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私を、ここに居させてほしい。
ここが、好きなわけではないけど、
一番手近な場所だから。
何者でもない私を
どうか、踏みつけないでほしい
権利も義務も見えない目で
ただ、空を見上げている ....
赤は一番派手な色
身体の内をめぐる色
目立たぬように歩みを運んでも
一皮むけば飛び散る血潮
命の滾る熱の色
だから、
冷たい振りなどするな
表情を捨てた仮面を被るな
撫でれば悶え、 ....
いつか
そのうえで踊るため
香ばしく腐りゆく土を
踏み固める
汚れていく裸足が
大人になっていくようで
誇らしい
肌に刺さるほど近い景色を
押しのけると、それは霞みがかり、
....
覚束ない手で握った
透明な定規を
まっさらな星の肌にあてて
まだオムツを付けた子供たちは
ぶつぶつ言いながら
線を引く
柔らかく上下する面を
よちよち歩きを覚えた足が
飛ぶ暇も ....
ポコポコ、ポコポコ
草なびく大地のどこかから
打ち鳴らす太鼓の響きが
聞こえてくる
訪れる春の気配に小躍りした若木が
己を縛る土のくびきから引き抜いた足で
刻むステップのように、軽 ....
一人、
部屋にうずくまりながら
深い海溝に墜落していく
そこには冷たい水のかわりに
闇だけがある
孤独、果てしない孤独
膨れ上がる世界と
縮んでいく自分
エゴに押し潰される自画 ....
ナンモナイデスさんのまーつんさんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
私の居所
-
まーつん
自由詩
3
20-3-21
熱の色
-
まーつん
自由詩
1
20-1-19
踏み固める
-
まーつん
自由詩
4
19-2-23
星の鼓動
-
まーつん
自由詩
6
18-6-4
春の太鼓
-
まーつん
自由詩
6*
18-3-25
空き缶の自画像
-
まーつん
自由詩
7
17-12-30
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