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声だけが
綺麗になれればそれでいい
その目を閉じさせ愛を伝える



いまはもう
ここに住んでるひともなく
墓にも君はいないと云ってた



『守るため』 ....
泣きぬれて
   土佐の高知の浜千鳥
       いずこへ帰るか
     今はわからず
さくら散り賀茂の水辺で浮かびたる
ながれながれてどこへいくやら

露ふくむ若葉横たえきみをまつ
我が身虚しさきみぞや知らむ

おだやかに流れる時を肌にうけ
加茂をみおろす桜の並木

 ....
田は朽ちて遥か遠くに去る声の
懐かしきかな小さきかはず
 
 十六の胸で炸裂せし「檸檬」褪せぬ果汁よ残りし種よ

 図書室で恋うちあけし{ルビ汝=な}の弾いた合唱祭のピアノ忘れじ

 「もうひとつ恋終わったの」と告げられし十七の残酷はいま ....
金色の
夢をみている うつくしい
世界があした
おわるといいね
 一篇の詩は極まれり 画布をまたひるがえすのみ無名のひとよ


 守一の猫たちどまる秋の雨いまだ降りをる窓を眺めて


 だれに口惜しき過古ありぬ ぼくら係留場の反対にゐて
 ....
訳もなく泣いちゃうような感情を旅の私のお守りとして


この世には存在しないイメージが廃墟になって続く裏庭


君との距離が離れてく天国で数えもせずに錠剤を飲む


「何で笑いたくな ....
ぱたぱたと画面が消えて行く音が宇宙で最後の雨降りでした


今朝もまたケトルでお湯を沸かしてる君の横顔(永遠として)


お互いを許す言葉が出ないまま願うみたいに笑い合ってた


生 ....
あなたとは付き合いづらい日もあって外では草の葉ばかり見てた


私には何にも無いの、遠い未来から降ってくる言葉以外は


銀色の雫を舐めて純愛を求めて生きる森の鹿たち


忘れたい思 ....
雨の日のコンビニ前の空間で濡れた黄色が点滅してる


瓶入りの雨を透き通らせてまた、世界の果ての夜明けを見たい


生きるには哀愁よりも血が大事。廃墟の底のプールサイドで


音楽の ....
自転車を綺麗に磨き見違える自転車競技楽しむ息子

自動車の形は似たり寄ったりで内装ばかり大幅に変化

駅からは自転車に乗り自宅へと田畑の色でストレス軽減

過疎の町免許返納悩む日々交通手段 ....
渚にて真剣にみてこなかったしわ寄せの波繰り返し来る 手を伸ばせ
まっすぐ伸ばせ
手を伸ばせ
照れずに伸ばせ
欲しいと叫べ
灼熱の

陽射しに晒す

我が肌は

焦げ茶に染まり

ひとり旅ゆく
歳をとり ともなう景色 夏の音(ね)と 日々少しづつ とおのいてゆき 買ってすぐレトロゲーム機壊れてて振り返ってはならぬのだ。

過ぎ去った思い出ばかり美しく持ち越せるのはそれだけなのだ

振り返るほども記憶のない者にそんな生き方強いてはならぬ

思い出せ当 ....
「淋しい」と夏の終わりに口にする何もかも濃い夏だからこそ

良い歌と思う心は人それぞれ何かがカチッと填まる感覚

流行より好きなものだけ追いかける逃げていかない好きなものたち

夏の時期終 ....
人生のときを重ねて意味するは詩に詰め込んだ無力のあぶら か スーパーが出来る話は立ち消えに空地のままで寂しさ残る

町内に小さなスーパー一軒だけ百円バスで隣町行く

一軒もホテルなどない過疎の町観光もなく衰退の一途

魚屋の小父さん声がよく通るつい ....
夏至の8時まえごろはまだ闇夜ではなくてもう少しで闇になろうとするうっすら微かに水色が残る東の空にまだ低い朧月を眺めつつどうやら「かぐや」って名前らしいとあるホテルの看板を横目に車を走らせつつ詠んだ .... 睡蓮の 花弁千切って 悲しみを 無かった事に する幼き子 無意味でも意味のある日にかえていく誇らしい僕ささやかな日々 また明日どんな日になり何をする?もう一人いる自分が聞いた

早朝のラジオ体操する広場今はなくなりアパート並ぶ

公園も広場もいつの間にかないマンション建つもガラ空き状態

畑とか田んぼが見 ....
夜がまた
しなだれかかって来る香り
羽毛にくるまりひとりで眠る

その清い
息がこの身に触れるほど
小声でなにかを囁いておくれ

どこまでも
つづく月下のまっすぐな
小道を ....
仕事ならなおさらのこと杉様に梵天丸もかくなりたい、か


https://media.nippon-donation.org/2227/
  
(短歌八首)

夜に泣く
ただ一匹の虫のうた
眠れないときスマホのうえで


嫌われる
覚悟と諦めだけは持ち
白い嘘つくひとりは楽しい


ただ黒い
シミ ....
二重焼き三十年は食べてない鯛焼きは日本中泳いでる

駄菓子屋の昔からある人気菓子小さな会社夫婦二人だけ

パンクした自転車直すお爺さん声かけながら手際よく直す

散歩道今の気分は上々だ見る ....
  

くれないの雲に焦がれて飛ぶ紙の飛行機がただ桜を突っ切る


彷徨って罪とか罰を探してた固くて折れないただ青い日々


真夜中に君が好きさと云ったとき月が綺麗に笑って陰っ ....
薄紅の 天から雪が 舞うように 下照る道に 舞い立つ園児
ヒロセマコトさんの短歌おすすめリスト(38)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
けさの短歌- 秋葉竹短歌224-12-11
浜千鳥- りつ短歌4*24-11-29
四季彩歌- 栗栖真理 ...短歌224-11-22
かはず- 栗栖真理 ...短歌324-11-19
突然短歌- 平瀬たか ...短歌424-11-11
金色- はるな短歌224-10-30
『世界樹の断面』以後- 中田満帆短歌524-10-5
透明なピリオド- 由比良 ...短歌3*24-9-27
永遠として- 由比良 ...短歌5*24-9-25
残りは銀の雫だけ- 由比良 ...短歌4+*24-9-22
祈りが届くまで- 由比良 ...短歌524-9-19
自転車- 夏川ゆう短歌324-8-5
海岸で思うこと(人生いろいろ)- 足立らど ...短歌524-8-1
手を伸ばせ- TAT短歌324-7-28
真夏日- レタス短歌4*24-7-27
晩夏- 足立らど ...短歌7*24-7-20
老いらくは甘し- りゅうさ ...短歌424-7-16
感覚- 夏川ゆう短歌424-7-15
無力感- 足立らど ...短歌224-7-5
スーパー- 夏川ゆう短歌624-6-24
夏至のかぐや- 秋葉竹短歌124-6-22
_- キャサリ ...短歌4*24-6-15
無意味- 足立らど ...短歌324-6-13
安らぎ- 夏川ゆう短歌1124-6-3
海月のうた- 秋葉竹短歌424-5-23
売名の概念をも壊し続ける夫妻がいることを- 足立らど ...短歌224-5-17
寒いのはこころであってからだじゃないとかいいながら布団に潜る- 秋葉竹短歌524-5-15
駄菓子屋- 夏川ゆう短歌324-4-29
綺麗- 秋葉竹短歌324-4-9
最後の桜- 星野つば ...短歌224-4-9

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