屋【きょうのソネット】
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佐々宝砂
自由詩
11
24-11-25
自転車に乗って
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佐々宝砂
散文(批評 ...
6
24-8-14
二十年の季節の物語
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
2
24-6-30
瞬篇3
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
5*
24-6-16
蛇
-
佐々宝砂
自由詩
11*
24-5-27
ポケットの中の薄い板
-
佐々宝砂
自由詩
7
24-5-7
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