すべてのおすすめ
カメラに収めた一枚の空
インスタ映えするように整えて
よそ行きの言葉を少し添えて

誰かの反応を待つ間に
空を見た事への熱が冷める

素敵なモノに囲まれていたい
特別な今を君に伝えたい ....
寝床に横たわると
せせらぎが聞こえてくる

母の家は川に近いが
夜は窓も閉めているし
国道を挟んで
川の流れる音など聞こえるはずがない
たぶん一晩中自動で回る
換気扇の音だろうと
弟 ....
    頬を濡らすものを拭うこともせず
    ただ手放しであなたは泣く
    抱きしめても嗚咽はやむことなく
    わたしの肩が湿り気を帯びる
    体温の熱さが伝えてくるもの ....
帰省した
ほんの気まぐれに
親に顔を見せた
ひどく暑い夏の折
来月に盆を控え
年のはじめに世を去った
祖母を思った
居場所なく
結局仏間でくつろぐと
線香の匂いが
また ....
道端で色褪せていく
この盛夏に色褪せていく紫陽花よ
アゲハ蝶がその繊細な触角を動かし
咲き誇った花から花へと優雅に飛び廻る時
あの青々と濡れ光っていたおまえは
早くも凋落の一途を辿っている
 ....
猫の喉奥から
小さな雷鳴が聴こえる
やがて
雨が降ることだろう

さみしさを埋めようとして
猫を飼うということを
怒っているのかい、

六月の保護色みたいな灰色の毛は
なでられる ....
{画像=170702213809.jpg}{画像=170702115037.jpg} 魔法を信じるかい?

魔法使いの弟子になりたかった
どんな魔法のためだって?
それは秘密。。。

ではないのだ。

みんな魔法使いの弟子になりたがる
でもいまの魔法には血が通っていな ....
ダースベイダーを
ダーツでは倒せぬので
エドモンドケンパーを
呼んで来たら
母は眼科へ行ってしまった
歯の中は秋で
狂言回しは青くて
小腹が空いて来る
車で北へ向かう我等に
歩きで南 ....
みんなイイネなんか押してないで

詩でも書けばいいのに

似てるなにかに頷かないで

ちょっと違う!って叫べばいいのに

秒速5センチメートルみたいに

青春に恋はしたけど

 ....
針穴に糸が通った遠い日から
ずいぶんいろんなものを縫ってきた
時には
縫われることを嫌って
ぴちぴち跳ねて
てんでに海へかえってしまう布もいたけれど

人の営みのかたわらに
一枚のぞう ....
妬みもあったんだ
悲しみもあったんだ

お前はそれに名前をつけるな

綺麗な場所もあったんだ
汚れたこともあったんだ

お前はそれに名前をつけるな

ほしいと思う日があるんだ
 ....
よるになると
ぴい、と音が鳴る
この部屋のどこからか
耳を澄ませる
出どころを
さがしあてようと
眼をつむり
耳だけになってみる
飼ったはずはない
けれどそれは
とりのこえに似てい ....
冬のあいだは閉じていた即売所に
春の野菜が並ぶのをみにいった

空に白い梅の花が
燃え上がるように咲いている

ハンチング帽をかぶった老人が杖をつきながら
老犬とゆったりと歩いていた
 ....
デパートの屋上で子供の頃の願望が簡単に拾えてしまう
少し汚れたパンダにまたがって、ためらいなくコインを入れた
童心に帰るほど、帰らなきゃいけない距離ができたこと

まだ寒い春の昼間に
花粉症 ....
水になってひそむ
死んだ者たちの{ルビ通=とお}ったこのほそい水系に
官能の色彩はすでにない
光りの粒子のように時は流れ
序章のように生誕の時は流れ
星が囲んだ戦場につめたい炎の舌がみえ ....
ほんとうの自分のことを
わかってもらうことは
誰かをそっとこころのなかで
信じるということでした

あの日を 
僕らが生きていること
すでに静かな風が通りすぎるように
深い森林と広い草 ....
詩が居なくなって、冬の光のなかに立っている
はらはらと降る雪をみて、私が行ったことのない、遠いだれかの地上を思う
雪が止み、あおい星空が見えるとき、私たちはまるで同じ場所に立っているかのように、綺 ....
{ルビ理由=わけ}もなくかなしい時がある
理由はあっても 不明なのだ

本当は 
居場所の見当はついている

古い古い付き合いの 理由を
引っ張って来て 座らせて

またも千日手を繰 ....
神の恵みを思い出しました

赤子が母の愛を

ただ受けるだけの存在の様に

私もからだ全体で

神の愛を受け止めます

喜びがあふれてきます

賛美があふれてきます

恵み ....
月見草
銀に揺れている
透明な水流になびき
引き寄せられ
傷んだ身体
俺は引きずっていく
引きずられていく
寒風吹き荒ぶなか

青、蒼、碧

陽光余りに眩しいこの真昼

俺の ....
潰してきた

気付かぬふりして
舗道の上の
見えにくい蟻を
踏みにじるように
見て見ぬふりして
胸の奥の
後ろめたさを
正当化するために

取り返しがつかない程
多くの時間 ....
寺からオレンジいろの灯

今宵晴れたムーンライト

ひとりたそがれ繰り返す

こんなにも月があかるい

ちぎれ雲が水墨みたいだ


しあわせだ

冬枯れの森林公園

夜空 ....
踏み出さないと
見えなくなるよ
こころ
身体
ばらばらになる

もう一度
逢いたいなって
それは
そんなに
悪いことなの

爆破したり
乱射したり
私は
張り裂けそうにな ....
元日から仕事をする
少しえらくなったような
いい人になったような気がする

帰り道の
閉店している店をみながら
ふっとほほ笑んでいる

一年中いい人
そんな人は目指さない
だけど
 ....
深くて暗い悲しみに
今日も小雪が降りかかる
集めた辞書に言葉無く
林の奥の細道を
震える肩を抱き絞めて
歩いても
歩いても
たどり着けない場所があり
カラスだけが空を舞う

深くて ....
冬至を過ぎたとはいえ
まだ夕暮れはとても早い
午後と思ってでかけたが
歩き出してほどなく
雲は彩られ
見る間に
黒い塊として
光の名残に縁取られていく

これが
最後の日没だろう ....
暗闇に蒼白い河原の
小石夥しく静まり返り
流れ動き澄む川は無音
黒く光る水面の異様
恐るべき氾濫を孕み
奥まった沈黙を保つ

決して終わらない不安は
この沈黙という深い謎に
剥き出し ....
      祈りと願いに摩耗した
己の偶像が神秘の面持ちを失くす頃
始めて冬の野へ迷い出た子猫は瞳を糸屑にして
柔らかくたわみながら落下する鳥を追った
薄く濁った空をゆっくりと
    螺旋 ....
金木犀の花を瓶に入れ ホワイトリカーを注ぐ
ひと月ほどして 香りも色も酒に移った頃
金木犀の花を引き上げる

その酒は 甘い香りをたぎらせ 口に含むとふくよかな広がりを持つものの まだ ....
ガトさんの自由詩おすすめリスト(1214)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
渇きの連鎖- ミナト ...自由詩217-7-23
せせらぎ- Lucy自由詩17*17-7-23
夏の陰- 石田とわ自由詩14*17-7-22
- かんな自由詩12*17-7-13
朝の光景- ひだかた ...自由詩6*17-7-13
そういう生き物- そらの珊 ...自由詩15*17-7-10
断片2011(詩+イラスト)- ふるる自由詩18*17-7-2
魔法を信じるかい?パート2- 梅昆布茶自由詩317-6-29
分裂- 間村長自由詩417-4-27
みんな詩でも書けばいいのに- フユナ自由詩12*17-4-4
虹色のさかな- そらの珊 ...自由詩14*17-3-29
名前をつけるな- 竜門勇気自由詩317-3-27
よるのとり- そらの珊 ...自由詩23*17-3-24
人と犬は枝と花- 田中修子自由詩10*17-3-23
not_sepia- 青の群れ自由詩1317-2-26
くにの記憶- 白島真自由詩27*17-2-26
そっと君から信じてもらう光景に- りゅうの ...自由詩22*17-1-25
あおい星空- 水宮うみ自由詩2*17-1-25
かなしい- ただのみ ...自由詩18*17-1-21
我が恵み汝に足れり- 星丘涙自由詩4*17-1-19
病巣- ひだかた ...自由詩12*17-1-16
潰してきた- Lucy自由詩14*17-1-16
少年時代- 吉岡ペペ ...自由詩1317-1-14
世界の真ん中にじぶん- umineko自由詩4*17-1-3
いい人(期間限定)- 朧月自由詩417-1-3
冬の悲しみ- レタス自由詩1217-1-3
心象- Lucy自由詩14*17-1-2
界の未知- ひだかた ...自由詩13*17-1-1
冬という病- ただのみ ...自由詩21*16-12-31
桂花醬- 鵜飼千代 ...自由詩27*16-12-31

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