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ぬるい雨粒が
わたしの存在なんか、
なかったことのように
重たい空から落ちてくる。

反射した空想世界を生み出す
水たまりを作っているね。

そこにわたしの姿は見えるの。
君の姿も見 ....
天国へ回覧板を回しに行った人たち。
もちろん手ぶらで、もちろん色褪せたサンダルで。
人間の3つの美徳を挙げるならば
柔和 誠実 ほほえみ

人間に3つの悪徳があるとしたら
傲慢 打算 ぼくみたいな飲兵衛

偶数が好き
奇数は不安定だから

きみもぼくも奇数月 ....
どうしても
無欲には
なれない
なれる訳がない

それどころか
この心も体も欲望が満載で
特に体は
時には自制がきかない

選ばれた一握りの人間にはなれなかった

俺は
満載 ....
蕩けてしまった君の体温を
両手でかき集めようと、
必死にもがいたって、こぼれ落ちる。

そんなものを僕はもう、
忘れてしまったのかもしれないね。

記憶なんて、きっとそんなもの。

 ....
今日の月は電気みたいにピカピカ
お月様ははね 宇宙なんだ

君が言うから見上げてみる

眩しいなあ
今日の月
光が丸におさまりきれないよ

そうかぁ
ピンホールカメラなんだ
 ....
君が可愛いだけで僕の一日は終わる。
あっという間に、あっという間もなく。
頭の中のくすり棚に
そなえておく言葉のかずは
足りないと思うくらいでちょうどいい

からっぽの引き出しを開け
ない言葉に黙するとき
僕はひっそりと真新しいひとつに返る
子供は泣くことにためらいがない
対して
大人は泣くことにおおいに躊躇してしまう

男は泣くことに恥じを覚える
比べて
あえて、女は男に泣き顔を見て貰いたいところ
あるのかな?

涙っ ....
ポケットに
風のシールを
しのばせて
使い途など
無いほうがいい

けどそこの
あなたとあなた
そのすきま
何もないより
吹かせましょう

風の色
見えないはずの
赤、青、 ....
メガネ外して
泣きそうなのです

まばたきの
かずだけ心に蝶がいて

夜空がこわくてじぶんを抱きます
ファスナーが馬鹿になった。
昨日までは天才だったのかもしれない。
一旦、ザルにあげておきなよ。
生活に疲れたなら、旅に出たっていいよ。
綺麗にしてたつもりなのに
悲しみの中に蜘蛛が湧いた

わたしは掃除機をかけた
ただ、黙って、掃除機をかけた
しずかだ

この部屋で飯を食らい
いくつもの賭けをしているかのように
日々の営みがくりかえされる

この骨肉
とうてい理解しえない
この瞬間
けして手元に置くことはできない
握りし ....
廃墟化した団地に蝉しぐれが木霊し

紫外線にへこたれない夏草が生い茂る空き地

眼をやれば月見草が微笑んでいる

幸せも 不幸せも 絶望も 希望も

混濁し合いながら曖昧な執着へと向か ....
街灯の下で
佇んで
気づけば乾いた眩しさ
スマホを
みても
ボンヤリと
息をしてる
あっちへ行けって
開放感
が髪の毛の頑なな過去を
ほどいている
髪、乱している修羅場 ....
エトロのペイズリーが

好きなひとだった


なにからなにまで

ペイズリー


ぼくにも

買ってくれた


ペイズリーの

二つ折れ財布


とっても長くも ....
この世のものとは思えない

美しさ


妖気がただよい


みる者すべてを

ひき込むような

透明度


世界中のあらゆる街から


すべての失われた恋が

 ....
そよかぜが

うつくしい少女に

恋をした


その長い黒髪に

ふれたとき


あらいたての

シャンプーの残り香のような


フローラルな香りが

ただよい
 ....
もう二度と戻れない
とつぶやきながら僕らの日常
入口も、出口も
いくつも開いている
環状2号線

トンネルを抜けると
道がいくつも別れていた頃の幸せ
次のトンネルを抜けた
 ....
切り取られたくない心情が
白昼の雑踏にまぎれている

いつだって
誘惑は欲を引き連れてくるもの

楽園を失った僕らに
安全地帯などない

この世に微笑みかけたいのなら
たやすく負け ....
からめあった足の白さが
波打ちぎわまで押し寄せてきた

夜半にくるくる回る満月
血に濡れた髪を真銀に染める

あなたの友人は
みな海底から這い上がり
石榴の頭であなたにすがりつく

 ....
遠い故郷の潮騒の音は望郷のかなた。
神無月の夜の寝苦しさと汗のにおいは、真夏のあこがれの産みの苦しみ。
カモメは港に群れていたが、今では残像さえない。
静かだ
ただ ただ 静かだ

そんな中で母が逝こうとしている
チューブに繋がれ点滴を打たれ死と対峙している

春だというのに
桜の花が咲こうとしているのに
母が死んでしまう
無力 無 ....
 夜明け前、西の空
 青白い月が微かに浮かぶ
 ぼくが吐き出した
 たばこのけむりと同じ色
 ゆらゆらとゆれているのは
 けむりでも月でもなくて
 ぼくの方だ

 月なんか見つめる前に ....
何本目かのシャグを巻き、
乾いた舌を潤すボトル
が、散乱する床
まるで海に浮かぶブイみたいだ

空っぽの正午。ソファに沈ませた
頭上をかすめていく8小節の波。
試しに、溺れていたクジラを ....
僕の部屋には季節が無い
うずくまって見詰める本棚に
埃が積もっている
頭痛が少し
腹痛も少し
瞼が厚ぼったくて
もう長いことゆっくり眠ってない
細切れの睡眠でしのいできた
規則正しいの ....
空き地の段ボールハウスが
雨で溶けてる

Krispy Kremeの窓から
それを見てきみが言う

「17になったらあんな家に住むわ」
愛は幸せな夢
ガトさんの自由詩おすすめリスト(1249)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨の日- 都築あか ...自由詩319-9-2
回覧板- クーヘン自由詩4*19-9-1
反照- 梅昆布茶自由詩1619-9-1
昼と夜が交互に繰り返されている- こたきひ ...自由詩919-9-1
明るい夜- 都築あか ...自由詩419-8-31
満月- 鵜飼千代 ...自由詩17*19-8-31
一日- クーヘン自由詩5*19-8-30
薬棚- ぽりせつ自由詩12*19-8-30
涙腺をゆるめられる事のしあわせ- こたきひ ...自由詩419-8-29
風のシール- AB(な ...自由詩519-8-29
夜空がこわい蝶- 秋葉竹自由詩819-8-27
ファスナー- クーヘン自由詩6*19-8-26
ザル- クーヘン自由詩7*19-8-25
悲しみの中に- 印あかり自由詩12*19-8-24
無題- あおいみ ...自由詩719-8-24
月見草- あおいみ ...自由詩319-8-21
神さまの背中- 秋葉竹自由詩1119-8-9
二つ折れ財布- st自由詩219-7-29
エメラルドグリーンの湖に眠る恋- st自由詩619-7-17
そよかぜと少女- st自由詩519-7-15
環状2号線- AB(な ...自由詩6*19-6-22
人として生きたい- あおいみ ...自由詩6*19-6-18
えいえんの海鳴り- 秋葉竹自由詩719-5-9
かもめ- あおいみ ...自由詩719-4-24
おふくろ- あおいみ ...自由詩1219-3-28
見えない流れ星- 高林 光自由詩219-3-28
[:The_reason_for_waiting- プテラノ ...自由詩219-3-22
隔絶- 世界世紀自由詩5*19-3-21
ドーナツ- mizunomadoka自由詩919-3-21
short_wake_and_long_sleep- mizunomadoka自由詩219-3-20

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